なかなか改善しにくいお悩みに、肥満、ココロの病気、慢性痛などがあります。
原因はさまざまに考えられますが、栄養療法によって改善するケースがかなりあります。
たとえば高血圧は、さまざまな重篤な病気になる症状ですが、多くの場合、糖分の過剰摂取が問題となっていて、
→ 体内の血糖上昇を抑えるために、インスリンを大量に消費する
→ インスリンを体内で作るために亜鉛を使う
→ 体内で亜鉛が不足することで代謝低下、やる気の低下、味覚障害などが起こる
というサイクルになっています。
さらに亜鉛不足は、口臭や幸福を感じられないという精神的な症状をも引き起こしており、すべてがつながっています。
原因がわかることで、対処法を選択することが可能となります。
ほかにも、鉄分不足は「貧血」だけでなく、「歯茎の出血」「知覚過敏」の原因になります。
タンパク質不足は「ターンオーバー能力の低下」「ドライマウス」
ビタミンB不足は「脂肪燃焼ができない」「口内炎」になるといわれます。
当院では、食事、栄養素の補給で、体内代謝を整える栄養療法を取り入れております。
ダイエットや慢性の疾患の治療法のひとつとして実践しています。
分子整合栄養医学による栄養療法
栄養療法である分子整合栄養医学(オーソモレキュラー療法)とは、人間のカラダを構成する約60兆個の細胞の代謝を整えてさまざまな疾患を改善させる治療方法の一つです。
人のカラダを構成する細胞を分子レベルでとらえ、必要な栄養素を補給し、分子を適切な濃度に保つことを目的にしています。
「オーソ」はギリシャ語で「整える」という意味で、「モレキュラー」とは「分子」という意味です。
タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素の不足による栄養バランスの乱れは、ココロやカラダの症状として現れることが多くあります。
病院での血液検査(ご持参ください🙇♀️)データから不足している栄養素を探り出し、食事療法、運動、サプリメント、生活習慣の改善により自然治癒力を高めます。
症状の改善だけでなく、病気の予防を目的としています。
栄養の効果と欠乏症
鉄(Fe)不足
糖質の過剰摂取
ビタミンB(VB)欠乏
栄養療法の流れ
1 問診票記入
ご来院時に、現在の症状やお悩みなどを、問診票をご記入ください。
2 カウンセリング
問診票をもとにカウンセリングを行い、より詳しく症状やお悩みなどを確認します。
3 血液検査・尿検査
お体の状態を把握するために、血液検査・尿検査の結果をご持参ください。
4 診断
問診や検査データ、現在のココロやカラダの状態から、必要な栄養素についてご説明します。
5 栄養療法開始
診断結果をもとに、患者様に最適な毎日の食事内容や生活習慣の指導、サプリメントの提供などを行います。
6 体重・体調、症状の変化の確認(通院ごと)
症状の変化を確認しながら、3~6カ月間通院ごとに、状態を確認します。
7 腸解析・遺伝子解析(通院開始後1、2ヶ月)
遺伝子的要因・腸内細菌の多様性を検査します。検査結果からさらに最適な栄養素・食品を確定することができます。
栄養療法は3カ月以上の継続が大切です
食事内容の改善や栄養療法によって、あなた本来の機能を取り戻すには、治療を継続することが大切です。
目安は3ヶ月以上。
患者様によっても異なりますが、3カ月間継続すれば、体重、体調や血液検査データの改善など、効果を実感できるようになります。
栄養素の改善によって、全身の細胞の代謝が回るまでには時間を要してしまいますので、焦らず治療を継続していただけますようお願いいたします。
食事とサプリメントによる改善
栄養療法では、サプリメントの提供で必要な栄養素を補給したり、毎日の食事内容や生活習慣を指導したりすることで、症状を根本から改善します。
ただし、あくまで治療の中心は食事や生活習慣の改善です。
サプリメントの摂取は当面の症状を軽減するものとお考えください。
現代人の食事は炭水化物が中心で、タンパク質不足とされますので、肉類、魚介類、豆類などのタンパク質を多く含む食材を中心に、バランスのよい食事を心がけましょう。
ご希望の方は、こちらのラインまでご相談ください。