糖質を気にして、控えめにしてるけど!!
という人でも注意が必要です。
日本人には、血糖値が上がりやすい遺伝子を持つ人が多い。
しかも、歴史的に農耕に頼って生活をしてきたので、腸内環境も血糖値をあげやすい人が多い。
なので、意識して糖質を控えていても、血糖値が上がりすぎている人も多くいます。
血糖値が多少高くても、自覚症状として現れるまでにかなりの時間がかかってしまいます。
【Aタイプの対策】食べているものの糖質の量を理解
ごはん茶わん1杯程度の白米には約55g、角砂糖にして約14個分の糖質を含んでいます。
1日3食、1膳づつ食べ、スイーツなども含めると大量の糖質を摂ってしまっています。
糖質過剰になると、血糖値が上がって肥満ホルモンのインスリンが分泌され、 脂肪をため込むことになります。
ただでさえ、遺伝子や腸内環境が血糖値を上げやすい日本人なのに。
糖質に偏って、ビタミンやミネラルなどの栄養が不足してしまうデメリットもあります。
糖質制限というよりも糖質中毒からの離脱
糖質については「摂るべき」、「摂らなくてもよい」については、賛否両論有りますので、どちらを支持しても良いと思います。
個人的にはそれぞれに適量があって、見極めてから注意して摂取すればいいと思います。
しかも、そういったものが常に定量でなく、生活において日々、もしくは瞬間の生理周期、運動や睡眠によっても変化する。
だからこそ、体重や体脂肪を一番身近な判断材料として、食べたり、調整したりすればいいんじゃない?って考えています。
ただ、多くの人は、習慣で食べているので、つい食べ過ぎてしまっています。
特に糖質。
タバコやアルコールなら「あかんよ!」って言われるのに・・
タバコやアルコールならば、健康に対するメリット・デメリットをうるさく言われていますし、ほとんどの人が認識した上で、自己責任で楽しんでいると思います。
ところが糖質の場合、そのデメリットについてまだまだ広まっていないように思います。
実際に糖質のデメリットは以下のようにたくさん!!
糖質のデメリット
○ 糖化
○ ビタミン・ミネラル不足になる
○ TCAサイクルがうまく回らない
○ たんぱく質・脂質不足
糖化によるストレス
「老化」
糖質の長期にわたる過剰摂取による糖化ストレスは短期間では判断されにくいかもしれません。
血糖値のように食後にすぐに数値として結果が出るものではなく、摂取し続けることで、数年後、もしくは10年以上経って現れるものもあります。
糖化によるストレス状態が続くことで、疲れやすい、肌が荒れる、髪質がどんどん悪くなる、病気になりやすくなるなどがあります。
ビタミン・ミネラルが不足する
糖質が過剰に摂取されるとその代謝のためにビタミン、ミネラルが使われます。ビタミン・ミネラルが不足すると脂肪やタンパク質の代謝が回らなくなり、脂肪の燃焼不足、免疫力の低下、睡眠ややる気に関わる脳内伝達物質が作られなくなってしまいます。
人の体を動かすATPというエネルギーを作るためのTCA回路も回らなくなってしまいます。
TCAサイクルが上手く回らない
TCAサイクルとは細胞の中に存在するミトコンドリアでエネルギーを作り出す仕組みの一部です。
これが上手く機能しないと元気に活動できなくて、免疫が落ちて病気にかかりやすくなったり、精神的に落ち込むことが多くなり、やる気も出なくなってしまいます。
脂質・タンパク質不足
糖質や炭水化物で満腹にしてしまうと、必要なタンパク質、脂質が摂取されなくなってしまいます。
タンパク質には必須アミノ酸、脂肪には必須脂肪酸と呼ばれる、体内では作られなくて食事やサプリなどから摂取しないといけない栄養素があります。
それらが不足すると代謝が低下してしまい、上記と同じように糖化、老化が進んでしまい、心身ともに病気になりやすくなってしまいます。
「糖質」の量を見直す
アルコールや喫煙は過剰になると、健康への影響を懸念することが多いです。
糖質中毒に関してはそれほど深刻に捉えられません。
アルコールだと、お酒を朝から飲んで、1日中飲み歩いている。しかも、毎日。
これってもはやアルコール中毒。
病気にとして認識されると思います。
でも・・・・
糖質に関しては
朝、昼、夜にしっかりと炭水化物から摂取して、さらに間食でスイーツを食べる。
お風呂上がりに冷たいアイスクリーム。
なんて生活していても、それほど違和感を感じないかもしれません。
しかし、1日に摂取すべき量を考えると過剰になってしまいます。
食べ過ぎてるのがわかっていても、つい食べちゃう
過ぎた症例では
「過食して嘔吐する」という女性が増えているかもしれません。
朝昼夜、白米や麺類中心の食事に甘いものがやめられない。しかし、体重が気になる。
という女性に多いです。
病院での検査ではわからないこともあると知る
診療科がなんであれ、病院にはとにかく人がたくさん集まります。
医師一人につき、数十人、数百人という患者を診ないといけません。とすれば、一人一人にかけられる時間が限られてしまいます。
検査して、数値をみて、薬を処方して、様子をみる。
という処置だけで終わってしまっても仕方ないかもしれません。
たた、その様子を診ている間もあなたの症状は悪化する可能性がほとんどです。
人には自己治癒の力が備わっていますので、それを最大限引き出すために栄養も考えるべきです。
栄養を聞き出すためには、一人当たりのカウセリングに最大180分かけてお話をお伺いしたり説明したりしています。
まとめ
糖質の過剰摂取のデメリットは肥満や血糖値だけでなく、老化、酸化、エネルギー不足、ビタミン・ミネラル不足、タンパク質・脂質不足を招いてしまいます。
結果、心身の病気の原因になってしまいます。
ほとんどの病院では栄養に関しての指導は時代遅れなものばかりです。この点に気をつけて、ただしい食事・栄養状態を保つことで、本来もつ自己治癒力を向上することができます。
その上で、医師による化学的な処置を受けることで効果が上がるはずです。
もし、長く抱えている悩みがあるのであれば、食事を中心に生活を見直すべきです。