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姿勢・ゆがみ

加齢からくる変形と診断された膝が曲がらない原因と対処法

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年齢が上がれば上がるほど、膝の痛みで悩まされる方は多くなる傾向にあります。

正座をすること自体が減ってきていることで、「膝が痛くて曲げられない」ということに気づくまでに時間がかかってしまっています。

膝は、座ったり、立ったりする時や歩く時に、最もよく使い、負担がかかる関節です。

死ぬまで、生活の質を高いままで維持したいなら、必ずケアをしておきたい重要な関節になります。

この膝が曲がらなくなってしまう原因と対処法について紹介します。

膝が曲がらなくなる原因

膝の関節の構造は、太ももの骨(大腿骨)、スネの骨(脛骨)、膝のお皿(膝蓋骨)からなり、その関節を周りの靭帯や筋肉で支えています。

平地を歩いている時にでさえ、体重の約3~7倍の負荷がかかります。

体重が1㎏増えるごとに平地歩行で3kg、階段の昇り降りになると7㎏の負荷が増加します。

立つだけで負担がかかりますので、痛みが出やすく、生活に支障が起きやすいという点でも、膝の痛みを軽く考えないほうが良いと言えるでしょう。

痛みが出る原因は動作時の体重の負荷だけではありません、他にも、加齢による筋力の低下、体重の増加により膝への負担、O脚、X脚などの変形があります。

変形性膝関節症

加齢とともにリスクが高くなる「変形性膝関節症」があります。

変形性膝関節症は、関節の変形に伴い、膝の軟骨がすり減ったり、周囲の筋肉を傷めてしまうことが原因で、膝に痛みが出てしまう疾患です。

変形性膝関節症は、40代から変形が始まり、50代、60代になるにつれ、痛みが悪化し、歩行にも影響が出てしまいます。

またホルモンバランスの変化の関係で、男性より女性のほうが発症率が高く、閉経後に骨粗鬆症がはじまると一気に症状が進みやすくなります。

症状としては、痛み、腫れ、膝が曲がらないなどがありますが、それぞれが段階的に重症化していくのが大きな特徴です。

変形性膝関節症の症状の特徴

まず、痛みについて。

初期の症状は、「椅子から立ち上がるとき」や「歩き始めるとき」に痛みを感じます。

症状が進むにつれ、階段の昇り降りや曲げる角度も浅くなり、痛みで、正座ができなくなることもあります。

次に腫れについて。

初期から中期の頃までは、関節内に水が溜まってしまいます。

この「水」は、関節内の炎症を抑えるための、自然治癒力の賜物ですが、溜まりすぎると痛みがひどくなったり、曲げられなくなってしまいます。

変形しても、必ず水が溜まるわけではないので、腫れがないからといって、症状が軽いというわけではありません。

曲げ伸ばしは、膝が徐々に硬くなっていくため、正座はもちろんできなくなりますし、膝が伸びきらないので歩く姿勢もバランスが悪くなります。

自身でもケアを

変形関節症を含め膝痛は、自分で防ぐことも重症化を阻止するための一つのケアです。

その方法は、体重のコントロールと膝を支える筋力の増加です。

先ほどもお伝えしました、体重が1㎏増えるだけで階段の昇り降りで7㎏もの余分な負荷が膝にかかってしまい、膝関節の軟骨や半月板も傷みやすくなります。

健康診断で肥満と診断された方、最近体重が気になりはじめた方は、ダイエットをして体重を減らすことが必要になります。

加齢による筋力低下も膝関節痛の敵です。

ただし、変形性膝関節症を発症する方が増える40~50代の方が、若い頃と同様の筋トレを行うのは身体的にも体力的にも厳しいです。

なので、体に合わせて負担が少ない方法を選ぶようにすると良いです。

体重の減量ができて、膝の負担も少なく、筋力アップが期待できる方法としてオススメになるのが、プールでのウォーキングです。

水中の浮力が膝への負担を軽くすることができます。

プールが近くにないという方は、お風呂に入ったときに浴槽内で膝の曲げ伸ばしをするのも効果が期待できます。

まとめ

膝痛からの脱却を考えるなら、まず体重を見直してみましょう。

肥満の状態であれば、ダイエットをして体重を減量するようにしましょう。

体重を減らしていくことで、膝への負担が減り、痛みが軽減していきます。

あとは、適度な運動やストレッチ、マッサージなどが効果的になります。

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zenyodo