頭が痛かったらバファリンに手が出るよね。
心身の悩みや痛みがあって、薬に頼りたいのはわかる。
バファリンは痛みの成分に早く効きます。あくまでも対症療法
もう少しいうと、痛みの成分であるプロスタグランジン、トロンボキサンなどの発生を抑制します。こういった物質をその機序は以下の通り。
という風に薬は体内の成分のインバランスを調整することが目的です。
痛みの原因の元をシャットダウンさせようとします。どうしてもの時は、使えばいいと思います。
ただ、頭痛持ちとか痛みがなかなか引かないなんて時は、予防することも考えて!まずはこういう痛みと栄養との関係はというと・・・
栄養と痛みの関係
ただ、栄養素でいうとアラキドン酸はω6系の油(サラダ油、ごま油)や卵、肉、魚、ホエイプロテインに多く含まれますので摂りすぎに注意する。と同時に、青魚に多く含まれるEPA・DHAのω3系の脂肪酸を適量摂取するのも効果的です。
というのは、痛みを出しているプロスタグランジンなどを抑える作用がEPA・DHA(ω3)から作られるエイコサノイドにはあります。下図参照
関節の痛みで痛み止めを飲んでいるという方は、この辺を意識してみて青魚を食卓に並べるかEPAのサプリをためしてみるなどすれば、薬の量が減る可能性は大いにあります。
ただ勘違いしてはいけないのは、アラキドン酸を減らしまくらないこと。
ロキソニンと胃薬がセットで処方される理由
ロキソニンを飲んだら胃が荒れるって、みなさん当たり前に知ってますよね。
ロキソニンやアスピリン、ボルタレンなどの痛み止めは、NSAIDs(非ステロイド系の抗炎症薬)とよばれています。
その作用は上記のように、アラキドン酸から生成されるエイコサノイドの生成の抑制です。このとき、EPAからのエイコサノイド生成は抑制されません。
ただ、アラキドン酸のエイコサノイドに胃壁の粘膜を保護する役割があるのですが、NSAIDsはそのエイコサノイドの生成も抑えこんでしまいます。だから胃液で胃が荒れてしまいます。
ということで、ロキソニンなどの痛み止めと一緒に胃薬も処方されます。
アラキドン酸も必要な栄養素
アラキドン酸も体にとっては必要なものですので、むやみやたらと油を抑えていては、胃が荒れてしまいかねません。
プロテインも必要だからと、たくさん飲んでいるとアラキドン酸の過剰になってしまう可能性もあります。
問題はバランス。
糖質オフダイエットで高たんぱく質な食事をする時に、プロテインをたくさん飲むなら、EPAをサプリで摂ったり、青魚を食卓に並べることも大事です。
NSAIDs(非ステロイド系の抗炎症薬)の一覧
分類 | 一般名 | |
酸性 NSAIDs | サリチル酸系 | サリチル酸コリン |
アセチルサリチル酸 アスピリン | ||
ジフルニサル | ||
エテンザミド | ||
フェナム酸系 | メフェナム酸 | |
フェニル酸系 | ジクロフェナック | |
スリンダク | ||
インドメタシン | ||
フェルビナク | ||
エトドラク | ||
トルメチンNa | ||
ナプトメン | ||
プロピオン酸系 | イブプロフェン | |
フルルビプロフェン | ||
ケトブロフェン | ||
ナプロキセン | ||
フェノブロフェンCa | ||
オキサブロジン | ||
ロキソプロフェンNa | ||
ザルトプロフェン | ||
ピロロ-ピロール誘導体 | ケトロラク | |
オキシカム系 | ピロキシカム | |
メロキシカム | ||
ロルノキシカム | ||
コキシブ系 →C0X-2 | セレコキシブ | |
バルデコキシブ | ||
パレコキシブナトリウム | ||
(ルミラコキシブ) | ||
塩基性NSAIDs | 塩酸チアラミド | |
塩酸チノリジン | ||
エピリゾール | ||
エモルファゾン | ||
解熱鎮痛薬 | アセトアミノフェン |
ω3を多く含む食品とおすすめサプリ
DHA・EPAはフィッシュオイルに多く含まれます。その名のとおり、魚から取れる油になります。
炎症を抑えて、痛みを軽減するという効果に加えて、以下の効果も期待できます。
フィッシュオイルの効果
・筋肉の成長を促進
・筋肉分解の予防
・成長ホルモン分泌の促進
・脳機能の向上
・肌や髪がツヤツヤ
・血液がサラサラ
Now Foodsのオメガ3は、一粒あたりEPAが360mg、DHAが240mg含まれています。
摂取の目安は一日に2粒。粒が大きめですが、柔らかいゲル状なので飲み込みやすいです。
200粒入りで、1000円程度です。
食事なら?
(100g当たり)
エネルギー:205kcal
たんぱく質:17.3g
脂質:14.9g
炭水化物:0.5g
食塩相当量:0.8g
DHA:1400mg
EPA:900mg
カルシウム:160mg
1缶で1日必要なフィッシュオイルが摂取できます。
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