現代社会ではストレスの原因となるものが多すぎます。
デジタル化が進んで、いやでも他人から干渉を受けることになったり、通信手段が劇的に変化したことによりコミュニケーションの仕方などストレスから逃げることは不可能かと思います。
大げさかもしれませんが、ストレスを発散、軽減するべきものを食べ物の求めるのは自然かもしれません。
「GABA」を含む商品をコンビニなどで見かけたこともあるかもしれません。
GABA とはγアミノ酪酸のことで人の体内に存在する天然アミノ酸のひとつで、抑制性の神経伝達物質です。
集中力の増加や脳の興奮を抑えたり、リラックスをもたらしたりする働きをしています。
最近では GABA を含む商品が数多く売られるようになりました。
そういった商品の特徴もやはり日常的なストレスの軽減をうたっています。
今回の記事ではGABAの働きとそれを含む商品の紹介とレビューをします。
GABAとは?
GABA は血液脳関門を通過することができません。
脳脊髄液に有害物質が入らないようにするための関所のことです。
血液と脳脊髄液との間の物質交換を制御するバリアの役割をしています。
例えば脂肪酸はこの血液脳関門 を通りませんが、ケトン体は通れます。
つまり、GABAを口から摂取したとしても、脳の中に入り込むことができません。
そのための効果を得るためには、脳内でGABAが作られるようにする必要があります。
そこで重要なのかビタミン B 6です。
GABAはグルタミン酸から作られますが、この時にビタミンB6が補酵素として働きます。
GABAはこの「グルタミン酸」というアミノ酸とバランスを取っています。
脳内でGABAの方がグルタミン酸よりも働きが強ければ、精神が安定し、ストレスにも勝てます。
しかし、逆に、グルタミン酸の方がGABAよりも強くなればイライラしてストレスに負けて様々な症状が出てしまいます。
GABAが直接脳に反応を与えないけれども、経験的にGABAを摂取すればリラックスするというのであれば、GABA自体が末梢神経に作用しているか、他の物質に変わって抗ストレス作用を発揮していると考えられるそうです。
GABA は天然のアミノ酸なのでトマト、アスパラガス、かぼちゃ、メロン、きゅうり、みかん、なすなどの野菜や果物に含まれます。
また最近では発酵食品であるキムチからGABAを効率よく生産できる乳酸菌が発見されました。
これを利用してチョコレートなどのお菓子、コーヒーなどの飲料に含めた商品が多く出回るようになりました。
GABAの集中力を高める作用により余計なことを考えないという効果を狙っています。
それによりストレスがかかっても余計なことを考えずに、仕事や家事でのイライラや眠りにつけないということを軽減するというものです。
GABAを含む商品
グリコ「メンタルバランスチョコレート GABA」
グリコ「GABA」は機能性表示食品です。ミルク味とビター味があります。
グリコ「GABA」は「ストレス社会で闘うあなたに」というキャッチコピーが前面に押し出されています。
まさしく、GABAの抗ストレス作用そのものですね。
味はどちらも美味しくいただけます。
1日の摂取量が5粒程度(約10g)と目安が決められているのは、消費者目線でポイントが高いですね。
5粒に含まれる糖質量は5.3g程度ですので、一日に摂取するには問題ないと思います。
ダイエット中の方は少し注意が必要。
お薬のようにすぐに効果が上がるというものではありませんが、GABAの効果を理解しながら食べることでリラックス効果も実感できると思います。
森永乳業「GABA au lait」
「GABA au lait」にも2種類あります。
コーヒーとチョコレート味。
こちらも「ストレス社会に」という打ち出しです。
コーヒーの方の味はカフェオレを想像すると少し残念な感じがします。
ミルク感がほとんどありません。酸味というか苦味が強いコーヒーです。
糖質量は400ml中に13.2gですので、甘みは十分あります。
チョコレート味の方はカカオは70%配合されているせいか、しっかりとチョコを感じられます。しかし、そこまで濃厚でもないです。
糖質量は400ml中に20.8gと糖質制限的には少し甘さが強いように感じました。
まとめ
他にもGABAを使った商品を見つければ追記したいと思います。
GABAの効果が発揮されれば、落ち着いて記事も書けるはず!!
「ストレス解消」というキーワードは現代社会に生きる人たちにとって切っても切り離すことができないと思います。
GABAのように実際に効果が明らかになっているものがあるとありがたいですよね。
糖質を抑えることが前提なので、ぜひそういう商品も開発してもらいたいと思います。