更年期ってどういう時期?
更年期という言葉の由来は、英語の「climacteric」。
この単語の意味は(重要な)転換期という意味があります。
更年期の「更」という字には「年が更(ふ)ける」という意味と、「年が更(あら)たまる」という意味があり、女性にとって重要な転換となる期間といえます。
更年期といえば、年を重ねている女性の代名詞のようになっていることが多いですよね。
「更年期」=「転換期」
あまり良い意味合いでは使われないかもしれませんが、女性にとっては、人生における転換期です。
閉経に向けて、ホルモンバランスが徐々に乱れだす時期が40歳を過ぎたあたり。
心身に変化があらわれやすくなります。
身体的なことでは、太りやすくなった、コレステロール・血圧値が下がらなくなった、精神的なことでは、イライラしやすくなった、意欲がなくなったなど、不調とまではいかないまでも、30代までの心身の状態とは明らかに変化している。
ということに早く気がつくことができれば、生活習慣を見直し、老後の健康のために準備をすることができます。
更年期から後のことを考えての準備
人生100年時代。
40代はまだまだ半分程度です。
その後の人生の方が長いかもしれない時期に、心身の変化が訪れるのは不安なことも多いはず。
心身の変調に気づいた時には、問題を先送りにしないで、その場で対処していきましょう。
更年期は病気ではない
更年期の症状は、「病気」ではありません。
それだけに、加齢とともに起こる生理現象ですので、完全に解消してしまうということも難しいかもしれません。
ただし、いつまでも続くものではありませんし、さらに、複雑に絡み合った原因を少し緩めることで、症状の緩和の可能性も高くなります。