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栄養

「夏の不調を予防する」夏のおすすめ果物8選

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夏になると、スーパーの果物コーナーには色とりどりの旬の果物が並びます。

しかし、どの果物を選ぶべきか迷った経験はありませんか?

今回は、東洋医学的な観点から、夏におすすめの果物とその健康効果について詳しく解説します。

あなたの体質や健康状態に合わせて、最適な果物を選びましょう。

スイカ:清熱解暑と利尿作用

スイカは夏の代表的な果物で、甘味があり体の熱を冷ます効果があります。東洋医学では「清熱解暑」「生津利尿」とされ、余分な熱を冷やし、暑さを和らげるとともに、体を潤し利尿作用を促します。

特に暑い夏の日には、スイカを食べて体をリフレッシュさせるのがおすすめです。ただし、冷え性の方や下痢しやすい方は食べ過ぎに注意が必要です。

スイカにはリコピン、ビタミンC、カリウムなどの栄養素も豊富に含まれており、抗酸化作用や免疫力向上、血圧の調整に役立ちます。スイカの皮も捨てずに活用すると、ジュースや漬物として楽しむことができます。

柿:喉を潤し咳を和らげる

柿も体を冷やす力が強く、「清熱潤肺」「生津止渇」の効果があります。喉を潤し、乾燥を防ぐため、咳が出やすい方や喉の乾燥が気になる方には最適です。ただし、消化機能が低下している方や湿気の影響を受けやすい方は控えめにしましょう。

干し柿にすると、消化に優しくなり、栄養価も高まります。

柿にはビタミンA、ビタミンC、食物繊維が豊富に含まれており、免疫力の向上や美肌効果、腸内環境の改善にも役立ちます。また、柿の葉を使ったお茶も抗酸化作用があり、健康維持におすすめです。

桃:体を温め便秘を解消

桃は体を温める珍しい果物で、「生津潤腸」「活血消積」の効果があります。特に便秘で大便が硬く乾燥しているタイプの方には効果的です。また、血行を促進し、生理不順や月経痛、シミの緩和にも役立ちます。

ただし、炎症がある方やニキビができやすい方は注意が必要です。

桃にはビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維が含まれており、抗酸化作用や血圧の調整、美肌効果があります。桃の花も漢方薬として用いられ、月経不順や血行促進に効果的です。

さくらんぼ:疲労回復とむくみ防止

さくらんぼも体を温める果物で、「補中益気」「祛湿」の効果があります。気を補い、疲労回復やむくみの防止に役立ちます。

特に体が弱く、疲れやすい方に適していますが、炎症がある方やニキビができやすい方は控えめにしましょう。

さくらんぼにはビタミンC、アントシアニン、鉄分が豊富に含まれており、抗酸化作用や貧血予防、目の健康維持に役立ちます。特に女性には嬉しい栄養素が多く含まれているため、美容と健康をサポートします。

イチジク:便秘解消と血行促進

イチジクは冷やしも温めもしない中性の果物で、「生津潤腸」の効果があります。体を潤し便秘を解消し、血行促進の効果もあるため、血液が不足している方にも良いとされています。

万人向けの果物で、どの果物を選ぶか迷った時にはイチジクを選ぶのがおすすめです。

イチジクにはビタミンB6、食物繊維、カルシウム、マグネシウムが含まれており、骨の健康維持や便秘解消、神経系のサポートに役立ちます。乾燥イチジクも栄養価が高く、スナックとして楽しむことができます。

パイナップル:喉の乾きを和らげる

パイナップルも中性の果物で、「生津止渴」の効果があります。体を潤し、喉の乾きを和らげます。しかし、パイナップルには特殊な酵素が含まれており、食べると舌が痒くなったり、下痢や吐き気を引き起こすことがあります。

新鮮なパイナップルを食べる際は塩水に10〜15分ほど浸けると良いでしょう。

パイナップルにはビタミンC、マンガン、ブロメラインが含まれており、抗炎症作用や消化促進、免疫力の向上に役立ちます。ブロメラインはタンパク質分解酵素として、消化を助ける効果があります。

メロン:暑さを和らげむくみを防ぐ

メロンは甘味があり、体の熱を冷ます効果があります。「清熱生津」「利水消腫」の効果があり、夏の暑さを和らげ、体を潤し、むくみを防ぎます。しかし、冷え性の方や胃腸が弱い方には控えめにするのが良いでしょう。

メロンにはビタミンA、ビタミンC、カリウムが豊富に含まれており、抗酸化作用や免疫力の向上、血圧の調整に役立ちます。

メロンの種も栄養価が高く、スムージーやスープに加えることで栄養摂取が可能です。

リンゴ:体を潤し消化に良い

リンゴは甘味があり、体を潤し暑さを和らげる効果があります。「生津潤肺」「健脾益気」の効果があり、スイカやメロンと似た効果がありますが、冷やす力は弱めです。冷え性の方でも食べやすい果物です。

皮を剥いて温めて食べるか、シナモンパウダーを振って食べると、さらに消化に良いです。

リンゴにはビタミンC、ペクチン、クエン酸が含まれており、免疫力の向上や腸内環境の改善、疲労回復に役立ちます。

リンゴの皮には食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれているため、できるだけ皮ごと食べるのがおすすめです。

まとめ

夏におすすめの果物は、それぞれが持つ効果を理解し、自分の体質や健康状態に合わせて選ぶことが重要です。体を冷やす果物、温める果物、中性の果物をバランス良く摂取することで、健康的に夏を過ごしましょう。

また、糖尿病の方は果糖の摂取に注意し、医師に相談することを忘れずに。適量を心がけ、夏の果物を楽しんでください。

さらに、果物は季節ごとの旬のものを選ぶことで、栄養価が高く美味しさも増します。

夏の果物を上手に取り入れて、暑さに負けず健康を維持しましょう。果物を使ったレシピや保存方法にも工夫を凝らし、毎日の食生活にバリエーションを持たせることも大切です。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。