「頭がズキズキして、ろくに生活できない!仕事にならない!!」
そんなあなたのためにこの記事を書きました。
頭痛の治療に鍼灸治療が有効なわけ
鍼灸治療は日本に古くから伝わる東洋医学です。「ツボ」を刺激することで体に反応を出します。
WHO(世界保健機関)は日本の伝統医療である鍼灸治療が、医療の一部として認定しています。
頭痛に効くツボがたくさんある
鍼灸治療の目的は全身の「気」の流れを整えることにあります。病の元になる「悪い気」を体の外へ出させて、体調を整える「良い気」を入れるように施術します。
最近の研究では、鍼灸の刺激は体の免疫機能を高めるに最適なものだと言うことが明らかになっています。鍼灸の刺激が治癒力を高めるためのきっかけになるということです。
鍼灸治療で刺激を入れる「ツボ」は、症状によって選ばれます。「ツボ」の多くは神経の走行に沿って存在しています。神経への刺激はホルモンの分泌を促します。結果として、免疫や循環を向上させ、筋緊張性の頭痛や偏頭痛を改善するという報告もあります。
頭痛のときに鍼灸治療のリスクとは?
鍼灸治療にはリスクも少しだけあります。特に初めての針治療の場合は、皮下出血、だるさ、痛みなどを感じることが多いです。皮膚面や設備などの消毒が行き渡っていなかったり衛生状態が悪いと、感染の恐れもあります。そのため、鍼灸治療につかう針は一度きりの『使い捨て』です。
もし、鍼灸治療を受けようとした際に、衛生面において信頼できることを問い合わせて置くことをお勧めします。少なくとも使う針が使い捨てであるかどうかを確認してください。
他のいかなる治療法を同じように、鍼灸治療だけで頭痛を完璧に改善することはありません。食事や運動、睡眠などの生活習慣の改善も同時に進める必要があります。
頭痛の時に鍼灸治療のススメ
初めての鍼灸治療を受けるために、特に構える必要はありません。質問や不安があれば、鍼灸師に気軽に聞いてみてください。
よくある質問の例
この症状ははりきゅう治療でよくなりますか?
症状がよくなるまでにどれくらいの期間がかかりますか?
通院する頻度はどれくらいですか?
針を刺すときに、痛みはありますか?
出血はありますか?
施術した日にお風呂に入っても大丈夫ですか?
施術後に激しい運動をしても大丈夫ですか?
などなど。
頭痛の種類によっても、施術の方法や刺激の与え方によって、改善までの期間や頻度などが違います。だからこそ、初回の問診時に鍼灸師に確認して置くことを忘れないようにしてください。
頭痛の場合では、最初のうちは1週間のうち1、2度の通院、徐々に2週間に1度、1ヶ月に1度程度の間隔を開けていくことが多いです。
痛みに関しては、その施術の方法、刺す場所、人によって変わります。同じ方法で同じ場所に針をさしていても、痛みを感じる人がいたり、全く痛みを感じなかったりします。痛みを感じて、不快に思うならその場で鍼灸師に伝えてください。痛みを我慢してもいい結果が得られるとは限りません。むしろ痛みが強いと逆効果になることもあります。
ほどよい刺激の鍼灸治療は体にとって、心地よいものであるべきです。
もうひとつ確実に確認してもらいたいこと
保険に入っているかどうか?
鍼灸治療だけでなく、あらゆる医療にはリスクがあります。あなたが初めて鍼灸治療を受ける際には、その鍼灸院がなにかあった時の「保険」に入っているかどうかを確認してください。
きちんとした施術者であれば、「万が一」に備えて、患者のことを考えた上で、「賠償責任保険」に加入しています。
鍼灸以外の頭痛の代替医療による治療
薬が効かなくて、鍼灸治療が苦手な人で、頭痛を改善したい場合には、サプリメントやアロマセラピーなども有効です。
砂糖の過剰摂取は体内の炎症を亢進させてしまいますので、まずは砂糖の摂取をへらすようにしましょう。
その上で、抗酸化作用のあるビタミン、たとえばビタミンEやCなどのサプリメントをお勧めします。アロマセラピーで使うエッセンシャルオイルの中には金の緊張をほぐしたり、リラックス効果なるものもありますので、日常に取り入れるのも一つの手段です。
頭痛の原因を取り除くのに、適度な運動も有効です。血流を改善したり、ストレスを解消したり、肺活量を増やすことができ、頭痛の解消にとても役立ちます。
医師にすぐに相談すべき頭痛にも注意
鍼灸治療が万能であるということではありません。もし頭痛が急に激しいものであったり、頭痛とともに、めまいやふらつき、吐き気などを感じるのであればすぐに医師に相談してください。
頭痛はときには重篤な病気の前兆となることもありますので、注意が必要です。特に、いつも頭痛で悩んでいる人であればいつもと違う痛みがある場合には、速やかに医師にそうだんしてください。