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鍼灸治療 減薬・断薬

動脈硬化に効果的なツボ

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動脈硬化に対する鍼灸治療の効果を高めるために、特定のツボを刺激し、循環を改善することが有効とされています。

動脈硬化に効果があるとされるツボと施術の方法、およびそれらの根拠について説明します。

動脈硬化に効果的なツボ

曲池(きょくち)

場所: 肘の外側、肘を曲げた時にできる横じわの外端に位置する。

効果: 血流を促進し、体内の老廃物を排出する作用があり、動脈硬化の予防に役立ちます。また、免疫力を高め、炎症の抑制にも有効です。

足三里(あしさんり)

場所: 膝の外側、膝蓋骨の下から指4本分下がったところ。

効果: 血行を良くし、代謝を促進するツボです。消化器系の機能を高め、全身の気血の巡りを整える作用があり、血液循環を改善する効果があります。

太渓(たいけい)

場所: 内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。

効果: 腎経に属するツボで、体のエネルギーを強化し、老化や虚弱を防ぎます。血液の循環を改善し、体内の水分代謝を整える働きがあるため、動脈硬化の予防に役立ちます。

内関(ないかん)

場所: 手首の内側、手のひらを上に向けた時に、手首の横じわから指3本分上がったところ。

効果: 心臓をはじめとする循環器系の機能を高める作用があり、動脈硬化の予防や改善に効果が期待できます。また、ストレスを軽減し、自律神経を整える役割もあります。

鍼灸施術の方法

ツボへの鍼治療

鍼で上記のツボを刺激することで、気血の流れを整え、血管の柔軟性を改善します。

特に、曲池、足三里、太渓、内関は、動脈硬化に対する循環の改善に重要なツボとされており、これらに対する鍼刺激は血液循環を促進し、動脈の硬化を防ぐ効果が期待できます。

灸(お灸)治療

灸は、ツボに熱を加えて血行を促進し、体の冷えを改善する方法です。足三里や太渓のツボに灸を施すことで、内臓機能の活性化や新陳代謝を高め、血流の改善に役立つことが多いです。

動脈硬化予防のために、適度な温灸治療を取り入れることが推奨されています。

全身の気血調整

鍼灸では局所の治療だけでなく、全身の気血の流れを改善することが基本です。

動脈硬化の患者に対しては、全体のバランスを整える治療も併用し、全身の血行改善を目指します。ストレスの管理や自律神経の調整も重要なポイントです。

根拠と出典

東洋医学におけるツボ治療と血行促進

東洋医学では、体内の「気」と「血」の循環が健康の基盤とされており、ツボを刺激することで気血の流れを改善し、血管の硬化を防ぐ効果があるとされています。

出典: 『黄帝内経』(中国最古の医学書)では、経絡とツボの働きが詳細に記され、特に動脈硬化に関連する循環器系の病気に対する治療法としても利用されてきました。

臨床研究における鍼灸の効果

近年の研究では、鍼灸治療が血管の弾力性を改善し、血流を促進する効果が報告されています。特に、動脈硬化や高血圧などの循環器系の病気に対する効果が注目されています。

出典: Wang et al., "Acupuncture as a complementary therapy for cardiovascular disease: A systematic review of randomized controlled trials," Journal of Traditional Chinese Medicine, 2020.

Wu et al., "Effect of acupuncture on vascular endothelial function in patients with coronary artery disease," Acupuncture in Medicine, 2018.

現代医学における鍼灸のメカニズム

鍼灸が自律神経系を通じて血管の収縮と弛緩を調節し、動脈の弾力を保つ働きがあることが現代医学でも解明されています。

鍼刺激が交感神経と副交感神経をバランスよく調整し、血管を保護する効果があることが確認されています。

出典: Ulett et al., "Neurobiology of acupuncture analgesia," Brain Research Bulletin, 1998.

これらのツボと鍼灸の治療法は、動脈硬化の予防や症状の緩和に役立つと考えられており、東洋医学と現代医学の両方からその有効性が支持されています。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

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