栄養療法における血液検査の重要性とその内容について解説します。
一般的な健康診断では約20種類の検査項目があります。
栄養療法ではこれを上回る50~60項目を検査することで、より詳細な栄養状態の分析が可能になります。
さらに、個々の健康状態に応じて特定の検査項目を追加することもあります。
例えば、マイコプラズマの抗体検査などがそれに当たります。
栄養療法における血液検査の主な目的
以下の通りです:
- 栄養状態の過不足を見極める。
- 体内の代謝に関わる酵素活性を推測する。酵素活性が低いと、代謝に問題が生じやすくなることを意味します。
- ストレスの度合いを推定する。
血液検査には基準値が設定されていますが、これらの基準値が必ずしも健康の指標になるわけではありません。
つぎの記事では「血液検査の基準値が必ずしも健康の指標にならない5つの理由」について詳しくお話します。