生理前のイライラ、腰痛、食欲増加に効果的「ビタミンB群」の摂り方

Now Foods, B-50, 250 Capsules

created by Rinker

NOW Foods(ナウ・フーズ)

¥3,949 (2024/04/20 08:29:18時点 Amazon調べ-詳細)

ビタミン B 2は B 1や B 2、 B 6、 B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸など多くの種類があります。だから、まとめてビタミン B 群と呼びます。B 1から順番に簡単にではありますが、それぞれの作用をご説明します。

体にとっていかに重要なビタミンか分かっていただけると思います。そしておすすめのサプリをご紹介したいと思います。

生理前のイライラなどに効果的な「ビタミンB群」の作用

ビタミン B 1の生理前の症状への作用

ビタミン B 1は糖質をエネルギーに変えます。糖質を分解してエネルギーを作り出しますが、その時に最終産物として作られるピルビン酸という物質があります。

このピルビン酸という物質はアセチル CoA という物質に変えられて、初めてミトコンドリアの内部で、次のエネルギーの材料になります。このピルビン酸からアセチル CoA を作り出す際にビタミン B 1が最初に必要になります。

だからビタミン B 1が不足するとエネルギーが作られなくなってしまい、疲れやすくなります。

ビタミン B 2（リボフラビン）の生理前の症状への作用

脂肪がエネルギーになるときにベータ酸化という反応が起こります。

ビタミン B 2は、この時脂肪酸を前述したアセチル CoAを作り出す際に必要になります。

だからビタミン B 2が不足していると脂肪がエネルギーに変えられにくくなります。ビタミン B 2を継続的に摂取すると、総コレステロールと LDL、中性脂肪値が低下したという報告もあります。

ビタミン B 3（ナイアシン）の生理前の症状への作用

ビタミン B 3は体内の多くの代謝に関わります。トリプトファンアミノ酸の一つから合成されます。

また、ビタミン B 3はアルコールの代謝に関わりますので、お酒をたくさん飲む人はナイアシンが不足しがちです。逆に言えば体内のビタミン B 3が少ないと二日酔いになりやすいとも言えます。

またビタミン B 3は HDL、善玉コレステロールを増やす作用もありますので、脂質代謝異常症の治療に応用されることもあります。

ビタミン B 6（ピリドキシン）の生理前の症状への作用

ビタミン B 6は腸内細菌によっても、体内で作られます。摂取したタンパク質からエネルギーを産生したり、筋肉や血液などが作られる際に、補酵素として働きます。

タンパク質を多く取る際にはビタミン B 6が必要となります。

ビタミン B 12（コバラミン）の生理前の症状への作用

ビタミン B 12は植物にはほとんど含まれないため、ベジタリアンはサプリメントを摂取する必要があります。ビタミン B 12は葉酸と共に働くことにより赤血球が正常に作られるようにします。

葉酸の再生産にもビタミン B 12は働くので、どちらも同時に十分に摂取する必要があります。神経の繊維はミエリンと呼ばれる鞘で覆われていますが、これを合成したり、修復したりするのもビタミン B 12の働きです。

ビタミン B 12が不足していると、神経障害がみられる確率が高くなるそうです。

葉酸の生理前の症状への作用

葉酸はほうれん草から発見されたので、この名前がつきました。タンパク質の合成に関与しています。

またビタミン B 12と B 6と葉酸を十分に摂取することで、動脈硬化や脳卒中のリスクが減る効果も期待できます。

葉酸は大量に摂取すると、蕁麻疹の痒みを症状とする葉酸過敏症を起こしたり、亜鉛の吸収阻害を引き起こしたりすることもありますが、1 mg 以下であれば全く問題はありません。

胎児の神経管閉鎖障害の確率を減らすため厚生労働省もサプリメントとして葉酸を摂取することを推奨しています。

1日に400から800μgが目安の摂取量です。

ビオチン（ビタミン B 7、ビタミン H、コエンザイム R とも呼ばれます。）生理前の症状への作用

皮膚炎を起こすヒスタミンを抑制したり糖質、タンパク質、脂質の代謝を助けます。爪や髪の主成分であるケラチンの合成に必要なコラーゲンの生成にも働きます。

不足すると白髪、脱毛、湿疹などの皮膚症状、疲労感などが現れます。