貧血のあるなしだけでは判断できないこともあるので、心配なら鉄のサプリや食品をしらべておいて普段の食事などに活かせばいいと思います。
どこで調べられるの?
鉄が重要な理由
鉄は体を作る全ての細胞に含まれます。もっとも多いのは、血液中の赤血球にふくまれます。赤血球は肺から取り込んだ酸素を全身へ運ぶ役割があります。
さらに、鉄の作用は多岐にわたっています。ATPというエネルギーを作ったり、神経伝達にも関与しています。
足りている人がむやみに摂取する必要はありませんが、効能をしっておけばサプリや食品で補うこともできます。使用上の注意は守って摂取して下さい。
貧血が多い?鉄欠乏症かも?
鉄欠乏性貧血とはそのままですが、不十分な鉄によるものです。鉄分が不足すると赤血球がつくられなくなります。その結果、酸素が十分に体に行き渡らなくなり、息切れや品稀有を起こしてしまいます。
鉄欠乏性の貧血は病院での検査で発見することができます。通常は、鉄分補給で改善を図ることが多いです。
鉄欠乏性貧血の症状は?
初めは、非常に軽度か症状として認識されないこともあります。鉄分の不足が悪化すると貧血が悪化しますので、症状も悪化してしまいます。
鉄欠乏性貧血の症状は次の通り。
激しい疲労
虚弱
胸痛、動悸、息切れ
頭痛、めまい、ふらつき
手足の冷え
舌の炎症や痛み
爪が割れる
月経のある時期の日本人女性のおよそ2割に鉄欠乏性貧血がみられ、貧血の7割が鉄欠乏によるものと言われています。
鉄欠乏性貧血の原因
鉄欠乏性貧血は、赤血球を構成するヘモグロビンを作るために十分な鉄分がない場合に起こります。大きな原因としては以下の通り。
失血
食事
鉄吸収障害
妊娠
失血
血液中には赤血球が存在しますので、女性は月経がくるごとに鉄分を失っていることになります。
胃潰瘍、ポリープ、ガンなどの病気でも慢性的な失血がありますので、リスクが高くなります。アスピリンを含む痛み止めなどを摂取することで消化管の出血が起こるリスクが高くなります。
献血が趣味な人もいますが、鉄不足に注意が必要です。
食事
通常では、鉄は食事をきちんとしていれば不足することがありません。鉄分が豊富な食品には肉、たまご、ホウレンソウなどの野菜などがあります。これらの食品の摂取量がすくないと、鉄不足に陥ってしまいますし、慢性的に不足すると貧血などの症状が現れてしまいます。
さらに成長期の子供にとっても必要な栄養素ですので、普段の食事には取り入れたいところです。ベジタリアンで肉を食べない生活を送っていると不足する傾向が強くなります。
鉄を吸収できない
鉄分は小腸の壁から吸収されますが、吸収機能に問題がある腸管障害(たとえばセリアック病など)では鉄を摂取していても、体内に吸収されずに不足してしまうことがあります。
過去に小腸の手術を受けている場合にも、鉄や他の栄養素を吸収する能力が落ちている可能性もありますので、医師の指導を仰ぐ必要があります。
妊娠
妊娠中には胎児への栄養供給も必要になりますので、意識的に鉄の補給がなければ不足する可能性が高くなってしまいます。
多くの女性が妊娠中に貧血を訴えるのはこのためです。
まとめ
最近では鉄の重要性が見直され、調理の際に入れるだけで鉄分が補給できる「鉄玉」が人気です。上の画像は鉄玉のドラえもんと土偶です。
鉄欠乏性貧血は血液中に含まれる酸素が少なくなってしまいますので、それを補うために心臓がたくさんの血液を送るために一生懸命働きます。慢性的になると、心肥大や心不全を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
妊娠中の鉄不足が重度になると、未熟児や低体重児のリスクが高くなってしまいます。さらに、成長中の子供にとっても必要な栄養素です。
これらのリスクは鉄分が豊富な食品を選ぶことで、予防することができます。
鉄分が豊富な食品は次のとおりです。
赤身の肉、豚肉、鶏肉
赤身の魚介類
豆、ほうれん草などの濃い緑色の葉野菜
レーズンやプラム、などのドライフルーツ
鉄の吸収を高めるためにビタミンC
糖質制限にビタミンCを1日3グラムで痩身も美肌も達成した口コミ