最近これは日本酒か?という感じのキレイでおしゃれな瓶の日本酒が多くなってきてます。
その代表的なものがスパークリング日本酒、発泡性日本酒ではないでしょうか。
スパークリング日本酒
だいぶ前になりますが、テレビで盛んにCMが流れていた「澪(みお)」。
これがスパークリング日本酒では有名でご存知の方も多いのではないでしょうか。
そのCMにはあの女優の杏さんが出ていました。
世界的に有名な俳優渡辺謙の娘さんですね。
水しぶきが飛び散る中を、杏さんがこの澪を持って宣伝していました。
このスパークリング日本酒、最近ではいろいろなメーカーや蔵元が販売するようになりました。
どんな人が飲んでるの?というと、対象になるのが日本酒とはあまり縁がないというか、あえて飲まない女性。
年代的には20代・30代がメインでしょうか。
普段はカクテルやチューハイなど軽いお酒を飲んだり、頼んだりするタイプ。
スパークリング日本酒、今はコンビニやスーパーなどでも多く見かけるようになってきていますね。
もうこれは日本酒か?という味わいときれいな瓶とラベルが印象的。
シュワシュワしていて飲み口もさわやかなので、乾杯などにはピッタリ。
オススメのスパークリング日本酒
そんな巷に多く出回るようになってきたスパークリング日本酒の中で、今回ご紹介するのは埼玉県の蔵元、釜屋が造る「発泡純米酒 ゆきあわ」です。
この釜屋、埼玉県の加須市騎西にある創業 1748年(寛延元年)の蔵元です。
中山道の宿場町のあった現在の地に、近江商人であった創業者の釜屋新八が、米つくりが盛んで利根川水系の豊富な水、それと中山道・日光街道という大きな街道があり、また江戸にも近い地の利を生かした創業しました。
埼玉県で日本酒を造っているの?と疑問に思うかもしれませんが、実は清酒の出荷量が全国第5位のお酒どころ。
利根川と荒川という大きな川があるので、お酒つくりに欠かせないお水が豊富。
そしてお米どころでもあります。
さてこの「発泡純米酒 ゆきあわ」、容量は300mlの小柄でスリムなすりガラスの瓶。
ラベルはさわやかなエメラルドブルーに白い泡がキラキラしているデザイン。
ラベルの紙質は和紙なので、手ざわりが少しザラザラしているけれど、趣があります。
友達同士で集まる時、お花見やホームパーティやランチ会、などにこの「発泡純米酒 ゆきあわ」を持っていくと、おっ?!と注目されることうけあいです。
オススメの飲み方は、良く冷やして最初の乾杯の時に、小ぶりなグラスで飲むと場が盛り上がって楽しい時間のスタートが切れるのではないでしょうか。
発泡純米酒 ゆきあわについて
さてこのお酒の原材料とアルコール度数をみてみます。
ジャンルは清酒(発泡性)で、国産のお米と米麹からできています。
*清酒は日本酒の一種で、米と麹で醸造したもろみというものを濾した、にごりのないお酒のことです。
アルコール度数は8パーセント。
他のものに比べて高いですが、普通の清酒よりは低い度数。
清酒はだいたい15〜16度くらいの間なので、かなり低いです。
なぜ他のスパークリング日本酒より高いかというと、本格的な造り方をしているからです。
他のものだと、炭酸ガスを加えてシュワシュワさせるものが多いですが、この「発泡純米酒 ゆきあわ」は瓶内二次発酵という造り方をしています。
簡単にいうと、フランスのシャンパンやスパークリングワインと同じ作り方。
瓶の中にお酒を造るときの酵母が入っていて、それが活発に活動して炭酸ガスが発生する、というものです。
この酵母が瓶の中に入っていても、体には悪いものではないのでご安心くださいね。
さて肝心な味わいです。
まずお酒を開けます。
スクリューキャップなのでひねりながら開けると。
香りはほんのりフルーツのような甘くさわやかな香り。
フタを開けると瓶の中でお酒がもうシュワシュワしています。
グラスに注ぐと、キメの細かい泡が印象的にピチピチと弾けます。
一口飲んでみると、あの日本酒特有の香りというものがなく、ほんとにやさしい口当たり。
味わいは甘酸っぱさが強く感じ、まるですっきりと飲める飲むヨーグルト、といった感じ。
それでいてキリッとした炭酸ガスがあるので、後口がひつこくなくキリッと後口が引いていきます。
日本酒、と最初に言わなければシャンパンかスパークリングワインと間違えるでしょう。
それほど泡のキメが細かく力強くてすっきりしています。
飲み方としては良く冷やして召し上がってください。
冷やすことで炭酸ガスのキリッとした感じが引き立ちます。
日本酒の香りが苦手、味わいが苦手という方にはぴったりです。
また普段と違うものが飲みたいんだよなぁ、という人にオススメします。
「発泡純米酒 ゆきあわ」に合うおつまみは?
何より、合わせるおつまみとかおかずの選択肢が広がるので、とても重宝するのがこのスパークリング日本酒です。
食前酒として、食中酒として。
お肉料理・魚料理、濃いめの味付けの食事やおつまみによく合います。
オススメは油であげるコロッケや唐揚げ。
唐揚げを食べるとどうしても口の中がベタベタしてしまいがち。
そこに炭酸の効果での中がさっぱりして、油を取りさってくれます。
また、魚のマリネなどもぴったりな組み合わせです。
「発泡純米酒 ゆきあわ」はどこで買える?価格は?
まとめ
「発泡純米酒 ゆきあわ」の詳しいデータなど:
製法:発泡性純米清酒
精米歩合:68%
アルコール度 :7度
容量 :300ml
IWC 2014 SAKE部門 スパークリングの部 SILVER受賞
はじめずポイント: