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自律神経・東洋医学

八尾市|秋になると気分まで落ち込みやすい?2000年前の医学書「黄帝内経」と現代医学から考える秋の体調変化

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「暑さが少し落ち着いてきたのに、なぜか身体がだるい」
「秋になると気分が沈みやすい」
「夏より寝ているのに、朝から身体が重い」

9月から秋にかけて、こうした変化を感じる方は少なくありません。

気温が下がって過ごしやすくなれば、身体も楽になると思いますよね。ところが実際には、秋になると眠気、疲労感、やる気の低下、気分の落ち込みなどを感じる人がいます。

ここで興味深いのが、約2000年前から伝わる中国医学の古典「黄帝内経」です。

黄帝内経では、秋は夏と同じように活動を広げ続ける季節ではなく、身体も気持ちも少しずつ内側へ収めていく季節として考えられていました。

もちろん、2000年前の医学書に現代の「季節性うつ」や「セロトニン」という言葉が書かれているわけではありません。しかし、季節が変われば身体だけではなく心の状態も変化するという視点は、現代の研究と照らし合わせても非常に興味深いものがあります。

秋になると気分が落ち込みやすくなる原因

秋の大きな変化の一つが、日照時間が短くなることです。

夏至を過ぎると少しずつ昼間の時間は短くなり、秋になると朝晩の暗い時間が長くなっていきます。

人間の身体は、時計だけを見て生活しているわけではありません。朝の光や夜の暗さなどを手がかりにして、睡眠、覚醒、体温、ホルモン分泌などのリズムを調節しています。

この約24時間の身体のリズムが「体内時計」です。

米国国立精神衛生研究所では、秋から冬に症状が現れる季節性情動障害について、日照時間の変化に伴うセロトニンやメラトニン、体内リズムの変化などが関係している可能性を示しています。

つまり「秋だから気分が落ちるのは気持ちの問題」という単純な話ではありません。

光を浴びる時間、睡眠時間、起床時間、活動量などが変化することで、身体側から気分や眠気に影響することがあります。

秋に出やすい症状とは?

秋から冬にかけて体調が変わる方では、次のような状態が重なることがあります。

  • 朝なかなか起きられない
  • 寝ても疲れが取れない
  • 以前より眠る時間が長くなる
  • 日中も眠い
  • 身体が重く感じる
  • 甘いものや炭水化物が欲しくなる
  • 外出するのがおっくうになる
  • 集中しにくい
  • 気分が沈みやすい
  • 以前好きだったことを楽しめない

こうした症状が少しあるだけで、すぐに病気というわけではありません。

一方で、毎年ほぼ同じ季節になると強く症状が出る場合や、仕事・家事・人間関係にまで影響するほど気分が落ち込む場合には、季節性情動障害を含め、心療内科や精神科などで一度相談することも大切です。

放置するとどうなる?

「秋だから仕方ない」とそのままにしていると、生活のリズムそのものが崩れてしまうことがあります。

朝起きるのが遅くなる。
外へ出なくなる。
身体を動かさなくなる。
夜になっても眠れない。
さらに朝がしんどくなる。

このように、光を浴びる時間と運動量が減り、睡眠のリズムまで後ろへずれていくと、身体のだるさがさらに強くなることがあります。

また、強い気分の落ち込みが何日も続く、何をしても楽しめない、食欲や睡眠が大きく変わったという場合は、「自律神経の問題だろう」と自己判断だけで済ませないことが大切です。

セルフケア

セルフケア1 朝に光を浴びる

秋にまず意識していただきたいのが朝の光です。

起きたらカーテンを開けて、できれば屋外の光を浴びます。朝に明るい光が目に入ることは、身体に「朝が来た」と知らせ、体内時計を合わせる手がかりになります。

休みの日に昼近くまで寝てしまう方ほど、まず起床時刻を大きくずらさないことから始めてみてください。

セルフケア2 日中に少し身体を動かす

秋になると暑さが和らぐ一方で、夏の疲れから家の中でゆっくり過ごす時間が増える方もいます。

激しい運動をする必要はありません。10〜20分程度歩く、買い物へ歩いて行く、朝に軽く身体を動かすだけでも構いません。

日中に身体を使うことは、夜の睡眠リズムを作るうえでも役立ちます。

セルフケア3 秋は予定を詰め込みすぎない

ここは東洋医学の考え方も参考になります。

黄帝内経の「四気調神大論」では、秋について「使志安寧」「収斂神気」と記されています。

簡単に言えば、気持ちを穏やかにし、夏のように外へ外へとエネルギーを使い続けるのではなく、少しずつ内側へ収めていくという考え方です。

私はこの部分を、現代の生活に置き換えるなら、秋になっても夏と同じペースで無理を続けないということだと考えています。

仕事も家事も予定もいっぱい。夜までスマートフォンを見続ける。休みの日にも予定を詰め込む。これでは身体は季節が変わっても休む方向へ切り替わる時間がありません。

当院で大切にしている考え方

八尾市恩智中町の杉本接骨鍼灸院では、「秋だから自律神経が乱れています」と一言で決めつけることはしません。

同じ「秋になるとしんどい」という方でも、その背景は一人ひとり違うからです。

睡眠時間はどうなのか。
朝は何時に起きているのか。
日中に身体を動かしているのか。
肩や背中が緊張して呼吸が浅くなっていないか。
食事量が落ちていないか。
更年期の変化はないか。

こうしたことを一つずつ確認していくと、「秋」という季節だけでは説明できなかった身体の状態が見えてくることがあります。

鍼灸でも、気分だけを直接どうにかしようとするのではなく、首や肩の緊張、呼吸、睡眠、冷え、胃腸の状態など、その方に出ている身体の反応を確認しながら施術方針を考えます。

約2000年前の黄帝内経が伝えていることを、そのまま現代医学として扱うことはできません。

ただ、「季節が変われば人間の身体や心も同じ状態ではいられない」という視点は、今の生活を見直すヒントにはなると私は考えています。

まとめ

秋になって「なんとなく気分まで落ちる」「身体が重い」「朝起きにくい」と感じるのは、単なる気合いの問題とは限りません。

現代医学では、秋冬の日照時間の減少と、体内時計、セロトニン、メラトニンなどとの関係が研究されています。

そして約2000年前の黄帝内経でも、秋は気持ちを穏やかにし、活動を少しずつ収めていく季節として書かれていました。

時代も医学の考え方も違いますが、共通しているのは、季節が変わったのに生活だけを同じペースで押し続けないことではないでしょうか。

まずは朝の光、起床時間、日中の活動量、睡眠を確認してみてください。

気分の落ち込みが長く続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は医療機関へ相談してください。身体のだるさ、眠りにくさ、首肩の緊張などが重なっている場合は、身体の状態から一緒に整理していくこともできます。

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院情報

杉本接骨鍼灸院
大阪府八尾市恩智中町1-35-1-103
072-943-6521
https://yao-diet.com/

ハッシュタグ

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免疫事項

  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。