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栄養

糖質オフで頭痛が減る?片頭痛と糖質制限の科学的根拠をわかりやすくまとめてみました

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「ダイエットを始めて糖質を減らしたら、以前より頭痛が少なくなった」

そんな変化を感じる方がいます。

では、本当に糖質と頭痛には関係があるのでしょうか?

実は近年、片頭痛と糖質制限、特にケトジェニック食との関係について研究が行われています。

今回は、現在分かっている科学的根拠をできるだけ分かりやすく紹介します。


「糖質オフ=頭痛」

頭痛には、

・片頭痛
・緊張型頭痛
・群発頭痛
・その他の病気による頭痛

など、さまざまな種類があります。

その中で研究が進められているのが、主に片頭痛とケトジェニック食の関係です。


片頭痛とケトジェニック食の研究

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ケトジェニック食とは、糖質をかなり少なくして脂質を多く摂取し、身体が「ケトン体」をエネルギーとして利用しやすい状態にする食事法です。

一般的な、

「夜だけご飯を少なくする」

「お菓子を控える」

といった糖質オフよりも、かなり厳格な食事法です。

2025年のシステマティックレビュー

2025年に発表された食事介入についてのシステマティックレビューでは、8つの研究が検討されました。

その結果、ケトジェニック食には片頭痛の発作頻度を減少させる可能性を支持するエビデンスがあるとされています。

ただし、研究数はまだ十分ではなく、さらに質の高い研究が必要です。

【参考文献】
PubMed
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39749874/


複数の研究をまとめても効果が示されている

2023年には、10研究を対象としたシステマティックレビュー・メタ解析も発表されています。

こちらでも、ケトーシスを利用した食事療法が片頭痛に有益な影響を与える可能性が示されています。

【参考文献】
PubMed
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37377485/

ただし、

「糖質を何gまで減らせばいいのか?」

「どのくらいケトン体が増えればいいのか?」

「どんな人に効果が出やすいのか?」

といった点については、まだ明確になっていません。


「痩せたから頭痛が減った」だけではない?

ここが非常に興味深いところです。

ダイエットをすると体重が減ります。

そのため、

「頭痛が減ったのは、単純に痩せたからでは?」

とも考えられます。

ところが、肥満のある片頭痛患者を対象に、

超低糖質ケトジェニック食

と

ケトーシスを起こさない低カロリー食

を比較した研究があります。

その結果、ケトジェニック食を行っていた期間に片頭痛の改善が大きくなりました。

また、難治性片頭痛を対象にした研究でも、ケトジェニック食によって、

・片頭痛の発作頻度
・痛みの強さ
・薬剤の使用量

などの減少が報告されています。

【参考文献】
PMC
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8308539/

つまり、

「体重が減ったこと」だけでは説明できない可能性

も研究されています。


なぜ糖質を減らすと片頭痛が変化するの?

では、なぜケトジェニック食が片頭痛に影響する可能性があるのでしょうか?

ここはまだ研究途中ですが、いくつかのメカニズムが考えられています。

① 脳が利用するエネルギーが変わる

通常、私たちの身体や脳は主にブドウ糖をエネルギーとして利用しています。

糖質を大幅に制限すると、身体は脂肪から作られる**「ケトン体」**をエネルギーとして利用する割合を増やします。

このエネルギー代謝の変化が、片頭痛に関係する可能性が研究されています。


② ミトコンドリアへの作用

ミトコンドリアは、細胞の中でエネルギーを作る重要な場所です。

片頭痛では、このエネルギー代謝との関連も研究されています。

ケトン体を利用することでミトコンドリアの働きやエネルギー産生に影響し、それが片頭痛の変化につながる可能性が考えられています。


③ 神経の興奮を抑える可能性

片頭痛には脳の神経の興奮性も関係しています。

ケトジェニック食による代謝の変化が、

神経の興奮性

に影響する可能性も研究されています。


④ 酸化ストレスや神経炎症への作用

さらに、

・酸化ストレス
・神経炎症
・脳のエネルギー代謝

などへの影響も、ケトジェニック食が片頭痛に作用するメカニズムとして考えられています。

【メカニズムについての参考文献】
PMC
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11478386/


普通の「糖質オフ」とケトジェニック食は違います

ここは特に注意してください。

研究で取り上げられているケトジェニック食と、

「夕食のご飯を半分にする」

「パンを少し減らす」

「甘いものを控える」

といった一般的な糖質オフは同じものではありません。

そのため、

「夕食のご飯を減らせば片頭痛が改善する」

とまでは、現在の研究から言うことはできません。

一方で、食生活と片頭痛との関係について研究が進んでいること自体は、とても興味深いところです。


まとめ|「頭痛と食事」は思っている以上に奥が深い

現在の研究を整理すると、

「糖質オフをすれば頭痛が治る」

とは言えません。

しかし、

片頭痛については、ケトジェニック食など糖質を大きく制限してケトン体を利用する食事療法によって、発作頻度などが減少する可能性が研究されています。

そして、その理由として、

・脳のエネルギー代謝
・ケトン体
・ミトコンドリア
・神経の興奮性
・酸化ストレス
・神経炎症

などが研究されています。

ダイエット中に、

「体重が減っただけじゃなく、以前より頭痛も少なくなった」

という変化が起きた場合、単なる偶然と決めつけるのではなく、食生活や代謝の変化も関係している可能性があるということです。

ただし、頭痛にはさまざまな原因があります。

突然の激しい頭痛、今まで経験したことのない頭痛、麻痺・しびれ・言葉が出にくい・意識がおかしいなどの症状を伴う場合は、セルフケアではなく速やかに医療機関を受診してください。


院情報

杉本接骨鍼灸院
大阪府八尾市恩智中町1-35-1-103
072-943-6521
https://yao-diet.com/

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。