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不登校

【文科省調べ】学校へ行きたい子供の34%が「不登校」になる原因

この記事を読んでわかることは次の1つのこと

食事、栄養の不足が不登校の原因となる

33.5%以上の中学3年生が不調や起きれないを訴える現状

文科省による中学生3年生を対象にした調査では次のような結果が出ています。

○ 不登校の主な継続理由は、以下のとおり。
「無気力でなんとなく学校へ行かなかったため(43.6%)」
「身体の調子が悪いと感じたり、ぼんやりとした不安があったため(42.9%)」
「いやがらせやいじめをする生徒の存在や友人との人間関係のため(40.6%)」
「朝起きられないなど、生活リズムが乱れていたため(33.5%)」
「勉強についていけなかったため(26.9%)」
「学校に行かないことを悪く思わないため(25.1%)」

文科省:「不登校に関する実態調査」 ~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版)http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1349956.htm

この割合は2013年から年々増加しています。中学校1校あたりの生徒数は減少しているけれども、不登校の割合がどんどん増えているという異常な傾向です。

不登校を引き起こす「体調不良」の原因とは?

上記の文科省の調査結果によると不登校の原因として「無気力」「体調不良」「生活リズムの乱れ」などが多くを占めています。そのほかにはイジメや学習面などの問題もあります。当然、解決しないといけない問題ですが、そういったことがないにも関わらず、不登校に陥ってしまう根本的な原因を考えないといけません。

そのもっとも大きな原因が「栄養」です。

栄養の欠乏と不登校

福山大学の研究結果では、調査対象が少ないものの「食事形態と不登校との間には一定の関係があった」とされています。塾などで通うために夕食が早くなり、塾からの帰宅が遅くなり、夜更かしをして、空腹になり寝る前にインスタントラーメンやジャンクフードを食べる機会が増える。塾通いでジュースや菓子パンやお菓子などの間食も増える。食事と生活数巻の乱れと不登校には密接な関係があるとしています。

福山大学「不登校児の 食事形態に つ い て」

このように、朝起きれない、体調不良などの理由で不登校になっている子供の食事形態は保護者が考える以上に、粗悪なものに偏ってしまっていることがあります。

成長期、思春期だからこそ正しい栄養を

不登校がもっとも増えるのは、中学校です。そして男子生徒よりも女子生徒に多い傾向があります。この時期は体の成長、変化に良質は栄養が必要になります。女性の場合は特に生理周期もあり、特定の栄養が不足してしまいます。
良質な栄養を摂取できないと体調だけでなく、成長にも大きな影響を与えてしまいます。

一般的には、思春期の子供にもっとも必要な栄養素はタンパク質です。次にエネルギーとなる脂質、そして、代謝を活発にするビタミンとミネラルになります。女性の場合は、鉄の不足も問題になります。

子供の成長に必要な栄養素

タンパク質
脂質
ビタミン
ミネラル
鉄(特に女性)

おにぎりやパン、お菓子、インスタントラーメンなど、これらは全て炭水化物です。そのほとんどが糖質(デンプン)です。明らかに、良質な栄養素が不足してしまいます。さらに炭水化物はどの栄養素よりも早く消化されてしまいます。その消化の際に、脂質やタンパク質の消化や代謝に必要なビタミンやミネラルも使い切ってしまいます。

なので、大量に炭水化物を摂取しながら、タンパク質や脂質を摂取してもうまくエネルギーや体のパーツとして使われなくなってしまいます。
結果として、ホルモンのバランスが崩れたり、脳へ血流や栄養が行き渡らなくなってしまいます。

栄養とメンタルケアで頭も体もスッキリ!楽に朝起きれるように

朝起きれない原因は「自律神経のバランスの乱れ」です。低血圧も頭がぼーっとする、体がなんとなく重いなどの症状は自律神経がオンにならないといけない朝に、オフの状態のままでいます。
自律神経はストレスや些細な心配事でも乱れてしまいます。

思春期で成長期にある子供にとって、良質な栄養が摂取できないことは多大なる「ストレス」になってしまっています。結果的に、自律神経がうまく調節できなくなってしまい「起きれない」状態に陥ってしまいます。

時間が経って、自律神経のオフからオンにすることができるようになる午後からは元気になります。午前中はゴロゴロ起きれないので、夜遅くまで起きるようになってしまいます。先ほども述べましたが、中学生になるとほとんどの子供が塾へ通います。それが親を少し安心させる結果にもなりますが、朝起きれない、学校行けない、夜更かしするという悪循環を生んでしまっています。

体調不良を訴えているのであれば、早急に栄養の改善をするようにしてください。不登校だけでなく、成長にも影響が出てしまう前に。

まとめ

不登校の中学生の34%以上が体調不良、朝起きれないことが原因。学校自体を嫌っているというわけでありません。
薬に頼るだけではなく、まず、朝起きれるように生活習慣を見直してあげることが最速最短で、お子さんが元気に登校している姿をみる唯一の手段です。

そのためにはジャンクフードなどは極力食べさせない。必要な栄養素を積極的に取り入れる。

必要な基本の栄養

タンパク質
脂質
ビタミン
ミネラル
鉄(特に女性)

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。