グリコから発売されているリベラというチョコレートをご存知でしょうか?
そのパッケージに「糖質や脂肪の吸収を抑える」とあります。
チョコレートでは初めての「機能性表示食品」として人気のある商品です。
チョコレートといえばほっとしたい時に食べたいスイーツの代表格です。
ダイエットをしていて我慢に我慢を重ねて、爆発して、ドカ食いして、結局にバウンドするぐらいなら、その前に手を打っておいた方が良いと思います。
そういう時の選択肢のひとつとして入れておけばいいと思います。
なおかつ、チョコレートを食べても脂肪や糖の吸収を抑えてくれるとなるとこれほどありがたいものはありません。
この記事では「機能性表示食品とは?」、「なぜ脂肪や糖の吸収を抑えてくれるのか?」ということについて説明いつつ、実食してみてのレビューをします。
機能性表示食品とは?
消費者庁が特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品とは異なる新しい食品の表示制度です。
「機能性表示食品」は、事業者の責任で科学的根拠をもとに商品パッケージ機能性を表示するものとして消費者庁に届けられた食品のことを言います。
機能性を分かりやすく表示した商品の選択肢を増やし消費者が商品についての正しい情報を得た上で選択できるように設けられました。
機能性が表示されている食品については次の三つがあります。(消費者庁より)
パッケージには、1日当たりの摂取目安量や医薬品でない旨、治療や予防が目的ではないという注意書きや、より詳しいことを知りたい消費者のためのウェブサイトが表示されています。
トクホだけじゃなくて、色々種類があるのですね。そのことにびっくりしました。
「効果」という言葉をつかえないんですね。
リベラの機能とは?
リベラには難消化性デキストリンという食品が含まれています。
この難消化性デキストリンは簡単に言うととうもろこしのでんぷんから作られた食物繊維のことです。
難消化性デキストリンには一緒に摂取した脂肪や糖質の吸収を抑える作用があります。
そしてこの難消化性デキストリンのすごいところは脂肪や糖の吸収を抑えるということだけではなく、他のビタミンやミネラルの吸収を促進するというところです。
さらにどれだけとっても安全であるということが認められています。
だからチョコレートを食べても、含まれる糖質や脂質の吸収を抑えてくれるというとてもありがたいものです。
難消化性デキストリンが含まれている商品がとても増えています。
もしかするとあなたも知らない間に口にいれている可能性もあります。
一度、普段口にしているものの成分を確認してみても面白いと思います。
実食してみて
味は至って普通のチョコレートです。
一袋に21粒入り。一粒の重さは約2.5gで、含まれる糖質の量は0.96gです。
さすがグリコな感じの安定したチョコレートの味です。
しかしさすがに小さすぎるかなという感じはします。
特に機能性表示食品だからといってまずいということはありません。
個人的な意見ですが体にいいチョコレートと言うとカカオの含有率が92%というものを思い出します。
物にもよるとは思いますが、やはり苦味がきつくて食べにくいという印象を持っています。
リベラはそういう苦味もない上に、糖質や脂質の吸収を抑えてくれるということであればおやつにはうってつけだと思います。
とはいえ成分表を見ると砂糖が一番多く使われています。
しかも、一袋あたりに糖質が20 gほど含まれますので、食べ過ぎには注意が必要だと思います。
まとめ
「機能性表示食品」と言うと効果があるとは思いますが、食べたからといって痩せるというものではないと思います。
ダイエットを考えていて少しでも糖質の吸収を抑えたい、でも!どうしてもチョコレートが食べたい!!という時にコンビニで手軽に買える物にこういうものがあれば選択肢に入れてもいいのかなと思います。
糖質制限的には糖質量を抑えてもらうのが一番良いと思います。
目安として、1食あたりに30gまでとされていますので、間食で10gも摂取してしまうと、その分は食事の糖質量を減らすべきです。
当院に来られている患者さんでも、どうしてもチョコレートがやめられないという方が多いです。
だからこそ大手のお菓子メーカーさんも、糖質制限の流れの中でどうにかしてチョコレートの売上を上げていこうと、色々な商品を出されています。
今後もそういう企業努力で素晴らしいチョコレートが出てくると思います。
とても楽しみですね。