免責事項この記事には広告が含まれます

栄養

過食は意志の弱さじゃない|自律神経の乱れと整体・鍼灸の科学的アプローチ

広告

過食は意志の弱さじゃない|自律神経の乱れと整体・鍼灸の科学的アプローチ

「お腹はそこまで空いていないのに、つい食べ続けてしまう」「甘い物や炭水化物が止まらない」―― こうした過食(食べ過ぎ)は、単なる“意志の問題”として片付けられがちです。ですが実際には、ストレスや睡眠不足、 体の緊張が続くことで自律神経が乱れ、食欲のコントロールが効きにくくなるケースが少なくありません。 この記事では、過食と自律神経の関係を整理しながら、整体や鍼灸がどこに働きかけ、どう役立つ可能性があるのかを 科学的な知見を踏まえて解説します。

過食と自律神経:なぜ「止まらない」が起こるのか

自律神経は、心拍・血圧・体温・呼吸・消化などを無意識に調整するシステムで、交感神経(緊張・活動)と 副交感神経(休息・回復)がバランスよく働くことで、体も心も安定します。 ところが、慢性的なストレス、睡眠不足、長時間のスマホやPC、姿勢不良による筋緊張などが続くと、 交感神経が優位になりやすく、体が“戦闘モード”から抜けにくくなります。

この状態が続くと、次のような流れが起こりやすくなります。 (1)緊張が続く → (2)回復のスイッチが入りにくい → (3)脳が手っ取り早い報酬(甘味・高脂質)を求める。 つまり、過食は「食べ物で落ち着こうとする」自然な防御反応として起こることがあるのです。

科学的に見た「過食を招きやすい状態」

1)ストレス反応と食欲

ストレスがかかると体内ではストレスホルモン(代表例:コルチゾール)が増え、血糖の変動や気分の揺らぎが起こりやすくなります。 その結果、強い空腹ではなくても「何か食べたい」「口を動かしたい」という衝動が出ることがあります。 特に甘味や脂質は脳の報酬系を刺激しやすく、短期的に気分が落ち着く一方で、習慣化しやすいのが特徴です。

2)睡眠不足は“食欲のブレーキ”を弱める

睡眠が不足すると、食欲に関わるホルモン(満腹に関わるレプチン、空腹に関わるグレリンなど)のバランスが崩れやすくなり、 「食べたい」が強くなったり、満腹感が弱くなったりします。さらに眠気やだるさを補うために、 砂糖やカフェインに頼りやすくなる点も、過食の引き金になります。

3)自律神経と消化機能

副交感神経は消化・吸収を促す方向に働きますが、交感神経が強い状態では消化がスムーズに進みにくくなります。 すると、胃腸の違和感や便通の乱れが起こり、体は「栄養が足りていない」と誤認しやすくなります。 その結果、必要以上に食べてしまう…という悪循環が起こることがあります。

整体・鍼灸が過食に“直接効く”のではなく「引き金を減らす」

ここは大事なポイントです。整体や鍼灸は「過食を魔法のように止める」治療ではありません。 ただし、過食を引き起こしやすい土台――過緊張、睡眠の質の低下、不安感、胃腸の不調――に対して 介入できる余地があります。科学的には、自律神経の状態は心拍変動(HRV)などでも評価され、 リラクゼーションや疼痛軽減が副交感神経活動を高める方向に働く可能性が示されています。

鍼灸:自律神経・ストレス反応へのアプローチ

鍼灸刺激は末梢から中枢へと入力が入り、痛み・不安・緊張に関わる神経回路や内分泌系に影響を与えうると考えられています。 研究では、鍼治療が不安感や睡眠、消化器症状などに関連する指標の改善を示す報告があり、 「食べ過ぎの背景にある“落ち着かなさ”」を下げる補助として期待されます。 また、胃腸の不快感が強い方では、みぞおち周辺の緊張や呼吸の浅さが絡むことが多く、 呼吸が整うことで衝動的な食行動が落ち着くケースもあります。

整体:姿勢・呼吸・筋緊張を整えて回復モードへ

猫背や巻き肩、首・胸郭の硬さが強いと呼吸は浅くなり、交感神経優位を助長しやすくなります。 整体では、首肩~背中~肋骨周りの過緊張を緩め、呼吸の入るスペースを作ることで、 「常に力が入っている状態」をほどきやすくします。結果として睡眠の質が上がり、 日中のストレス耐性が改善すれば、過食の頻度や量が減りやすくなります。

セルフケア:施術効果を“過食の現場”につなげる方法

1)「食べる前の30秒」呼吸リセット

食べる直前に、鼻から4秒吸って、口から6~8秒吐く呼吸を3回。 これだけでも緊張が少し下がり、衝動的な食行動に“間”が生まれます。

2)タンパク質と食物繊維を先に

空腹感が強いときほど、いきなり甘い物に行くと血糖が乱れやすくなります。 まずはタンパク質(卵・魚・肉・豆腐など)と食物繊維(野菜・海藻・きのこ)を先に入れるだけでも、 その後の食欲が落ち着きやすくなります。

3)「睡眠の確保」は最強の食欲調整

過食が続く方ほど、まずは睡眠時間と就寝前の過ごし方の見直しが重要です。 寝る前のスマホ時間を減らし、入浴や軽いストレッチで体温と呼吸を整えると、 自律神経の回復スイッチが入りやすくなります。

注意点:医療機関の受診が必要なケース

過食が「頻回でコントロール不能」「自己誘発嘔吐や極端な制限を伴う」「急激な体重変化」「強い抑うつや希死念慮がある」 といった場合は、摂食障害や他の疾患が関与している可能性があります。 その場合は、整体・鍼灸はあくまで補助として、医療機関(心療内科・精神科・内科など)との連携が重要です。

まとめ:過食は“体の状態”から整えると変わりやすい

過食は、意志だけで止めようとしてもうまくいかないことがあります。 自律神経の乱れ、ストレス反応、睡眠不足、呼吸の浅さ、胃腸の不調―― こうした土台を整えることで、過食の引き金は減らしやすくなります。 杉本接骨鍼灸院では、整体で体の緊張と姿勢・呼吸を整え、鍼灸で自律神経のバランスに働きかけ、 「食行動が乱れにくい状態」づくりをサポートします。 まずは、あなたの過食が起きやすい時間帯・状況(疲労、ストレス、睡眠、空腹)を一緒に整理するところから始めましょう。


院情報

杉本接骨鍼灸院
大阪府八尾市恩智中町1-35-1-103
072-943-6521

関連記事

免疫事項

  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。