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栄養

変形性膝関節症の痛みを和らげる:東洋医学の視点から見た5つのツボ

変形性膝関節症(Osteoarthritis of the knee)は、膝の関節軟骨が徐々に劣化し、骨同士が直接摩擦することで痛みを引き起こす一般的な疾患です。

多くの患者がこの疾患による痛みを緩和するために薬物療法や物理療法を行っていますが、近年では伝統的な東洋医学のアプローチ、特に鍼灸や指圧による治療法が注目されています。

本稿では、変形性膝関節症の痛みを緩和するとされている5つのツボについて、科学的根拠に基づいて詳しく解説します。

ツボとは何か?

「ツボ」とは東洋医学における治療法で、人体に存在する特定の点を刺激することにより、痛みを緩和したり身体のバランスを整えたりすることを目指す概念です。ツボの位置は経絡(体のエネルギーパスウェイ)上に存在し、これらを刺激することにより、体内のエネルギーの流れ(気の流れ)を調節するとされています。

科学的な視点から見たツボ療法の効果

科学的な研究が進むにつれ、ツボ療法が疼痛の緩和に効果があることが示されてきました。

特に、アキュパンクチャ(鍼療法)やアキュプレッシャー(指圧)は、膝関節症の痛みを緩和する治療法として認識されています。

これらの治療法が神経系や内分泌系に作用し、疼痛を抑えるホルモンや神経伝達物質の放出を促進することが示唆されています。

膝関節症に効果的なツボ5選

以下に、変形性膝関節症の痛みを緩和するとされている5つのツボについて紹介します。

ただし、これらの方法を試す前に医療専門家に相談することをおすすめします。

膝眼
「膝のお皿(膝蓋骨)」のすぐ下にある外側と内側のくぼみです。 内側を内膝眼、外側を外膝眼といいます。

照海 
内くるぶしのすぐ下にあります。 内くるぶしの一番高いところから親指の幅分だけ真下のくぼみ。

陰陵泉 
足の内くるぶしから骨の内側を真上に辿っていくと指が止まるところです。 丁度そのあたりで骨はカーブします。 膝下内側にある太い骨の真下あたりになります。

血海 
膝蓋骨(膝のお皿)の内側の縁を指3本分ほどあがったところ。

三陰交
くるぶしのいちばん高いところから、指の横幅4本分(3寸)膝寄りで、脛骨の骨の際にとる。気持ちいい程度の強さで刺激する。

厲兌
足の人差し指の外側の爪の付け根
にある

これらのツボは、鍼灸や指圧により刺激されると、痛みを緩和し、膝関節の柔軟性を改善するとされています。

ツボ療法の適用方法

ツボ療法の適用方法は鍼灸と指圧の2つが主流です。鍼灸は専門的な技術が必要で、通常は専門の医療従事者が行います。

一方、指圧は自己管理として自分で行うことが可能です。適切な圧力を適用し、特定のツボを刺激することで、膝の痛みを緩和することが期待できます。

ツボ療法の利点とリスク

ツボ療法の主な利点は、副作用が少なく、薬物療法と併用することができる点です。

また、自分で管理できるため、自己効力感を高めることも可能です。

しかし、鍼灸の場合、無菌性の保証された器具を用いなければ感染症のリスクがあります。

また、ツボの位置を間違えると効果が得られないだけでなく、場合によっては筋肉や神経を損傷する可能性もあります。

まとめ

東洋医学のツボ療法は、変形性膝関節症の痛みを緩和する効果的な補完的治療法と考えられています。

科学的な研究によってその有効性が次第に明らかにされてきていますが、これらの手法を試す前には、必ず医療専門家と相談し、適切な指導を受けてから行うようにしましょう。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。