なぜ?腸内細菌にとって食事が大切なのか?
腸内環境はとてもデリケートで、加齢とともにバランスが崩れていきます。
なので、常に意識して腸内環境を整える必要があります。
腸内環境を整える大切なパートナー
腸内環境に影響を与えているものは、食事、運動、睡眠、ストレスなどがありますが、中でも特に大きなものは「食事」。
腸にとって良い食事を知るために、食事と腸内環境の関係について理解を深めましょう。
腸内細菌の働きとは?
食事で、腸に入った食べ物は、腸内細菌のエサになります。
腸内細菌は、それらの食べ物を、発酵や分解することで体に吸収しやすい物質に変化させます。
このとき、細菌によって生成される物質は食事内容によって違ってきます。
生成される物質は、体にさまざまな影響を与えます。
善玉菌と悪玉菌
最近の研究では、その働きによって、一概に善玉、悪玉、日和見と分類することができなくなっています。
腸内環境を整えるためには、腸内細菌の多様性が重要とされています。
この腸内細菌の多様性を高めるための食事が、いわゆる善玉菌を増やすための食事になります。
食物繊維や発酵食品、野菜や果物が好物であることが多く、これらの食品が腸内に入ってくると、乳酸、酪酸、ビタミンB群など体に有益な物質を作りだします。
逆に、これまでは悪玉菌を増やすとされた高脂質、高カロリーの食事は、腸内細菌の多様性を損なわせ、アンモニアや二次胆汁酸などの有害な物質を生成する原因となってしまいます。
食事は腸と相談しながら組み立てる
腸内細菌は人が生まれてから、死ぬまで腸の中であなたが食べた物を餌として生きています。
つまり、あなたの健康にとって、食事は腸内細菌を味方につける有効な手段です。
食生活を意識して腸内環境の多様性を高めて、胃腸や肝臓などの消化器官の働きを促進させましょう。