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こどもケア

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)16歳男子高校生【症例】

40代のお母さんと息子さん(16歳高1のバスケ男子)が一緒に来院

「中学の頃から足がムズムズして、寝付けない」という相談。

母親 Eさん 45歳 163cm 77kg

息子さん H君 16歳 175cm 65kg

カウンセリング

お母さんにも息子さんの成長にためもあるしダイエットを促すも、簡単にスルーされる。

食事の改善の必要性と実践してもらうまで、少し時間がかかりそう😀

バスケの練習や試合中に他の部員よりも息が切れるのが早いと指摘されている。

まだ1年なので、今後体力が着くと思っていたが、高校バスケになって7ヶ月続けてもあまり改善しない。

最近になって、息切れも足のムズムズも悪化している。

食事

母親が大の炭水化物好きのため、ほぼ毎食、パン、白米、麺類など一品のみに近い食事。

睡眠

ムズムズ症候群の症状があり、寝付きが悪く、眠りが浅い。

原因として考えられる病気

眠りたいのに眠れない状態を引き起こす一因に、レストレスレッグズ症候群(むずむず脚症候群または下肢静止不能症候群)があります。

症状は、主に足に何とも言えない不快を感じます。手にも症状を訴えることもあります。

なにもせず、じっとしているとひどくなることが多いです。

そのため、症状を抑えるためにムズムズの部分をさすったり、たたいたり、歩き回ったりします。

高齢者に多くみられる症状ですが、小児でも訴えるケースがあります。

小さいお子さんや障害のある場合では、症状がうまく伝えられず、保護者が、「子どもが落ち着きなく、騒いで寝ない」と訴えることもあります。

レストレスレッグズ症候群

原因は1つではなく、様々な要因が考えられています。

両親や親族に同様の経験をしていることも多く、遺伝的要因も示唆されています。

鉄欠乏性貧血や、腎不全による人工透析を受けている人に多くみられことから、血液中の鉄が欠乏していることも原因の一つとして考えられています。鉄分を補うことで症状が改善します。

睡眠薬は無効で、パーキンソン病に使う薬が有効な場合もありますので、専門の医療機関で、検査・治療を受けて下さい。

指導内容

食事を見直して、低糖、高タンパク質、脂質を摂取。

腸内環境を整えるために、腸内フローラ検査をしてもらった。

結果から、食物繊維、発酵食品などを選び食事に加えてもらった。

発作が起こった際には、かきむしったり、叩いたりせず、血流がよくなるマッサージを指導。

食事、運動、睡眠の関係を理解してもらい、生活習慣の改善努力を。

経過

通院3ヶ月あたりで、ほとんどの症状が消えつつある。

途中で、近くの病院にてフェリチン値を含めた血液検査を受けてもらうように勧めて、受診・結果待ち。

母親が大の炭水化物、甘いものが好きなので、元の食生活に戻る可能性があるので、再発の懸念あり。

16歳の息子さんにはバスケの練習のケア目的のために通院を続けるよう指導、経過観察を続けてます。(2021年12月)

その後、再発することもなく、母親も甘いものを控えている様子。血液検査は受けてもらえないまま、引き続き勧めておく。(2022年4月更新)

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。