子宮筋腫を悪化・再発させないための知
子宮筋腫は子宮にできるこ「コブ」のことです。
筋腫の信仰度合いにも種類があって、どんどん大きくなるケース、小さいけど数が増えるケース、何年も大きさが変わらないケースなどその人によって様々です。
子宮筋腫はどこにできるかによって症状や手術適応の基準が変わります。
1・子宮の筋肉内にできる筋層内筋腫
2・子宮の外側にできる漿膜下筋腫
3・子宮の内側にできる粘膜下筋腫
1・子宮の筋肉内にできる筋層内筋腫
まずは1の筋層内筋腫は筋肉内に筋腫があり、粘膜下筋腫に比べて、不正出血が起こりにくく、はっきりとした自覚症状が少ないために、検診などのエコーなどで発見されることがほとんどです。
子宮の内側に向けて大きく育った場合、内膜を圧迫して不妊の原因になることもあります。
2・子宮の外側にできる漿膜下筋腫
続いて、2の漿膜下筋腫は、子宮の外側にできるので10〜20cmほどまでに大きくなることがあります。
筋腫の重さが5キロにもなることがあります。
3・子宮の内側にできる粘膜下筋腫
子宮の内側に筋腫ができる3の粘膜下筋腫の場合は、生理で剥がれ落ちる内膜にできる筋腫です。
たとえ5ミリほどの小さな筋腫であっても、不正出血や月経過多の原因になってしまうので摘出手術を受けることが推奨されています。
着床の邪魔になってしまうので不妊の原因にもなります。
筋腫分娩
筋腫分娩といって子宮が筋腫を外に排出させようとし、分娩のような痛みを伴いながら筋腫を分娩することもあります。
粘膜下筋腫が更年期に起こりやすく、子宮に届く血液が減り、筋腫が剥がれてしまいます。
剥がれた筋腫は異物でしかないので、外に排出しようとします。
筋腫の治療について
基本的に筋腫は良性の腫瘍なので、日常生活に支障が出るような自覚症状がない限りは手術が勧められることは少ないです。
子宮筋腫の治療で一般的なのは、ピル内服か閉経療法。
どちらも希望しない場合は、3ヶ月から半年程度ごとの経過観察が選択されます。
筋腫が大きくなる原因の一つ
筋腫が大きくなる原因は、血液中のエストロゲンとされるので、ピルによって低エストロゲン状態にしたり、閉経療法でエストロゲンの分泌を抑制します。
エストロゲンは筋肉や肌、髪の毛、膣の状態を整えておくために重要なホルモンですので、ピルの内服や閉経療法は、肌が荒れたり、髪の毛の艶が悪くなったり、膣が緩んだりとデメリットも多いです。
治療のためにエストロゲンに分泌を押させることも必要ですが、ピルや閉経療法を中止した時に、筋腫が大きくならないように生活の改善も必要です。
気をつけたい生活習慣
エストロゲンの分泌は閉経するまで、続きます。
さらに糖質の過剰摂取によって、インスリンの抵抗性が上がり、エストロゲンなどの女性ホルモンのバランスを崩してしまう原因になります。
他にも運動不足、ストレス、骨盤の歪みなど生活習慣の乱れによって、ホルモンのバランスは崩れてしまいますので、正しい食事、運動、睡眠、ストレスケアを心がけましょう。