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検査で異常なしの「手足のしびれ」──自律神経の乱れと整体・鍼灸でできること(科学的根拠を踏まえて)

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検査で異常なしの「手足のしびれ」──自律神経の乱れと整体・鍼灸でできること(科学的根拠を踏まえて)

「手足がジンジンする」「ピリピリする」「力は入るのに違和感が続く」。整形外科や神経の検査を受けても大きな異常が見つからず、原因がはっきりしないしびれに悩む方は少なくありません。こうしたケースでは、構造的な神経障害だけでなく、自律神経のバランス(交感神経と副交感神経の切り替え)が関与していることがあります。

まず大前提:しびれは「危険な病気」のサインのこともあります

本題に入る前に重要な点です。しびれは自律神経の乱れで起こることもありますが、脳・脊髄・末梢神経の病気が隠れている場合もあります。次のような症状がある場合は、鍼灸や整体より先に医療機関での評価が優先です。

  • 急に片側の手足がしびれる、ろれつが回らない、顔のゆがみ
  • 力が入らない、歩けない、急な視力障害や激しい頭痛
  • 排尿・排便の異常、会陰部のしびれ
  • 発熱や強い痛みを伴う、がん治療中、糖尿病のコントロール不良

「検査で異常なし」のしびれに、自律神経が関わる理由

自律神経が乱れると、体は常に“緊張モード”になりやすくなります。すると、次のような経路でしびれが生じやすくなります。

  • 血流の偏り:交感神経優位が続くと末梢血管が収縮し、手足の循環が落ちやすくなります。
  • 筋緊張:首・肩・胸郭周りの緊張が強いと、腕神経叢周辺の圧迫や、絞扼(締め付け)が起こりやすくなります。
  • 呼吸の乱れ:不安や過緊張で呼吸が浅くなると、過換気傾向から手足がしびれることがあります。
  • 痛み・感覚の過敏:ストレスで脳の感覚処理が過敏になり、「違和感」を強く感じやすくなることがあります。

鍼灸が「自律神経」に働きかける科学的根拠

鍼灸は、ツボ刺激を介して中枢神経・末梢神経の調整に影響しうることが研究されています。自律神経機能の指標としてよく用いられるのが心拍変動(HRV)です。HRVは交感神経・副交感神経のバランスを反映する指標の一つで、鍼刺激がHRVに変化をもたらしうることを示す研究やレビューがあります(ただし研究条件により結果はばらつきます)。

例えば、鍼刺激がHRV指標に変化を与えた報告があり、ツボや対象者の状態によって反応が異なる可能性も示唆されています。こうした知見は、鍼灸が“リラックス方向”へのスイッチを助ける可能性を考える上で参考になります。

参考:鍼灸とHRVの研究・レビュー(例:Chungらの報告、鍼灸とHRVに関する系統的レビュー)

「しびれ」そのものに対する鍼灸のエビデンス(末梢神経症状の領域)

“検査で異常なしのしびれ”は原因が多様なため、研究も一つにまとめにくいのが現実です。一方で、末梢神経障害に伴うしびれ(感覚異常)については、鍼灸の臨床研究が進んでいます。

  • 糖尿病性末梢神経障害:鍼治療を一定回数行う臨床試験が報告され、症状改善の可能性が検討されています。
  • 抗がん剤誘発末梢神経障害(CIPN):偽鍼や通常ケアと比較した臨床研究があり、痛み・しびれ等の症状改善が検討されています。

これらは原因が明確な“神経症状”の研究ですが、しびれの一部には共通するメカニズム(神経の興奮性、局所循環、痛覚・感覚の処理)が関わります。したがって、検査で異常が見つからないタイプであっても、自律神経の調整+局所の緊張・循環の改善という観点で鍼灸が役立つ可能性があります。

整体でできること:姿勢・呼吸・緊張の連鎖を切る

しびれが「首・肩・胸郭の緊張」「呼吸の浅さ」「睡眠不足」などとセットで出ている場合、整体の役割は明確です。ポイントは“強く揉む”よりも、神経が過敏になりにくい状態を作ることです。

  • 頸椎〜胸郭の可動性を整え、神経や血管周りの負担を減らす
  • 呼吸の質(横隔膜の動き)を改善し、過緊張を緩める
  • 睡眠・回復に必要な副交感神経が働きやすい環境を作る

杉本接骨鍼灸院での考え方:原因を「一つに決めつけない」

検査で異常がないしびれは、単一原因ではなく複合要因のことが多いものです。当院では、①自律神経(ストレス・睡眠・呼吸)②首肩や体幹の緊張③生活リズム(冷え・活動量)を同時に評価し、鍼灸+整体+セルフケアを組み合わせて負担の連鎖をほどく方針を取ります。

セルフケアのヒント(簡単で安全なもの)

  • 息を「長く吐く」練習:吐く時間を吸う時間より長くする
  • 首肩を温める:冷えでしびれが増悪する人は特に有効
  • 手足の軽い運動:指のグーパー、足首回し、ふくらはぎポンプ
  • 睡眠の優先度を上げる:就寝前のスマホ時間を短くする

まとめ

検査で異常が見つからない手足のしびれは、不安が強くなりやすい症状です。しかし、背景に自律神経の乱れ(緊張の持続)や、首肩・呼吸・血流の問題が重なっていることも少なくありません。鍼灸は自律神経指標(HRV)に影響しうることが研究され、末梢神経症状(しびれ)に対する臨床研究も進んでいます。整体は姿勢・呼吸・緊張の連鎖を整え、回復しやすい土台を作ります。つらいしびれが続く方は、危険サインの確認をした上で、体の状態に合わせたケアを一緒に組み立てていきましょう。


院情報

杉本接骨鍼灸院
大阪府八尾市恩智中町1-35-1-103
072-943-6521

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。