更年期のさまざまな症状の主な原因は、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」の減少によっておこります。
なので、論理的には減少したホルモンを補充すれば、症状は緩和されるはず!
なんですが、実際にはそう簡単にいかないことがほとんど。
更年期はホルモン以外にも変化が大きい
育児からの解放、仕事の責任、旦那さんの定年・再就職、親の介護など、更年期に差し掛かる頃には、人生において、精神的にも環境的にも、女性にとって大きな変化がほぼ同時進行になっちゃいます。
空の巣症候群
子どもが家を出たり結婚したりしたときに、憂うつや不安を感じることを「空の巣症候群」といいます。 子育てが終わって、子供が家を巣立っていったあたりからこの症状が出てくることが多いのでこう呼ばれます。
濡れ落ち葉
「払っても払ってもなかなか離れない」様子から転じて、主に定年退職後の夫が、特に趣味もないために、妻が出かけようとすると必ず「ワシも(付いて行く)」と言って、どこにでも付いて来る様子を指すようになった「濡れ落ち葉」状態。
介護
さらに、両親の介護も重なる時期でもあります。
夫の親、自分の親、体の自由が効かないようになり、サポートが必要になりますが、物理的にも経済的にも不安が大きくなります。
変化が大きいとストレスも強くなる
環境が大きく変化すると、ストレスが強くなり、眠れない、イライラする、うつなどを引き起こしてしまいかねません。
環境の変化は、症状を悪化させてこともあります。
まとめ
言い換えると、上記のような精神的、環境的な変化からのストレスを解消しないまま、ホルモン剤を服用しても更年期の症状は根本的に解決しない可能性があります。
だからこそ、更年期の女性のダイエットには長い時間をかけて、耳を傾けて、体調不良の原因を突き止め、減量方法、体調の改善を、個別に考えていく必要があります。
さらに、具体的な方法を試行錯誤しながら見つけることも必要になります。