女性ホルモンのバランスを整えるための食事は、どのようなものを選べばよいのでしょうか。
バランスの良い食生活を意識し、多様な食材を適切な量で取り入れることが基本です。
心と身体の健康が、女性ホルモンの正常な分泌を支える鍵です。特定の食材だけで、ホルモンバランスが整うわけではありません。
誤解のないように注意しましょう。
食事の際に大切なのは、必要な栄養素を均一に、適量で摂取すること。
また、適切な体重(BMI)を保持することも大切です。過度な太りすぎや、やせすぎはホルモンの均衡を乱し、生理不順や排卵の問題を引き起こすことが考えられます。
<バランスよく摂りたい8つの食品群>
肉、魚、乳製品、卵
これらは細胞や女性ホルモンの材料となるコレステロールをサポートする動物性タンパク質が含まれています。
動物性・植物性のタンパク質を適切なバランスで摂ることがおすすめです。
大豆食品
エストロゲンに似た作用を持つイソフラボンが含まれています。
青魚
DHAやEPAなど、体の生理機能をサポートする成分が豊富です。
野菜
様々なビタミンが含まれています。
海藻類
ミネラルや無機質が豊富で、カロリーも低いです。
きのこ類
食物繊維、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく取れます。
いも類
糖質を中心に、ビタミンやカリウム、食物繊維などが豊富です。
ゴマ・ナッツ類
ビタミンB群やビタミンEがバランスよく含まれていますが、脂質も多いので摂取量には注意が必要です。
まとめ
「バランスの良い食事」と聞いても具体的には分かりにくいかと思います。ですから、さまざまな食材を意識して摂ること、高カロリーのものは過度に摂らないようにしましょう。
30代後半以降、卵巣の機能が減退しエストロゲンの分泌が低くなるため、イソフラボンを多く含む大豆製品や、骨の健康をサポートするカルシウムが豊富な小魚や乳製品などを推奨します。食物繊維も忘れずに摂りましょう。