ウェルシュ菌(免疫) 悪玉菌
パーフリンジェンス
科: Clostridiaceae 属: Clostridium 種: perfringens
この菌はClostridium perfringens(クロストリジウム パーフリンジェンス)といわれ嫌気性の桿菌です。発見者の名前にちなんで、ウェルシュ菌とも呼ばれています。
「パーフリンジェンス」とは「破壊する」という意味があります。
クロストリジウム菌の中では珍しく鞭毛を持たない運動性のない菌です。
ウェルシュ菌の病原性
ウェルシュ菌は12種類もの毒素または酵素を作り出します。
その結果、食中毒やガス壊疽などの病気を引き起こしてしまいます。
ウェルシュ菌によるエンテロトキシンと呼ばれる毒素は食中毒を起こします。
ウェルシュ菌は、下水、河川、海、土壌など、生活環境中に広く存在するため食品や調理器具にも付着しやすい。
芽胞を形成した菌は熱に強く十分に殺菌されないことが、食中毒を起こしてしまう原因となります。
老化およびがんとの関連性
このウェルシュ菌は、ヒトの腸内にも常在菌として住んでおり、加齢とともに増加することがわかっています。
老化や発がんなどへの関与も疑われています。