変形性膝関節症で手術後に日常生活で気をつける7つのこと
膝の痛みを取りたくて手術をしたのに今が痛い
炎症反応を抑えるために痛み止めを飲んでいるが効果を感じられない
術後に具体的な支持を受けていなくて困っている
変形性膝関節症と診断され、治療がうまくいかず手術を受けたにも関わらず、術後の経過が良くないというあなたのお悩みを解決するためにこの記事を書きました。
数多くの整形外科でリハビリを担当した理学療法士さんである森さんにお話を伺いしました。
手術後に日常生活で気をつける7つのこと
手術後に日常生活で気をつける7つのこと
姿勢
自転車をこぐ
しゃがむ動作
着替え
お風呂
トイレ
エクササイズ
姿勢
正座やあぐらは人工関節に大きな負担がかかってしまうためできるだけ避けた方が良いです。
また足を組んだり急にしゃがみ込むような動作は人工関節が脱臼する恐れもあるために注意が必要です。
自転車をこぐ
平坦な道を自転車で移動することは可能です。しかし坂道を登る時には、人工関節に大きな負担がかかってしまい、耐久年数が縮む恐れがあります。
坂道を自転車で登る際には降りて押すようにしましょう。
しゃがむ動作
家事で掃除などの時に、しゃがみ込む動作でも人工関節に負担がかかってしまいます。
床を拭く際にはモップを使ったり、下にあるものを上に持ち上げたりする際には、出来るだけ膝を曲げないようにするか、片足だけに体重がかからないようにしましょう。
さらにスーパーでのお買い物でも、カゴではなくショッピングカートを使ったりすることで、膝への負担が軽減できます。
10キロ以上の荷物を持つことは避けた方が良いです。
着替え
ズボンや靴下を履く際にはどうしても片足立ちになってしまいますこの際には人工関節に思わに大きな負担がかかってしまうことがありますこれを避けるために椅子に腰を掛けて着替えるようにしましょう
足を入れる順番は手術した足から、脱ぐ際にはその逆です
お風呂
浴室の周りはとても滑りやすくなっていますので、滑り止めのためにマットを祝などして対策をしましょう。
浴槽の出入りも手術をしていない方の足を先に出し入れするようにしてください。
トイレ
最近は見かけなくなりましたが、外出先ではまだまだ和式トイレも多く存在します。
和式トイレは避けて洋式トイレを使うようにしましょう。
エクササイズ
走って急にストップしたり、左右への切り返しが多いサッカーやバスケットボール、テニス、さらには足を固定してしまうスノーボードやスキーのような運動は人工関節に大きな負担がかかりやすくなります。
破損の原因になりかねませんので避けるようにしましょう。
ウォーキングや水泳など人工関節に負担がかかりにくい運動を選ぶようにしましょう
術後の痛みが取れない際の治療の方針
多くの場合、人工関節の術後は、術前に感じていた膝の痛みが解消されます。
よって、日常生活の動きが激しくなりやすくなりますから、膝に負担がかかり痛みが発生することがあります。
動いた結果で痛みが起こる原因は、ひざ関節の周囲にある靭帯や筋肉にあることがほとんどです。
治療の方針としては痛みの原因になっている筋肉や靭帯へのアプローチになります。
治療の際に大事なのは膝周りだけでなく、背骨の柔軟性、骨盤の動き、足首の硬さも改善する必要があります。
まとめ
術後のリハビリで運動療法を受けていても、痛みが良くならないなら、人工関節の術後の膝の痛みの原因の多くは筋肉や靭帯にあることが多い。
悪化させてしまう動作の例として以下の7つをご紹介しました。
姿勢
自転車をこぐ
しゃがむ動作
着替え
お風呂
トイレ
エクササイズ
日常生活では上記のような動作に気をつけてください。
さらに痛みを解消するために、原因でやる筋肉や靭帯にきちんとアプローチして治療をしていきましょう。