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逆子の鍼灸治療 — 杉本接骨鍼灸院のご提案

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逆子(骨盤位)は、多くの妊婦さんにとって不安の種となる状況です。

逆子が確認されると、帝王切開などの選択肢が考えられますが、できる限り自然分娩を希望される方も少なくありません。

当院では、鍼灸治療を通じて逆子の改善を目指す治療を行っており、妊婦さんと赤ちゃんの安全を第一に考えたケアを提供しています。

本記事では、逆子治療に関する鍼灸の効果や方法、栄養や漢方に関するアプローチについて詳しくご紹介します。

逆子(骨盤位)とは? 〜その危険性と頻度〜

逆子とは、胎児の頭が母体の上部にあり、骨盤側に臀部や足が向いている状態を指します。

妊娠初期や中期では、胎児が頻繁に動くため、逆子の状態はよく見られますが、妊娠30週頃には全妊婦さんの約30%が逆子であるとされ、

これが妊娠後期になると自然に5%程度に減少します。しかし、そのまま出産が近づくと、出産時のリスクが大幅に増加することがあります。

逆子の場合、自然分娩では頭が最後に出てくるため、分娩がスムーズに進まない危険性が高まり、場合によっては胎児の死亡率が2〜5倍にもなることが報告されています。逆子が確認された場合、医師からは帝王切開を推奨されることが多いですが、杉本接骨鍼灸院では、鍼灸による治療を通じて逆子の改善を目指すことが可能です。

鍼灸治療による逆子治療 〜その効果と施術法〜

逆子治療において、鍼灸は伝統的かつ安全な治療法として注目されています。特に妊娠28週から31週の間に鍼灸治療を始めると、高い成功率が期待できます。

この時期に治療を開始することで、胎児が自然に回転しやすくなるため、妊娠後期に入る前に逆子が改善されることが多いのです。

鍼灸治療の効果として、以下の点が挙げられます:

  1. 子宮の血流改善
    鍼灸によって母体の血流が促進されることで、子宮内環境が整い、胎児が回転しやすくなります。
  2. 筋肉の緊張緩和
    逆子の原因の一つとして考えられるのが、母体の筋肉の緊張です。特に腹部や骨盤周りの筋肉が硬くなると、胎児が回転しづらくなりますが、鍼灸によって筋肉の緊張をほぐすことができます。
  3. ホルモンバランスの調整
    鍼灸治療は、ホルモンバランスにも影響を与えることができ、特にリラックス効果が高いため、ストレスや緊張を感じている妊婦さんには効果的です。

杉本接骨鍼灸院で行う施術法

当院では、主に以下のツボを用いた鍼灸治療を行います:

  • 至陰穴(しいんけつ)
    足の小指の外側に位置するこのツボは、逆子治療に特に効果的とされています。鍼や艾灸(もぐさ灸)を用いて刺激を与え、子宮内の胎児の回転を促します。
  • 三陰交穴(さんいんこうけつ)
    足の内側のくるぶしから指四本分上の位置にあるこのツボは、婦人科疾患全般に効果があると言われ、子宮や卵巣の働きを助ける役割を果たします。

施術は、通常1~4回の治療で行いますが、妊娠31週を超えると、治療の成功率がやや低下するため、できるだけ早期の治療が望ましいです。また、当院では治療前後に「逆子体操」も併用して行い、胎児が回転しやすい状態をサポートします。

逆子体操の実践

逆子体操は、鍼灸治療と併用することで、胎児が回転しやすい環境を整えるための方法です。以下のような手順で行います:

胸膝法(きょうしつほう)

1 お尻を上げた状態で四つん這いになり、骨盤の位置を頭より高くする逆子体操です。

2 お尻を高く上げて四つん這いになる

3 両手はまっすぐ前に伸ばす

はじめは数分から慣れてきたら15分ほど行なう

終わったら急に立ち上がらずに数分間横になる

治療前後の体操
施術前後に1分程度行うことで、鍼灸治療と組み合わせてさらに効果を高めます。

漢方と食事療法の重要性

逆子治療には、鍼灸治療だけでなく、母体の体調や栄養状態も大きく関係します。当院では、鍼灸と併せて漢方や栄養指導を行い、逆子の改善をサポートします。

漢方の利用

漢方では、妊婦さんの体質や体調に合わせて調合された薬が用いられます。逆子治療に有効な漢方としては、冷えを改善し、血流を促進する「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」や、ストレスや不安を和らげる「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」などがあります。

これらの漢方は、鍼灸治療と相乗効果を発揮し、胎児の回転を促進する効果が期待できます。

食事療法

逆子の原因の一つとして考えられるのが母体の冷えです。冷えは血流を悪化させ、子宮内環境にも悪影響を与えることがあります。そのため、食事療法として、体を温める食材の摂取が重要です。

  • 体を温める食材
    ショウガ、ニンジン、ゴボウなどの根菜類、羊肉や鶏肉などの動物性タンパク質は体を温める効果があります。また、スープや味噌汁など温かい食べ物を積極的に摂取することが推奨されます。
  • 避けるべき食材
    冷たい飲み物や生野菜、甘いお菓子などは、体を冷やすため、できるだけ控えるようにしましょう。

注意事項と治療を受ける際のポイント

逆子治療は、安全で効果的な方法ですが、全ての妊婦さんに適応できるわけではありません。以下のようなケースでは、鍼灸治療や逆子体操が行えない場合があります:

  • 出血や腹痛がある場合
  • 頻繁なお腹の張り
  • 臍帯巻絡(さいたいけんらく)
    胎児の首に臍帯が巻き付いている場合。
  • 前置胎盤
    胎児が内子宮口の近くにいる状態。
  • 医師の指示や同意が得られない場合

このようなケースでは、鍼灸治療を行う前に、必ず医師と相談の上、安全を最優先に考えた対応が求められます。

まとめ

逆子治療は、妊婦さんにとって大きな不安を和らげるための重要な治療法です。杉本接骨鍼灸院では、鍼灸を用いた安全で効果的な逆子治療を提供しており、母体と赤ちゃんに最適なケアを行います。

早い段階で治療を開始し、鍼灸や逆子体操、食事療法を組み合わせてリスクを最小限に抑えましょう。ぜひ、安心してご相談ください。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。