糖質制限実践中でも甘いものが食べたい、調味料で甘みが欲しいという方も多いと思います。
糖質の過剰摂取が体に悪い影響を与えるというのは、血糖値を上げてしまうからということがまず第一にあります。
血糖値を上げなければ、甘いもの食べたり、魚の煮付けや すき焼きであっても食べることができます。
ただし、調味料として使えるということで、くれぐれも食べ過ぎや他の食材の糖質量を考えないといけません。
しかし、コーヒーをブラックで飲めないという方やどうしてもお菓子を作りたいという方のために、紹介したい甘味料があります。
ラカントSという100%植物由来の甘味料です。
血糖値もあげなくて、カロリーもゼロという優れものです。
ラカントとは?
ラカントは「羅漢果」のエキスとトウモロコシの甘味成分「エリスリトール」から作られた甘味料です。
「羅漢果」というのは中国の限られた桂林に自生するウリ科の植物で漢方薬として使われて来ました。
長寿の神果とも言われるほど、あらゆる病気に効果があるとされています。
羅漢果の栽培はとても難しく、国外持ち出しを政府が禁止するほどです。
一方のエリスリトールは糖アルコールという甘味料の一種です。
低糖や糖質オフを謳っている商品にはほとんどすべて使用されています。
メロン、ブドウ、梨などの果実、あるいはしょう油・味噌・酒などの発酵食品に含まれています。
甘味は砂糖の60~70%程度です。エリスリトールは摂取しても、ほとんど全てが排出されることが分かっています。
糖質の中で唯一、カロリーを全く含まない旨の表示が厚労省から認められています。
エリスリトール以外で「カロリーゼロ」「ノンカロリー」と表示できるものは、甘味成分としては人工甘味料のみです。
糖質と糖類の違いは?
「糖質ゼロ」や「糖類不使用」などという商品が増えて来ました。
この糖質と糖類うっかりしていると見落としがちですが、厳密にいうと随分違います。
単純に「砂糖が使われていない」という解釈は糖質制限を失敗させてしまうかもしれませんので、少し説明させていただきます。
文字の羅列だけでは難しいので、アサヒビールのサイトから図を引用させていただきます。
食物繊維: | ポリデキストロース、セルロース、難消化デキストリンなど |
三糖類以上の多糖類: | オリゴ糖、デキストリン、でんぷんなど |
糖アルコール: | 還元麦芽糖水飴、エリスリトール、キシリトール、マルチトールなど |
その他: | アセスルファムK、スクラロース (甘味料)、クエン酸、クエン酸ナトリウム(酸味料)など |
二糖類: | 砂糖、乳糖、麦芽糖など |
単糖類 | ぶどう糖、果糖など |
糖類がゼロでも糖質や炭水化物が含まれている可能性があります。
糖類の2糖類や単糖類は体への吸収が早いです。
糖質ゼロというと、安心してしまいますが、表示法により以下のように決められています。
ややこしいですが、きちんと糖質制限を進めていくには必要ですので、頑張って覚えましょう(^。^)
糖質(炭水化物から食物繊維を除いたものの総称)の場合、
「糖質ゼロ」:食品100gあたり0.5g以下(一般に飲用の液体では100mlあたり0.5g以下)
「糖質オフ」:食品100gあたり5g以下(一般に飲用の液体では100mlあたり2.5g以下)
だから、糖質オフ、ゼロという商品でも「全くない」ということではありません。
「オフ」は要注意、「ゼロ」でも安心しすぎないことが肝心です。
ちなみにカロリーも同じような感じです。
「カロリーゼロ」:食品100gあたり5kcal以下(一般に飲用の液体では100mlあたり5kcal以下)
「カロリーオフ」:食品100gあたり40kcal以下(一般に飲用の液体では100mlあたり20kcal以下)と定められています。
糖質量を明記してあるものが無難かもしれませんね。
ラカントSの味は?
パッケージには砂糖と同等の甘さとありますが、実際に舐めてみると若干甘さが薄いと思います。
しかし、砂糖が甘すぎるという考えの方が正しいと思います。(^。^)v
調理やお菓子作りなどにも砂糖と同様に使えます。
クセがきになるというかたもいらっしゃるみたいですが、私は全く気になりませんでした。
好みによると思いますが、砂糖の方がしつこい甘味に感じます。
多少のクセというか風味はありますが、煮付けなどに使っても気にならないと思います。
生クリームを使ってホイップにするときなど、甘味がダイエレクトに伝わるものだと、予想する味と少しちがってくるかも。
まとめ
糖質制限を実践していても、甘味が欲しい時ってありますよね。
そんな時にでも、血糖値をあげない、カロリーもゼロということでラカントSを使えば安心して口に入れることができます。
ダイエットだけじゃなく、高血糖や高血圧など気になる方にもおすすめです。