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「薬に頼らず痛風発作が防げる! 尿酸値リセット」尿酸値7mg/dl以上は危険!痛風だけじゃない、高尿酸血症の深刻な健康リスクと効果的な対策

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尿酸値が7mg/dlを超えると、「痛風」という言葉が頭に浮かぶかもしれません。

しかし、それだけでは済まない深刻なリスクが存在します。高尿酸血症は、痛風の発症だけでなく、動脈硬化、心血管疾患、脳卒中、さらには慢性腎臓病など、生命を脅かす病気の原因となり得るのです。

本記事では、尿酸値と健康リスクの詳細な関係、そしてその対策について、最新の研究を踏まえながら詳しく解説します。

尿酸値が高いと何が問題か?

高尿酸血症は、痛風の直接的な原因として知られていますが、それ以上に見逃せないのは、その無症状のまま進行する性質です。日本では約1200万人が痛風患者とされており、その背後には約1000万人の無症状の高尿酸血症患者が存在します。これは10人に1人が高尿酸血症のリスクを抱えている計算になります。

高尿酸血症がもたらすリスクは痛風にとどまらず、以下のような病気が挙げられます。

  • 動脈硬化: 尿酸は血管の壁に影響を与え、動脈硬化を進行させることがあります。これが心臓病や脳卒中のリスクを高めます。
  • 慢性腎臓病: 尿酸が腎臓に沈着すると、腎機能が低下し、慢性腎臓病を引き起こす可能性があります。
  • 心血管疾患: 高尿酸血症は心筋梗塞や心不全のリスクを増大させることが、いくつかの研究で示されています。

これらの病気は、初期段階では無症状であるため、発見が遅れやすい点が問題です。そのため、尿酸値の管理が非常に重要になります。

尿酸と健康リスクの関係

尿酸は、私たちの体内でプリン体が分解される過程で生成されます。プリン体は食事から摂取するだけでなく、体内でも生成されます。特に細胞の新陳代謝やエネルギー代謝の過程で生じるため、健康な人でも尿酸は常に生成され続けています。

尿酸値が7mg/dlを超えると、高尿酸血症と診断されます。この状態が続くと、尿酸が体内に蓄積し、次第に関節や内臓に沈着していきます。尿酸の結晶は特に関節に沈着しやすく、これが「痛風」の主な原因となります。

痛風の発作は激しい痛みを伴いますが、それ以外にも尿酸結晶は腎臓や心臓、大動脈、膵臓、肝臓、脳などにも影響を及ぼし、深刻な臓器障害や慢性疾患のリスクを高めます。

特に、尿酸が腎臓に沈着すると、腎機能が低下し、最終的には慢性腎臓病に進行することがあります。慢性腎臓病は進行すると腎不全に至り、人工透析が必要になる場合もあります。また、動脈硬化を進行させることで、心血管疾患や脳卒中のリスクも増加します。

高尿酸血症の原因と予防策

高尿酸血症の最も一般的な原因は、内臓脂肪の蓄積です。内臓脂肪が増えると、インスリン抵抗性が高まり、尿酸の生成が増加し、同時に排出が困難になります。これにより、尿酸値が上昇し、高尿酸血症が引き起こされます。

内臓脂肪を減らすことの重要性

内臓脂肪を減らすことが、高尿酸血症の予防および改善において最も重要です。具体的には、体重を3%減少させるだけでも尿酸値を低下させる効果が期待できます。例えば、体重80kgの人ならば2.4kg、100kgの人ならば3kgの減量が目標となります。

ただし、急激なダイエットは逆効果です。体に過度な負担をかけると、細胞が急速に分解されるため、プリン体の生成が増加し、尿酸値が上昇することがあります。したがって、1年間をかけてゆっくりと体重を減らすことが推奨されます。

適切な運動と生活習慣の見直し

運動は尿酸値を管理する上で非常に効果的ですが、激しい運動は避けるべきです。激しい運動はエネルギー代謝の過程でプリン体を増加させ、尿酸値を上昇させる可能性があります。そのため、ウォーキングや軽いジョギング、または軽めの筋トレなどの緩やかな運動が推奨されます。

さらに、食事の改善も重要です。特に、プリン体が多く含まれる食材(レバー、魚介類、肉類、ビールなど)の摂取を制限することが有効です。ただし、食事からのプリン体摂取は全体の尿酸生成量の約2割程度であるため、食事制限だけでは尿酸値を劇的に下げることは難しいです。そのため、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

また、ストレスも尿酸値を上昇させる要因となり得ます。ストレスが増えると交感神経が活性化し、これが尿酸の排出を抑制する原因となるためです。ストレス管理として、腹式呼吸やリラックスする習慣を取り入れることで、交感神経を抑え、尿酸値の管理に役立てることができます。

食事で尿酸値をコントロールする方法

尿酸値のコントロールにおいて、食事の見直しは重要です。プリン体を多く含む食品の摂取制限に加え、尿酸の排出を促進するための食材を積極的に取り入れることが推奨されます。

アルカリ性食品の摂取

尿酸は酸性環境で溶けにくくなるため、尿酸の排出を促進するためにはアルカリ性食品を積極的に摂取することが効果的です。アルカリ性食品には、野菜、海藻、果物などがあります。これらの食品は、尿のpHを調整し、尿酸の溶解度を高め、体外への排出を促します。

水分補給の重要性

また、水分補給も尿酸値の管理に欠かせません。水分を十分に摂取することで尿量が増え、尿酸の排出が促進されます。1日に2リットル以上の水を飲むことが推奨されますが、これは尿酸の結晶化を防ぎ、腎臓への負担を軽減する効果もあります。

まとめ

尿酸値が7mg/dlを超えると、痛風だけでなく、さまざまな生活習慣病のリスクが増加します。高尿酸血症を予防するためには、内臓脂肪を減らし、バランスの取れた食事を心がけ、適度な運動を行い、ストレスを管理するなどの生活習慣の改善が不可欠です。

これらの対策を日常生活に取り入れることで、尿酸値を効果的に管理し、健康リスクを大幅に減らすことができます。

特に、無症状のまま進行する可能性が高い高尿酸血症は、自覚がないうちに深刻な病気に繋がるリスクがあるため

、定期的な健康チェックが重要です。尿酸値が高めの方は、早めに対策を講じ、健康を維持するための習慣を身につけましょう。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。