「ミネラルの重要性と代謝の役割」 ミネラルは、微量であっても体にとって不可欠な役割を果たしています。
十分なミネラルが不足すると、身体の動きが鈍り、疲れやすくなることも。
適切なミネラル摂取で、健やかな日常を実現しましょう。
何が「ミネラル」なのか?
ミネラルは、炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、食物繊維と並ぶ基本栄養素の一つで、しばしば「無機質」とも言われます。例として、カルシウムやマグネシウムが挙げられます。
これらは骨や歯の形成、神経伝達、細胞の機能向上など、私たちの身体の健全な機能を支える役目を担っています。
ミネラルの過不足は、身体に様々な影響を及ぼす可能性があります。
過剰摂取は、アレルギーや中毒の原因となることも。
ミネラルのバリエーション 必要なミネラルは16種類とされ、これらは「必須ミネラル」と称されます。
体内での存在量に応じて、主要ミネラル7種類と微量ミネラル9種類に分類されています。
【主要ミネラル】(7種類)
カルシウム・リン・カリウム・硫黄・塩素・ナトリウム・マグネシウム
【微量ミネラル】(9種類)
鉄・亜鉛・銅・マンガン・クロム・ヨウ素・セレン・モリブデン・コバルト
これらの必須ミネラルの多くは、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で摂取目安が示されています。
「代謝」とは何か?
代謝とは、摂取した栄養素を分解し、身体が必要とする物質へと変えるプロセスを指します。代
謝には、基礎代謝や新陳代謝、エネルギー代謝など様々な種類が存在します。免疫細胞も新陳代謝を通じてリフレッシュしています。
そして、これらの細胞が最適に機能するためには、清潔な血液の流れが不可欠です。また、免疫細胞間の情報伝達物質(サイトカイン等)の流れもスムーズでなければなりません。これらの役割を果たすためにも、各種代謝の円滑な機能が求められます。
代謝過程と「酵素」の役割
私たちの体の代謝は、栄養素の分解や合成に欠かせない「酵素」によって進行します。
体内で生成される酵素は、主に「消化酵素」と「代謝酵素」の二つに分類されます。
一日に体が生成できる酵素の量は一定で、病気や身体の修復が必要とされる時、代謝酵素が主に活動し、消化酵素の働きは抑制されることがあります。こ
れが、風邪を引いた際の食欲不振の原因とも言える自然な反応です。
そして、酵素の活動をサポートし、代謝を効率よく進めるための「補酵素」が存在します。これにはミネラルやビタミンが含まれます。
「補酵素」のサポート役=ミネラル・ビタミン
ミネラルとビタミンは、酵素の助け手として「補酵素」として働きます。ミネラルが不足すると、体の代謝はスムーズに行われず、体の機能が最大限に発揮されなくなります。
代謝を活性化させる簡単な方法としては、適度な運動や温浴が考えられます。
古くから、湯治での長期療養が行われてきたのも、その効果を実感できるからです。岩盤浴もおすすめですが、大量に汗をかくことで失われる水分やミネラルを適宜補給することが重要です。
代謝が活発になれば、補酵素の必要量も増加しますので、適切に補給を行うことが求められます。
ミネラルやビタミンは、体内では作り出すことができません。
そのため、外部からの摂取が必須です。日々の食事が基本ですが、現代の食生活ではミネラルが不足しがちです。そこで、安全かつ高品質なサプリメントでの補給も検討すると良いでしょう。