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鍼灸治療

線維筋痛症に対する鍼灸治療院のアプローチ

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線維筋痛症(FMS)は、筋肉、腱、靱帯、その他の軟部組織に慢性的で激しい痛みを引き起こす疾患です。

この病気の特徴は、検査結果では異常が確認できないにもかかわらず、患者が強い痛みや不調を抱えている点にあります。

西洋医学では決定的な治療法が確立されていないため、鍼灸や漢方、栄養療法など、代替医療が注目されています。

杉本接骨鍼灸院では、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療プランを提案し、体の痛みだけでなく、心の健康もサポートする総合的なアプローチを行っています。

1. 線維筋痛症の原因と現状

線維筋痛症の原因は未だ明確には解明されていませんが、精神的ストレスが大きな誘因とされています。患者数は日本国内で約200万人とされ、その約8割が女性です。

特に中高年の女性に多く、自己免疫疾患との併発がしばしば見られます。症状は長期間続くため、患者の生活の質に大きな影響を与えます。

主な症状は以下の通りです:

  • 全身の筋肉や関節に耐え難い痛みが続く
  • 慢性的な疲労感
  • 睡眠障害、不眠、浅い眠り
  • うつや不安などの精神的症状
  • 関節のこわばりや動きにくさ
  • 消化器系の不調や過敏性腸症候群
  • 月経不順、耳鳴り、むずむず脚症候群などの不定愁訴

これらの症状は、天候やストレス、気圧の変化によって悪化することがあり、特に雨の日や寒さによる症状の増悪が報告されています。

2. 鍼灸治療によるアプローチ

線維筋痛症は、筋肉の緊張と心のストレスが相互に影響しあって症状が悪化します。そのため、当院では、全身のバランスを整え、心身ともにリラックスできる治療を重視しています。

鍼灸治療の主な効果:

  • 筋肉の緊張緩和:特に、首や背中の筋肉(後頭下筋群、胸鎖乳突筋、僧帽筋など)に焦点を当て、首肩こりの改善に努めます。これにより、体の痛みだけでなく、全身のエネルギーの流れを整えます。
  • 精神安定効果:百会、四神総、神庭、大椎、身柱など、精神的なリラックスを促すツボを活用し、ストレスを和らげます。これにより、精神的な不安やうつ症状の軽減も期待できます。
  • 全身のバランス改善:鍼灸治療は、単なる症状の緩和に留まらず、体全体のエネルギー(気)の流れを調整します。これにより、慢性的な痛みが和らぎ、全体的な健康状態が向上します。

杉本接骨鍼灸院では、定期的な治療により、痛みの改善だけでなく、再発予防にも取り組んでいます。

3. 漢方療法による内側からのケア

線維筋痛症の症状は、体の内側からのケアも重要です。漢方療法は、東洋医学に基づいたアプローチで、体のバランスを整え、痛みや不調を軽減する手段として用いられます。

特に、ストレスが原因で気や血の流れが滞り、体に負担がかかっている場合、漢方薬は有効です。

代表的な漢方処方:

  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):精神的な緊張を緩和し、体の痛みやこわばりを和らげます。ストレスが原因の筋肉緊張に効果的です。
  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう):筋肉の痙攣や痛みを和らげる効果があり、筋肉痛や関節痛の改善に役立ちます。
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん):特に女性に効果的な漢方薬で、ストレスによるホルモンバランスの乱れや月経不順の改善が期待できます。
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これらの漢方薬は、鍼灸治療と併用することで、体の内側から外側まで包括的にサポートします。

4. 栄養療法と食事改善の提案

食事は、線維筋痛症の症状管理において非常に重要な役割を果たします。特に、体内の炎症を抑える栄養素を取り入れ、筋肉や神経の健康をサポートすることが大切です。

線維筋痛症に効果的な食材と栄養素:

  • オメガ3脂肪酸:青魚(サーモン、マグロ)、亜麻仁油、クルミなどは炎症を抑える効果があり、痛みの緩和に役立ちます。
  • ビタミンD:サバ、きのこ、卵黄などに含まれ、免疫系をサポートし、筋肉の健康を保ちます。
  • マグネシウム:ナッツ類や緑の葉物野菜(ほうれん草など)は、筋肉の痙攣を和らげ、リラックス効果を高めます。
  • 抗酸化食品:ベリー類、緑茶、クルミなどは、細胞の酸化ダメージを防ぎ、全身の炎症や疲労を軽減します。

また、加工食品や過剰なカフェイン、アルコールは症状を悪化させる可能性があるため、これらを控えることをお勧めします。

食事改善の例:

  • 朝食にオメガ3を含むサーモンやアボカドを取り入れる
  • 緑茶やベリー類をスナック代わりに摂取
  • 加工食品を避け、新鮮な野菜や果物を積極的に取り入れる

これらの栄養療法は、筋肉と関節の健康をサポートし、日常生活での痛みを軽減する助けになります。

5. 日常生活でのセルフケアとストレス管理

線維筋痛症の症状は、日常生活の中で適切なセルフケアを行うことで大きく緩和することができます。当院では、治療と並行して、日常生活で実践できるセルフケアの方法を指導しています。

ストレッチと運動:

  • 柔軟性を高める軽いストレッチを日常的に行うことで、筋肉の緊張を和らげます。
  • ヨガや軽いウォーキングなど、体に負担をかけずにできる運動も推奨されます。これにより、血行が促進され、体の痛みが緩和されます。

呼吸法と瞑想:

  • 深呼吸や瞑想を取り入れることで、日々のストレスを軽減し、心身のリラクゼーションを図ります。呼吸を意識し、心を落ち着けることで、筋肉の緊張も和らぎます。

温熱療法:

  • 温かいお風呂や温湿布を使って体を温めることは、血行を促進し、痛みの緩和に効果的です。特に冷えによる症状悪化が見られる場合には、毎日の入浴を心がけましょう。

最後に

線維筋痛症は、体と心に深い影響を与える慢性的な疾患ですが、適切な治療と生活改善により、症状を効果的に管理し、日常生活の質を向上させることが可能です。

杉本接骨鍼灸院では、鍼灸治療、漢方、栄養療法、セルフケア指導を組み合わせた包括的なアプローチで、患者様一人ひとりの健康をサポートしています。

長年痛みに苦しんでいる方へ、ぜひ一度ご相談ください。

当院のベテラン鍼灸師が、あなたの健康と生活の質向上に全力でサポートいたします。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。