歩くのが辛いおばあちゃんを見て、外反母趾のテープの巻き方を勉強
外反母趾を放置しておくと、足だけでなく、膝、股関節、骨盤、腰、背骨、猫背、首、頭痛と全身に影響を与えることは、火を見るより明らかですよね。
「そんな外反母趾の施術をしよう!」と考えたのは、3年前に亡くなったおばあちゃんがひどい外反母趾で苦しんでいたのを見るに見かねてのことでした。
普段から腰痛や肩こりの治療はしてあげていたんですが、ひどい外反母趾をわかっていたものの何もすることができずに放置していました。そのせいもあり、膝や股関節の痛みがなかなか取れずにいました。
ある時外反母趾の治療を専門に行なっている先生と出会い、全てのノウハウを教えてもらうことができました。その方法とは以下のようなテーピングです。このテーピングをすることで、おばあちゃんの外反母趾を矯正することができ、膝痛や股関節痛だけでなく腰や肩のこりまで、それまでとは格段に軽くなりました。
おばあちゃんには小さい頃からたくさん遊んでもらいましたので、少しでも恩返しができたかなと、お葬式の時に思いました。
おばあちゃんの場合は、外反母趾がひどくなるまで放置していたので、テーピングなども週に一回変えていかないといけない状況でした。しかしそこまでひどくなる前に治療をさせてもらえば、もっと早く良くなるはずです。
先ほども言いましたが、足の痛みだけでなく、膝や股関節、腰の痛みまでに影響を与えてしまいます。
もしあなたが、なかなか治らない痛みを抱えているのであれば、ご自身の足元を一度確認してみてください。外反母趾があればその痛みの原因は足元から来ている可能性がかなり高い。
いかに外反母趾について簡単に説明しましたので、よろしければ目を通してください。
外反母趾の症状とは?
外反母趾とは「整形外科」の教科書によると、足の親指が小指側に変形したもので、その角度が15度以上曲がっている状態です。親指の変形の角度が30度以上だと、うちのおばあちゃんのように、膝、股関節、腰、首など全身に影響を与えてしまいます。
外反母趾自体に痛みがなくても、膝の痛みや腰の痛みに変わってしまいます。
外反母趾の種類は全部で5つ!
外反母趾の種類
①靭帯性外反母趾
②仮骨性外反母趾
③混合性外反母趾
④ハンマートゥ外反母趾
⑤病原性外反母趾
①靭帯性外反母趾(開帳足)
足の骨を支えている靭帯が緩んでしまうことで、足のアーチが崩れてしまいっています。特に足の横幅が広がってしまいます。親指が大きく小指側に曲がってしまいます。
②仮骨性外反母趾
足の親指の付け根が出っ張っているものを言います。親指自体の変形は大きくないものが多いですが、付け根の骨が膨隆してしまっている状態です。
親指が地面につかなくなっている場合が多く、片足で立てないなどがあれば要注意。
③混合性外反母趾(最多)
①と②の外反母趾が同時に起こっているもので、もっとも多く見られます。特に30代以上の女性にもみられます。20代でも外反母趾は起こってしまいますが、そのほとんどがこの混合性です。
④ハンマートゥ
「トゥ」とは「足のつま先」のことで、足の指が長い人や、ハイヒールや革靴などつま先の狭い靴を長く履いている人に多く起こります。
足の指が曲がってしまったり、上を向きすぎているものをさします。
⑤病変性外反母趾
リウマチなど関節を破壊してしまう膠原病や軟骨が壊れてしまう病気などが原因で外反母趾が発生します。
病原性の場合は、根本的な病気の改善にはなりませんが、施術をすることで足の痛みなど軽減することが多いです。
外反母趾の最大の原因とは?
もっとも多い外反母趾の原因は、足裏への刺激不足です。
成長期や若い頃に、足裏への刺激が少ないと、いわゆる「扁平足」と言われる「足のアーチ」がない状態になってしまいます。「足のアーチ」が崩れてしまうと、足裏だけでなくふくらはぎなどの筋肉が弱ってしまいます。そうすると足全体の機能が低下してしまいます。
うちのおばあちゃんのように、痛みがなくても、片足で立てなくなってしまいます。
さらに、ハイヒールなどように先の細い靴や靴底が硬い靴を履いていると、足の靭帯が緩んだり、骨の変形が進んでしまいます。
外反母趾の対処法
外反母趾の種類を把握します
親指も小指もそうですが、全ての指が集まっています。これではきちんとしたアーチができません。
小指側に曲がってしまった親指を広げます。
親指側に曲がってしまった小指を広げます。
潰れてしまった横アーチを作ります。
こんな感じで仕上げます。
テーピング以外にも、踵(かかと)の骨を整えたり、ふくらはぎや足底の筋肉を整える施術をいたします。合計で30分くらいです。他、腰痛などの施術はオプションとなります。
上記の外反母趾の種類を判断した上で、外反母趾の専用のテーピングを施します。1、2度のテーピングでよくなることは期待しないでください。
しかし、3、4回の施術(1ヶ月程度)で痛みが軽減します。外反母趾の変形の重さにより、施術ペースをご提案します。ゆくゆくは月に2度ペースで通っていただくことが多いです。
テープをすると、足つぼマットが意外と痛くない!
施術料金
1回 6,500円(税別)
回数券
24回 132,000円 (有効期限10ヶ月)
20回 116,000円 (有効期限8ヶ月)
15回 91,500円 (有効期限6ヶ月)
腰痛、膝痛治療などは別途料金がかかります。
重症度によりますので、ご来院時にお問い合わせください。