2000年を超える歴史を持つ中国古代の医学書「黄帝内経」は、2011年にユネスコの世界記憶遺産に指定された重要な文献です。 この書には、現代にもつながるお灸の治療法が記述されています。 お灸は、人体の特定のツボにもぐさ(よもぎの葉の裏の綿毛)を置き、点火することで、血流を促進し、自然治癒力を高め、様々な症状を改善します。 昔、体内の状況が見えない時代には、触れたり押したりすることで発見されたツボが、お灸の治療法の中核となりました。 このお灸は奈良時代に中国から日本に伝わり、明治時代に西洋医学が主流となるま ...