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鍼灸治療 減薬・断薬

甲状腺機能亢進症と鍼灸治療:杉本接骨鍼灸院のアプローチ

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甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起こる疾患です。この疾患に苦しんでいる多くの方が、動悸、体重減少、強い疲労感、汗が止まらないなど、日常生活に支障をきたす症状に悩んでいます。

特に女性では、月経不順や無月経などの影響もあるため、ホルモンバランスの乱れが大きな問題となります。

杉本接骨鍼灸院では、東洋医学に基づく鍼灸治療を提供し、甲状腺機能亢進症に伴うさまざまな症状を緩和することを目指しています。

本記事では、甲状腺機能亢進症の基本的な理解と、それに対する当院の鍼灸治療や、漢方、食事療法などの包括的なアプローチについて詳しく説明いたします。

甲状腺機能亢進症とは?その症状と原因

甲状腺ホルモンは、体内の臓器を正常に機能させ、成長やエネルギー代謝を調整する重要な役割を持っています。しかし、甲状腺機能亢進症ではこのホルモンが過剰に分泌され、体がエネルギーを無駄に使いすぎる状態になります。これにより、次のような症状が現れることが多いです:

  • 動悸(心臓がドキドキする)
  • 発汗過多(大量の汗をかく)
  • 体重減少(食べても痩せていく)
  • 疲労感(休んでも疲れが取れない)
  • 月経不順(月経周期が乱れる)

これらの症状は、特に女性にとっては生活の質を大きく低下させる原因となります。また、バセドウ病が原因となることが多く、その特徴として眼球突出や甲状腺の腫れが見られる場合もあります。

東洋医学的視点から見る甲状腺機能亢進症

東洋医学では、甲状腺機能亢進症を「陽」の症状と捉えます。

これは、体内のエネルギーバランスが崩れ、特に陽気(熱や活動性を象徴する気)が過剰に働いている状態です。これにより、次のような五臓のバランスの崩れが考えられます:

  • 心の気:心臓のドキドキや不安感、精神的な不調
  • 肝の気:血液の循環不良や月経不順
  • 腎の気:体力や骨の健康、成長に関わる不調

これらのバランスが崩れることで、全身にさまざまな不調が引き起こされるのです。

鍼灸治療による甲状腺機能亢進症へのアプローチ

杉本接骨鍼灸院では、甲状腺機能亢進症に対する治療において、鍼灸を中心としたアプローチを行っています。鍼灸治療は、体の「気・血・水」のバランスを整え、過剰な「陽の気」を抑えることで症状を緩和します。

具体的には、以下の経穴(ツボ)を用いた治療を行います:

  • 合谷(ごうこく):体全体の気の流れを整える
  • 天突(てんとつ):喉の気の流れを調整し、甲状腺に働きかける
  • 風府(ふうふ):頭部の気の流れを改善
  • 築賓(ちくひん):エネルギーバランスを調整
  • 曲池(きょくち):熱を冷まし、体の炎症を抑える
  • 三陰交(さんいんこう):ホルモンバランスを整え、婦人科系の問題を改善
  • 太衝(たいしょう):肝の気を整え、精神的な安定を促す

これらのツボに鍼や灸を施すことで、ホルモンバランスを正常化し、症状の緩和を図ります。また、治療の進行に合わせてツボの選定を調整することで、個々の症状に合わせたオーダーメイドの治療を提供します。

漢方や食事療法による補完的な治療

甲状腺機能亢進症の治療では、鍼灸だけでなく、漢方薬や食事療法も重要な役割を果たします。当院では、患者様の体質や症状に応じて、以下のような漢方薬を取り入れることがあります。

  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう):体内の炎症や熱を抑える効果があり、甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑制する作用があります。
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):心身の安定を助け、神経の興奮を抑える作用があります。
  • 逍遥散(しょうようさん):ホルモンバランスを整え、精神的なストレスを軽減します。

また、甲状腺機能亢進症における食事療法では、栄養バランスを整えることが重要です。エネルギー消費が激しいため、特に以下の栄養素を積極的に摂取することが推奨されます。

  • タンパク質:筋肉や臓器の修復を助けるため、魚、卵、大豆製品などからの摂取が効果的です。
  • ビタミンD:骨や免疫機能を維持するために重要です。日光浴や魚類、きのこ類から摂取できます。
  • ミネラル(亜鉛、セレンなど):甲状腺ホルモンの代謝を助ける役割があり、ナッツやシーフードから摂取可能です。

また、甲状腺の過剰活動を鎮めるために、カフェインや辛い食品は控えることが推奨されます。

治療期間と来院のペース

甲状腺機能亢進症の治療は、患者様の症状や生活習慣により異なりますが、一般的な治療の流れは次の通りです。

  • 初期治療:週に1回のペースで鍼灸治療を行います。体内のバランスを整え、症状の緩和を図ります。
  • 症状安定後:症状が安定し始めたら、2週間に1回、または月に1回のペースで通院していただきます。

治療の効果は個々の体質や生活習慣によって異なりますが、症状が改善し、体調が安定するまでには数か月を要することが一般的です。また、症状が安定した後も定期的なメンテナンスが重要です。

まとめ

甲状腺機能亢進症は、日常生活に大きな影響を与える疾患ですが、東洋医学の視点からは「気・血・水」のバランスを整えることが重要です。

杉本接骨鍼灸院では、鍼灸治療に加えて漢方薬や食事療法を組み合わせた包括的な治療を提供し、患者様一人ひとりに最適なケアを行います。鍼灸治療による自然なアプローチで、甲状腺機能亢進症の症状を緩和し、生活の質を向上させるお手伝いをいたします。

症状にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。