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あなたは本当に高血圧のリスクを抱えていますか?

そもそも血圧とは?

血圧は、私たちの身体の中で血液が流れる際の力を示す数値で、健康をチェックする際に非常に頼りになる指標の一つです。この血圧は、心臓が力強く血液を全身に送り出す圧力を示しており、動脈がその圧力を柔らかく受け止めています。

そして、この血圧のバランスを整えているのは自律神経で、興奮とリラックスのバランスがとても重要です。

運動時の血圧に関して

「血圧は何度測っても違うのはどうして?」という疑問をよく耳にします。それは、私たちの身体が常に変わる環境に合わせて血圧を調整しているからです。

例えば、運動中は筋肉へ酸素や栄養を送るために心臓の動きや血液の流れが活発になり、自然と血圧が上昇します。

安静時の血圧について

しかし、休息時には心臓の動きも落ち着き、血液の流れも穏やかになります。これは身体がリラックスモードに入り、血圧が下がる自然な現象です。

しかし、このような調整がうまくいかない場合、高血圧や低血圧のリスクが高まります。

高血圧は深刻な健康問題を招く可能性が

血圧とは、その名の通り「体内の圧力」を示すものです。常に高い圧力を持続する心臓は、まるで過度な筋トレを行っているかのように働きます。この状態が長期にわたって続けば、心臓の筋肉は過度に肥大化します。

結果として、血液が流れるスペースが狭まり、動脈硬化や心臓の変形、さらには心臓弁膜症のリスクも増加します。高い血圧は、血管の内皮細胞にダメージを与えることが知られており、脳内出血のリスクも高まります。

また、動脈が硬化し、その柔軟性を失うと、圧力によるダメージが増大します。特に、大動脈瘤が破裂するリスクは増え、この状態からの回復は非常に困難です。

どうしたら良い血圧を保てるのか?

高血圧の基準として、日本高血圧学会は140/90未満(単位mmHg)を指摘しています。一方、最近「健康な人は147まで」という報道もありましたが、これは新しい提案としての位置づけです。適切な血圧の範囲については、古くから「年齢+90」という考え方もあるようです。

しかし、それぞれの生活背景や体格によって、最適な血圧は異なるとも言われています。
要するに、適切な血圧とは、極端に高すぎず低すぎない範囲を指します。血圧の変動や状態を把握するためには、日常的に測定し、その変化を医師と共有することが重要です。

自身の血圧管理のために心掛けるべきポイント

● 血圧は変動するものであると認識する
● 様々な状態での自分の血圧を把握する
● 測定結果に過度に反応せず、全体の変動パターンを理解する

あなたは本当に高血圧のリスクを抱えていますか?

血圧が適切でないと、体にはどんな影響があるのでしょうか。高血圧の症状として、動悸や息切れ、のぼせ、火照りが知られています。収縮期血圧(最高血圧)が140mmHg未満(※1)であっても、これらの症状が現れれば、高血圧の可能性を考えるべきです。

一度、病院での測定値が高いとされたからといって、必ずしも高血圧ではないかもしれません。白衣高血圧(※2)の可能性も考えられます。確かに緊張で血圧が上昇することは自然です。愛の告白をする前の血圧の上昇は、普通の反応です。

大事なのは、日常の血圧の変動を理解することです。

高血圧との診断を受けた際、動脈の硬化の状態を確認することが推奨されます。頸動脈超音波は動脈の状態を直接確認する手法で、一見して動脈硬化の程度を把握できます。他にもABI、CAVI、BCチェッカーなどの検査方法が存在します。

高血圧や心の問題で体調に不調を感じる場合、循環器内科の専門家と相談することが良いでしょう。

(※1) 日本高血圧学会のガイドラインで、収縮期140未満、拡張期90未満(単位mmHg)が基準血圧とされています。
(※2) 通常は血圧が正常なのに、病院や健診での測定時に高い数値を示すこと。

血圧を下げすぎてはいけません!

一方、血圧を降圧剤で過度に下げると、血流が滞りがちになります。もし体が「血圧を適切に保つべき」と判断している状態で、強制的に降圧剤で血圧を下げると、体調の異変が出ることも考えられます。具体的には、立ちくらみや体力の低下などの症状が現れ、脳梗塞を引き起こすリスクもあります。(薬剤の添付文書にも記載)

降圧剤を服用する際には、なぜそれが必要なのか、主治医としっかりと話し合ってください。単純に「血圧を下げるべき」という理由だけでなく、なぜ今、降圧剤を使用して血圧をコントロールすることが必要なのかを深く知ることが大切です。

農作物の中には、身体を守る抗酸化物質や必要なミネラルがたっぷりと含まれています。

高い血圧を健康的な状態で維持するための秘訣は何でしょうか?ひとつは、動脈硬化の進行を阻止することです。動脈硬化は、酸化された脂質が血管に蓄積する際に起こる問題点と関連があります。この酸化をコントロールすることは、抗酸化物質の摂取によって可能です。

抗酸化物質はどこに豊富かと言いますと、質の高い農作物に多く存在しています。

特に、野菜や穀物、種類のものや海藻には、抗酸化物質がたくさん含まれています。高価なサプリメントを買うより、同じ価格で質の良い食材を選んで摂取することが、身体にとって安全で経済的です。

生活にはメリハリが必要です!

別の視点からは、血圧を調整している自律神経のバランスが大切です。この自律神経は、心臓や血管の動きを制御しています。そして、そのためには日常のメリハリが大切です。朝にしっかりと起き、日中は活動的に過ごし、夜にはリラックスすることが理想的です。バランスの良い生活を心がけることで、自律神経の調子も整います。

また、自律神経の機能にはミネラルも関わっています。そこで、種類のものや天然の塩を積極的に摂取することがおすすめです。そして、このようなミネラルは、質の良い農作物や海藻にも豊富に含まれています。

適度な運動も大切ですが、注意点も…

運動は血圧の健康維持に有効ですが、その度合いが重要です。運動をすると、当然血圧は上がりますが、血液の流れが良くなるので血管も広がります。その結果、運動直後は血圧が下がります。しかし、これはあくまで一時的なもの。

寒冷にさらされると、血圧は再び上昇します。特に、高血圧の方は、血管の調整能力に制約があり、一気に血圧が上昇するリスクがあるため、注意が必要です。

「適度な運動」とは、心地よく汗をかく程度で、脈拍が130回/分を超えないようにすることです。自分の体調を確認しながら、適切な運動を選んで行うことが大切です。また、高血圧の方は運動とその後の血圧の変動を理解して、適切に対応することが大切です。運動前後や休憩時には、血圧を定期的に測定するようにしましょう。

健康な血圧を保つためには…

● 質の良い、栄養たっぷりの野菜を食べましょう!
 野菜や穀物、種類のものや海藻には、抗酸化物質やミネラルが豊富です。

● メリハリを持った生活を心がけましょう!
 日中は元気に過ごし、夜はリラックスして過ごす。

● 適切な運動をしましょう!
 運動の前後、休憩時にも血圧を確認することを忘れずに。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。