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栄養

自律神経失調症に鍼灸は合う?薬だけでは届きにくい症状へアプローチ【動画あり】

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「自律神経失調症と言われたのですが、鍼灸は効果がありますか?」

これは、当院でも非常によくいただくご質問です。

インターネットでは、「鍼灸で自律神経が整う」「自律神経失調症が改善する」といった表現を見かけることがあります。しかし、私はそのように断定してお伝えすることはありません。

なぜなら、「自律神経失調症」という言葉自体が、とても幅広い状態を指しているからです。

今日は、自律神経失調症と鍼灸の関係について、現在わかっていることと、私が日々の臨床で感じていることをお話ししたいと思います。

「自律神経失調症」は一つの病気ではありません

実はですね。

ここ、結構勘違いされるんですが、「自律神経失調症」というのは、一つの病名というよりも、さまざまな症状をまとめて表現する言葉として使われることが多くあります。

例えば、

  • めまい
  • 動悸
  • 頭痛
  • 首や肩のこり
  • 胃腸の不調
  • 吐き気
  • 息苦しさ
  • 手足の冷え
  • 疲れが取れない
  • 不眠
  • 不安感

このような症状が続いているにもかかわらず、病院で血液検査や画像検査を受けても、

「異常はありません。」

と言われる方は少なくありません。

もちろん、「異常がない」と言われることは安心材料でもあります。

しかし一方で、「異常がないのに、こんなにつらいのはなぜだろう」と悩まれる方も多いのです。

鍼灸はすべての人に効果があると言えるの?

結論から言えば、

現時点では、

「鍼灸がすべての自律神経失調症を改善する」と証明されているわけではありません。

医学の世界では、「効く」と言うためには、多くの質の高い研究が必要になります。

鍼灸についても研究は数多く行われていますが、その内容や研究方法にはばらつきがあります。

一方で、不安症状や睡眠の質については、鍼灸が役立つ可能性を示した研究も報告されています。

例えば、PubMedに掲載されているシステマティックレビューでは、不安症状に対して鍼灸が有効である可能性が示されました。ただし、研究の質には限界があり、今後さらに質の高い研究が必要であることもあわせて述べられています。

つまり、

「期待できる可能性はある。」

しかし、

「誰にでも必ず効果がある。」

とは、現時点では言えないということです。

私は、この事実を患者さんにもそのままお伝えしています。

患者さんを診ていて感じることがあります

ここからは、私自身が日々の臨床で感じていることです。

患者さんを診ていて感じることがあります。

自律神経の不調を訴える方の多くに共通していることがあります。

それは、

首や肩の筋肉が非常に緊張していること。

呼吸が浅くなっていること。

胸郭の動きが小さいこと。

睡眠が浅いこと。

そして、常に身体へ力が入っていることです。

もちろん、これが原因だと断定することはできません。

ですが、身体って、意外と正直なんですよ。

仕事のストレス。

家族の介護。

子育て。

人間関係。

睡眠不足。

こうした精神的な負担が続けば、身体にも自然と力が入り続けます。

逆に、身体が常に緊張した状態が続けば、呼吸は浅くなり、休息しにくい状態になることがあります。

私は、このような悪循環を少しずつ断ち切ることが大切だと考えています。

鍼灸は薬と対立するものではありません

「薬を飲んでいるから、鍼灸は受けられませんか?」

というご相談もあります。

もちろん、ほとんどの場合は薬を服用しながら鍼灸を受けることができます。

鍼灸は、薬の代わりになるものではありません。

薬と対立する治療でもありません。

医師の治療を受けながら、身体全体の状態を整えるための選択肢の一つとして取り入れられる方も多くいらっしゃいます。

実際に当院でも、病院へ通院しながら鍼灸を継続されている患者さんは少なくありません。

それぞれの役割は異なります。

大切なのは、「どちらか一方」ではなく、ご自身の状態に合わせて適切に組み合わせることだと考えています。

見逃してはいけない病気もあります

一方で、自律神経の不調のように見えても、別の病気が隠れていることがあります。

例えば、

  • 甲状腺疾患
  • 貧血
  • 心臓の病気
  • 不整脈
  • 更年期障害
  • 糖尿病
  • 神経疾患

などです。

そのため、強い症状が続く場合や、急に症状が現れた場合には、まず医療機関で必要な検査を受けることが大切です。

原因となる病気が見つかった場合は、その治療を優先する必要があります。

検査では異常がない。でもつらさが続いている。

「検査では異常がありません。」

そう言われても、

症状がなくなるわけではありません。

朝から身体が重い。

眠れない。

疲れが抜けない。

頭がぼんやりする。

首や肩がいつも張っている。

そんな状態が何か月も続けば、不安になるのは当然です。

私は、そのような方にこそ、鍼灸という選択肢があることを知っていただきたいと思っています。

もちろん、「鍼灸なら必ず良くなります」とは言いません。

ですが、身体全体の状態を確認しながら、その方に合った施術を考えていくことはできると考えています。

一人で悩まず、ご相談ください

自律神経失調症という言葉は、とても広い意味を持っています。

だからこそ、「自律神経だから鍼灸」「自律神経だから薬」と一つに決めつけるのではなく、ご自身の状態をしっかり確認しながら選択していくことが大切です。

もし、病院では異常がないと言われたけれど、つらさが続いている。

薬だけでは不安が残る。

身体の状態も一緒に見てほしい。

そのような方は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

鍼灸が合うかどうかも含めて、現在のお身体の状態を丁寧に確認し、一緒に考えていきたいと思います。


参考文献

  • Efficacy of acupuncture for generalized anxiety disorder: A systematic review. PubMed.

院情報

杉本接骨鍼灸院

大阪府八尾市恩智中町1-35-1-103

072-943-6521

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。