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鍼灸治療 自律神経 減薬・断薬

自律神経失調症の鍼灸治療について

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自律神経失調症は、現代のストレス社会において多くの方が悩む病態です。

当院では、これまで数多くの患者様を診療してきたベテラン鍼灸師が、東洋医学の知識を駆使して丁寧に治療を行っております。

自律神経失調症にお悩みの方に向け、鍼灸治療の効果やその他の治療法について、詳しくご紹介いたします。

自律神経とは?

まず、自律神経の基本的な働きを理解することが、自律神経失調症を理解する第一歩です。自律神経は、交感神経と副交感神経から構成され、私たちの体内リズムを調整しています。心拍数、呼吸、消化、体温調節など、無意識に行われる体の機能を制御しています。具体的には次のような働きをしています。

  • 交感神経優位:体を活動モードにする神経で、ストレスや緊張、仕事のパフォーマンスを高めるときに働きます。
  • 副交感神経優位:リラックスモードにする神経で、休息や回復、リラクゼーションが必要なときに活躍します。

これらの神経がうまく切り替わらない状態、つまりバランスが崩れると、自律神経失調症が発生します。

自律神経失調症の主な症状

自律神経失調症は、非常に多様な症状を引き起こします。以下は、当院で診察される患者様によく見られる主な症状です。

  • 頸部や肩の凝り
  • 不眠(多夢や途中で目が覚める)
  • 頭痛
  • 動悸
  • 眩暈(めまい)
  • 立ちくらみ
  • やる気の低下
  • イライラや憂鬱感

これらの症状は、一つだけでなく複数が同時に現れることが多く、日常生活に大きな支障をきたすことも少なくありません。

自律神経失調症の主な原因

自律神経失調症の原因は多岐にわたりますが、主な要因としては以下のものが挙げられます。

  • 生活リズムの乱れ:特に不規則な睡眠や食生活の乱れが、自律神経に大きく影響します。
  • ストレス:仕事や家庭、社会的なプレッシャーが慢性的に続くと、交感神経が常に優位となり、自律神経のバランスが崩れます。
  • ホルモンバランスの乱れ:特に女性は、ホルモンの変化(思春期、更年期など)が自律神経に影響を及ぼしやすいです。
  • 生まれつき過敏な体質や感情表現の苦手さ:生まれつきの要因も無視できず、ストレスへの耐性が低い方が自律神経失調症に陥りやすいとされています。

現代医学的治療法

自律神経失調症に対して、一般的な現代医学では次のような治療法が採用されています。

  • 薬物療法:症状を緩和するための抗不安薬や抗うつ薬が処方されることが多いです。
  • カウンセリング:心理的なサポートを提供し、ストレスマネジメントを図ります。
  • ホルモン療法:特に女性ホルモンのバランスが関与している場合、更年期障害の治療としてホルモン療法が行われることもあります。

鍼灸治療によるアプローチ

東洋医学的なアプローチでは、自律神経失調症に対して体全体のバランスを整えることを重視します。当院の鍼灸治療では、特に次のポイントを意識して治療を進めます。

  • 四肢末端に鍼を刺すことで、副交感神経を優位にし、リラックスを促します。
  • 問診・望診・切診(脈診・腹診)・聞診といった東洋医学の総合的な診察手法により、患者様一人ひとりの体調を細かく把握し、それに基づいて施術を行います。
  • 免疫力と自然治癒力の向上を目指す全身治療を実施しますので、薬物治療とは異なり、副作用のリスクがなく安心です。

女性と自律神経の関係

自律神経失調症は、特に女性に多く見られる病態です。その理由の一つは、女性ホルモンと自律神経がどちらも大脳の視床下部によってコントロールされていることにあります。

特に、ホルモンバランスが崩れる思春期や更年期には、自律神経失調症のリスクが高まります。

更年期においては、卵巣機能の低下に伴いホルモンバランスが大きく変動するため、多くの女性が自律神経の不調を感じやすくなります。当院では、鍼灸治療によってホルモンバランスを整え、さらに体全体の調和を図ることで、更年期症状の緩和にも貢献します。

漢方と食事療法による補助的治療

当院では、鍼灸治療だけでなく、漢方や食事療法のアドバイスも行っています。自律神経失調症の改善には、体全体のバランスを取ることが大切です。東洋医学では、心身の状態を整えるために以下の漢方薬や栄養素を推奨しています。

  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):疲れやすい、気力がないといった症状の改善に効果的です。
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):ストレスや緊張を和らげ、自律神経のバランスを整えます。
  • 帰脾湯(きひとう):心身の疲労感、不安感、睡眠の質の向上をサポートします。

また、栄養面では以下のことを心がけることが大切です。

  • ビタミンB群やマグネシウム:これらの栄養素は、神経の働きをサポートし、ストレスに対する抵抗力を高めます。
  • 亜鉛や鉄分:不足すると、疲労感や集中力の低下につながりますので、バランスの良い食事を意識しましょう。
  • 和食中心の食生活:和食は、自然な形でミネラルやビタミンを摂取できるため、自律神経の働きを整えるのに適しています。

来院ペースと改善の目安

自律神経失調症の治療には、個々の体質や症状に応じた柔軟な対応が必要です。当院では、症状の度合いや経過に応じて来院ペースを決めていきます。

  • 初期の集中治療:週に1~2回のペースで治療を行い、徐々に体調を整えていきます。
  • 症状安定後のメンテナンス治療:状態が改善してきたら、2週間に1度程度のメンテナンスを行い、再発予防と体調管理を行います。

改善までの期間は、症状の重さや患者様の生活習慣によって異なりますが、早期に治療を開始することで、より早く症状の緩和を図ることができます。

最後に

杉本接骨鍼灸院では、患者様一人ひとりの状態を丁寧に診察し、体質に合ったオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。自律神経失調症に苦しむ方々が、より快適な生活を取り戻すためのお手伝いをさせていただきます。

鍼灸治療と併せて、漢方や食事療法にも目を向けることで、心身のバランスを整え、長期的な健康を維持しましょう。

どうぞお気軽にご相談ください。皆様の健康を全力でサポートいたします。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。