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栄養

【はり治療の効果】多くの人に伝わってほしいから考えてみる①

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はり治療の効果について

 

鍼(はり)の施術において、針を使って、皮膚に刺入して、筋肉の層まで届かせる。

こうした針治療の方法によって、皮膚や筋肉内にある感覚神経を刺激していると考えれます。

この感覚神経は、関節や筋肉から脳へ向かっていく求心性の神経です。

針によって刺激された感覚は、脊髄から中枢神経に向かって中枢(主に脊髄視床路による)に送られます。

痛覚、触覚、振動覚などの知覚神経に与えられた刺激は、情報として、この脊髄視床路を経由して視床に伝えられ、さらに大脳の近くの中枢に送られます。

脊髄視床路は、延髄、中脳、水道周囲灰白質、視床下部などにも分枝を投射して、これらと連絡しています。

このような神経経路をベースに、鍼治療の刺激が、どのように、自律神経調節、抗ストレス作用、鎮痛作用に影響を与えるか考えていきます。

針治療の自律神経調節作用

「孤束核」(延髄にある細胞群)は内臓の情報を、中枢に伝える「中継」の働きをします。

内臓の情報とは、循環器系、呼吸器、胃腸系から送られてくる求心性のものをいいます。

最近の研究では、皮膚からの知覚情報も、中継していることも分かってきています。

「孤束核」は「迷走神経背側核」に隣接しています。

「迷走神経背側核」は、迷走神経(副交感神経)の起源です。

迷走神経は、内臓機能の調節において重要なネットワークです。

また、「延髄吻側腹外側野」にも繋がっています。

「延髄吻側腹外側野」は、脳幹にあり、交感神経の起源です。

したがって、「孤束核」が鍼刺激によって、興奮すると、延髄にある「迷走神経背側核」「延髄吻側腹外側野」のどちらか、もしくはどちらもが活性化して、自律神経(副交感神経と交感神経)が変化を受けます。

これが針の刺激が、自律神経調整の効能につながっていると考えられます。

足三里の針治療の抗ストレス作用

人の体に、ストレスが加わると、交感神経活動が増加し、反対に副交感神経活動は低下します。

動物実験では、針刺激によって、このストレスによる自律神経のバランスの乱れに対して、抵抗力がを促進することが報告されています。

さらにラットや犬による実験では、足の三里(脚にあるツボ)に鍼刺激をすると、ストレスにより低下した胃運動と増加した大腸運動が正常に戻ったという結果も示されています。

足の三里に鍼刺激をすることで、高まった交感神経活動が抑制され、低下していた副交感神経活動が高まります。

これは鍼刺激が副交感神経を興奮させ、交感神経を抑制するということを示しています。

さらには、低下した胃運動を回復できることを示しています。

オピオイド、オキシトシンの分泌促進

針刺激で、オピオイド放出(中脳)、オキシトシン放出(視床下部)が促進されると考えられています。

「オピオイド」とは、脳内で作られるモルヒネ様物質のことで、鎮痛効果に関与すると考えられています。

「オキシトシン」とは、抗ストレスホルモンとも言われ、こころの健康に関与しています。

「視床下部」から放出されるオキシトシンは、「副腎皮質刺激ホルモン放出因子」の発現を阻止することで抗ストレス効果を発揮します。

針治療の抗ストレス効果は、針が視床下部を刺激して、オキシトシンの発現が促され、それによって調整されているものと考えられます。

慢性ストレス負荷後の鍼治療では、視床下部でオキシトシン細胞が増え、副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)細胞が減るのが確認されています。

その結果、慢性ストレスにさらされていても、鍼治療によって、内臓の機能異常が見られなくなります。

「外傷後ストレス障害(PTSD)」の特徴的な症状は、「強い不安感」「ストレスがうまく処理できない」「人とうまく付き合えない」などがありますが、最近の臨床試験の結果によると、PTSD患者の治療にも、鍼治療が有効であることが報告されています。

足三里にみる鎮静効果

オピオイドを放出する神経細胞の働きは、痛みを和らげる効果(鎮痛効果)があります。

人体には「オピオイドの下降性抑制」という、痛みを抑える仕組みがあります。

これは、脊髄から脳へ伝えられる「痛み」の情報が、延髄のレベルで「中脳水道周囲灰白質」から放射されているオピオイド神経によって抑制されます。

鍼の刺激を受けて起こる内因性のオピオイドによって、針治療による鎮痛効果が調節されていることが以前から確認されています。

動物実験では、足三里への針刺激によって、電気針治療で中枢のオピオイド神経が働いて、内臓痛が減弱することも確認されています。

まとめ

以上の研究成果を踏まえると、針灸治療により、肩や腰の痛みが軽くなったり、冷え症や風邪を引きにくくなった、気分が軽くなったりリラックスできたということも、ある程度は科学的に証明されます。

ヨガや瞑想、座禅などは前頭葉を刺激し、その刺激が延髄、中脳、視床下部に伝わり、自律神経や鎮痛効果を発揮することも報告されています。

肉体と精神には繋がりがあり、病は気からという言葉にも信憑性が高くなりますよね。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。