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40代・ダイエット

ビタミンB9葉酸には2種類ある。重要な違いがあるので気をつけて

妊娠したいと考えるなら健康になるような行動をされると思います。
タバコ、お酒などをやめる。
運動をする
ダイエットする
サプリメントを飲む

なかでもサプリメントを摂取する女性が増えているように思います。
特に葉酸。

この葉酸という栄養素のことを、理解して摂取していますか?

葉酸とは?

葉酸は、ビタミンB12と共に『血液を作るためのビタミン』として有名ですが、タンパク質や細胞の新生に不可欠なDNAやRNAを合成するための栄養素でもあります。
厚生労働省の食事摂取基準によると、日本人女性の葉酸の推奨摂取量は1日あたり240μg、妊活中は食事から240μg以上、さらにサプリメント等から400μg、妊婦の場合は480μgとなっています。

摂取の目的は生まれてくる子供の先天的異常である「神経管閉鎖障害」のリスクを軽減すること。食事から十分に摂取しにくいからこそ、厚労省がわざわざサプリメントの摂取を推奨しているということもあります。

こういう背景もあって、医師からも葉酸の摂取を勧められることが多いです。ところが、「葉酸」には2種類存在していることはご存知ですか?

葉酸塩(フォレート/Folate)と葉酸(Folic Acid)の違いとは?

葉酸(folate)と葉酸(folic acid)は、どちらもビタミンB9であるものの、両者には明確な違いがあります。しかし、区別されないまま摂取している現状もあります。

ビタミンB9
ビタミンB9は、folateとして自然に存在し、ヒトの体で重要な働きをしますを果たします。たとえば、細胞の成長とDNAの形成に重要な役割を果たします。

ビタミンB9が不足した場合には、以下のような健康上のリスクが増加するといわれています。

ホモシステインの上昇
先天性欠損症
ガン
など

だからこそ、葉酸の摂取が推奨されています。

Folateとは?

Folateは、ビタミンB9が天然に存在するときにはFolateとして存在しています。
名前の由来は「葉」を意味するラテン語「folium」から来ています。なのでFolateを摂取するには葉物野菜は最適です。

葉酸は、同様の栄養特性を持つ関連化合物のグループの総称です。

活性されたビタミンB9は、レボメフォリック酸または5-メチルテトラヒドロ葉酸(5-MTHFとして知られています。消化器系では、食品に含まれる葉酸が消化吸収されて、血流に入る前に5-MTHFに変換されます。

folic acidとは?

Folic acidは、pteroylmonoglutamic acid(プテロイルモノグルタミン酸)としても知られる人工的に合成されたビタミンB9です。海外では小麦粉などにも、日本でもシリアルなどの加工食品に追加されます。

folateとは異なり、folic acidのすべてが消化器系で活性型のビタミンB9(5-MTHF)に変換されるわけでなく、代謝が遅く、非効率的でもあります。
つまりfolic Acidの葉酸サプリメントを5-MTHFに変換するのに時間がかかります。

1日あたり200〜400 mcgなどの少量でも、次に摂取するまでに、完全に代謝されない場合があります。葉酸(特にFolicAcid)はシリアルなどにも含まれていることが多くて、葉酸サプリメントと一緒に摂取すると、過剰になり、後述する健康上の問題の原因になってしまいます。
ただし、ある研究では、葉酸と他のビタミンB、特にビタミンB6を摂取すると、変換がより効率的になることが示唆されています。

B6にも種類があって、注意が必要です。ビタミンB6はピリドキシンだけでなく、P5Pを含んでいるものを選ぶ。

代謝されていない葉酸のデメリットは?

いくつかの研究は、代謝されていない葉酸のレベルが慢性的に上昇すると、ガンのリスクが増加する、ビタミンB12欠乏症から認知症や神経機能への障害のリスクが高くなる可能性が示唆されています。

ビタミンB9が多く含まれる食品

妊活中や、妊娠初期でもない限りは、葉酸の大量摂取の必要は内容です。なので、ビタミンB9が含まれる食品を積極的に摂取するように心がければよいと思います。

葉酸は葉物野菜に多く含まれるので、アスパラガス、アボカド、芽キャベツ、ほうれん草やレタスなどを食べましょう。

ただし、妊婦などの一部の人々にとっては、葉酸を積極的に摂取することが必要な場合もあります。その際には、医師に相談の上、慎重に選んでください。

まとめ

繰り返しになりますが、Folic Acid(葉酸)も葉酸塩も、最終的には「メチルテトラヒドロ葉酸」まで代謝されます。しかし、人工物であるFolic Acid(葉酸)は体内で代謝がすごく遅く、次の物質へと変換されずに体内に有害物質として蓄積され健全な生体活動を阻止する大きな障害となります。
具体的には、免疫システムの変性(NK細胞の減少)、動脈硬化、結腸癌、妊娠期に大量の葉酸を摂取した母親から生まれた子供の喘息、高齢者の認知機能低下(特にビタミンB12濃度が低い人)などが挙げられます。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。