
「検査では異常がないのに体調が悪い」「原因がわからず不安が続く」—— このような状態が続く場合、自律神経失調症と診断されることがあります。
自律神経失調症は特定の臓器の病気ではなく、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、全身にさまざまな不調が現れる状態です。
自律神経失調症とは何が起きている状態なのか
自律神経は、呼吸・心拍・血圧・体温調節・消化吸収・睡眠など、生命活動を無意識にコントロールしています。
ストレス、生活リズムの乱れ、過労、不安、ホルモン変動などが重なると、この調整機能がうまく働かなくなります。 その結果、以下のような症状が複数同時に起こります。
- 動悸、息苦しさ
- めまい、立ちくらみ
- 不眠、途中で目が覚める
- 胃腸の不調
- 強い不安感、倦怠感
重要なのは、これらが「気のせい」ではなく、神経の機能異常として実際に起きているという点です。
なぜ薬だけでは改善しにくいのか
病院では抗不安薬・睡眠薬・自律神経調整薬などが処方されることが多くあります。 これらは症状を一時的に抑える効果はありますが、神経のバランスそのものを回復させる治療ではありません。
自律神経失調症では「脳と身体の情報のやり取り」が乱れているため、身体側からのアプローチが重要になります。
鍼灸が自律神経に作用する科学的根拠
鍼灸刺激は皮膚や筋肉を介して自律神経中枢(視床下部・脳幹)へ影響を与えることが、国内外の研究で示されています。
特に以下の反応が確認されています。
- 副交感神経活動の亢進
- 心拍変動(HRV)の改善
- ストレスホルモン(コルチゾール)の低下
- 血流改善による臓器機能の回復
これにより「緊張しっぱなしの神経状態」から「回復できる状態」へ切り替わりやすくなります。
整体が果たす自律神経への役割
自律神経は背骨の中を通る脊髄神経とも密接に関係しています。 特に首・背中・骨盤の歪みや筋緊張は、自律神経の伝達を妨げる要因になります。
整体では、過剰な筋緊張を緩め、呼吸が深く入る身体環境を作ることで、神経の働きをサポートします。
鍼灸×整体を組み合わせる理由
鍼灸は「神経・内臓・ホルモン」へ、整体は「構造・呼吸・血流」へ作用します。 この両面からのアプローチにより、自律神経が本来のリズムを取り戻しやすくなります。
当院では症状だけでなく、生活リズム・睡眠・食事・ストレス背景も含めて施術方針を組み立てています。
まとめ|自律神経失調症は身体から整えることが大切
自律神経失調症は「心の問題」ではなく、「身体と神経の調整機能の乱れ」です。
薬だけに頼らず、鍼灸・整体によって神経が回復できる環境を作ることが、長期的な改善につながります。
原因がわからない不調で悩んでいる方は、一度自律神経の視点から身体を見直してみてください。
院情報
杉本接骨鍼灸院
大阪府八尾市恩智中町1-35-1-103
072-943-6521
https://yao-diet.com/
