メンタル鍼灸の特徴
うつ病、自律神経失調症、生理痛、PMS・PMDDの対策として、当院では「メンタル鍼灸」を提供しています。
また、ストレスや過労からくる疲労回復にも有効です。
当院のメンタル鍼灸は、病気の表面的な症状ではなく、病気を引き起こす「気」の不均衡(虚、滞り、偏り)に注目し、根本からの治療を目指します。
これにより、「気」のバランスを整え、心身のエネルギーを高めることを目的としています。
メンタル鍼灸は通常の鍼灸と異なり、体の痛みや硬さを直接的な対象とせず、自律神経に焦点を当て、体と精神のバランスをサポートする「補気の鍼灸」を行います。
また、痛みの捉え方や生活習慣、ストレスマネジメントなど、トータルでのケアも特徴です。
男女のスタッフが在籍し、異性に対する不安を持つ方にも配慮した対応をしています。
メンタル鍼灸が取り扱うお悩み一覧
・抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系薬の減薬・断薬
・離脱症状(焦燥感、頭重、しびれ)
・生産性低下の原因(頭痛、偏頭痛、頭重感)
・女性特有の不調(PMS、PMDD、生理痛)
・うつ、双極性障害、不安障害
・パニック障害
・全般的な気力の低下
・食欲不振、吐き気、嘔吐
・体調不良全般
・TMS治療の効果強化
・休職からの復職支援
・線維筋痛症
お問い合わせは、こちらのフォームからどうぞ。
お薬の減薬・断薬・離脱症状に対するアプローチ
当院のメンタル鍼灸は、うつ病、不安、不眠などの症状に対して処方される抗うつ薬やベンゾジアゼピン系薬の減薬、断薬、それに伴う離脱症状への対応を得意としています。
① 減薬・断薬
- 減薬を希望する方へのサポート治療
- 症状の改善を目指し、減薬を容易に
- 「気」の流れを改善し、神経系のバランスを整え、減薬を促進
② 離脱症状
- 減薬・断薬に伴う離脱症状への対応
- 震え、痺れ、耳鳴り、知覚過敏、体痛などに対処
- ベンゾジアゼピン系の副作用、離脱症状の改善も可能
- 個人差はあるが、一気に断薬による強い離脱症状にも対応可
メンタル鍼灸の目的と手法
メンタル鍼灸の主な目的は、「気」の調整です。
「気」は身体全体を巡り、その温度を保ちます。上半身の「気」の過剰と下半身の不足は「冷えのぼせ」の状態、「上実下虚」と称されます。
健康な状態は「頭寒足熱」、「上虚下実」です。上半身の「気」過多は様々な不調を招き、下半身の不足は体調不良の原因に。
これらを「頭寒足熱」の理想的な状態へと導きます。
薬の減量・中断前 ─ 準備段階の鍼灸 ─
通常、医薬品は症状の緩和や改善のために利用されます。このため、体調が不安定な状態での急な減量や中断は、これらの症状を悪化させる可能性があります。鍼灸によって気のバランスを整え、睡眠トレーニングを含む自己管理により、心身の安定を図った上で、薬の減量や中断に取り組むことが大切です。
薬の減量について
薬の減量は、独断で急に行うのではなく、服用順序や適切な減量の手順を考慮する必要があります。急な中断は、離脱症状を引き起こしやすくなるため、医師の指導の下で慎重に進めましょう。鍼灸は、医薬品によってコントロールされていた症状のバランスを整えるのに役立ちます。
薬の減量・中断後の離脱症状
薬を減量または中断した後、しびれ、吐き気、頭痛、震え、不眠、気分の落ち込みなどの離脱症状が現れることがあります。これらは、鍼灸による気の補充で緩和することができます。
再発の予防
薬の減量や中断後、ストレスや過労、緊張が原因で症状が再発しないよう、鍼灸をメンテナンスとして定期的に利用することが効果的です。
鍼灸の適切なタイミング
鍼灸は、体の「気」の消耗度が低い時も高い時も、どちらの状態にも適応します。減薬、断薬、離脱症状だけでなく、過労、ストレス、緊張、筋肉のコリ、痛み、しびれ、不眠、うつ、欠勤、休職など、さまざまな状況での治療が可能です。
鍼灸治療の流れ
1.問診票の記入
初めての方は、問診票を記入し、詳細なお話をお伺いします。
2.着替え
※男性はショートパンツ、女性はショートパンツとTシャツまたはキャミソールをご用意ください。
3.東洋医学的診断(脈、腹部、舌)
全身の触診により、個々の体質や現在の状態を診断します。
※触診が苦手な方は、事前にお知らせください。
4.鍼灸治療
全身の触診から得た診断に基づき、根本的な治療を行います。
※施術箇所は個人の状態によって異なります。
5.アフターカウンセリング
一人一人の悩みや体質に合わせ、全体の診断結果に基づいてカウンセリングを行います。