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外反母趾 鍼灸治療

外反母趾の治療法 八尾市 鍼灸院

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外反母趾とは何か?

外反母趾とは、足の親指(母趾)が他の指の方向へ「く」の字に曲がることで変形した状態を指します。この際、親指の付け根部分(MTP関節)が内側に突き出し、骨や関節がズレることで、痛みや炎症を引き起こします。

この突き出た部分は「バニオン」とも呼ばれ、靴に当たるたびに強い痛みを伴うこともあります。

特に女性に多いとされる外反母趾ですが、その原因は単なる靴選びのミスだけでなく、遺伝的要因や生活習慣、足の形状など、複数の要因が複雑に絡み合っています。放置しておくと、日常生活にも支障をきたすため、早期対策が重要です。


外反母趾の主な原因とは?

外反母趾の原因は、大きく分けて以下のように分類できます。

  1. 遺伝による足の形
    足の形は生まれつきの骨格や遺伝が影響します。特にエジプト型の足(後述)が外反母趾を引き起こしやすい形状とされています。
  2. 生活習慣
    適切でない靴の使用や歩き方が、外反母趾の発症に大きく影響します。たとえば、幅の狭い靴やヒールの高い靴を履き続けることで足の指に過度な負担がかかり、変形を招きます。
  3. その他の要因
    肥満やO脚などの体型的特徴も、足の負担を増加させ、外反母趾を悪化させることがあります。

外反母趾はこれらの原因が複合的に絡み合うことで発症することが多く、靴選びだけでなく、日常生活全般を見直すことが必要です。


外反母趾の進行度とリスク

外反母趾の進行度は親指の曲がり角度(外反角)で分類されます。以下はその詳細です。

1. 正常な状態(15度未満)

痛みや変形がない健康的な状態です。この状態を維持することが、外反母趾予防の基本となります。

2. 軽度・中等度(15〜40度)

親指付け根に軽い痛みや腫れが現れる段階。適切なケアを行うことで、進行を防ぐことが可能です。

3. 重度(40度以上)

激しい痛みや靴の使用が困難になるケースも。手術を含む専門的な治療が必要です。

早期に発見し、軽度のうちに対処することで、重度への進行を防ぐことが可能です。


外反母趾になりやすい足の形

足の形状も、外反母趾の発症に大きく影響を与えます。主な足の形には以下の3種類があります。

  1. エジプト型(母趾が一番長い)
    最も多い足の形(日本人の約70%)で、外反母趾になりやすい特徴があります。体重が母趾の付け根に集中しやすく、関節が変形するリスクが高いです。
  2. ギリシャ型(第2趾が一番長い)
    日本人の約25%が該当。エジプト型ほどではないものの、親指付け根に負担がかかる場合があります。
  3. スクエア型(指が均等の長さ)
    約5%の割合で、比較的外反母趾になりにくい形状です。

エジプト型の足の方は特に注意が必要で、適切な靴選びが重要になります。


足底アーチと外反母趾の関係

足底アーチとは、足の裏にある3つのアーチ構造を指します。これらは体重を分散し、歩行時の衝撃を吸収する重要な役割を担っています。

1. 内側縦アーチ

足の内側部分に位置し、足全体のバランスを保つ役割を果たします。

2. 外側縦アーチ

安定性を高めるために内側縦アーチを補助します。

3. 横アーチ

足の幅を維持し、歩行時の安定性を向上させます。

これらのアーチが弱まると、足全体のバランスが崩れ、外反母趾を含む足のトラブルが生じやすくなります。


外反母趾を起こしやすい生活習慣

実は、「幅の広い靴」や「靴が緩い靴」を履くことでも、外反母趾のリスクが高まります。これは、靴の中で足が滑り、親指が外側に押し出されることが原因です。

適切な靴を選び、正しい歩き方を意識することが、予防の第一歩です。


幅が狭い靴を選ぶメリット

外反母趾予防には、幅が狭い靴の使用も効果的です。以下のようなメリットがあります。

  1. 足のアーチと形をサポートし、親指の付け根への負担を軽減。
  2. 靴の中で足が滑るのを防ぎ、親指が外側に押し出されにくくなる。
  3. 正しい歩行を促し、筋肉と関節を正しい位置に保つ。

例えば、ミズノのウォーキングシューズのように、アーチサポートがしっかりしている靴がおすすめです。


外反母趾の治療法:テーピング

軽度の外反母趾であれば、テーピングを活用することも有効です。キネシオテープを使用して以下のようにテープを貼ります。

  1. テープを3つの分岐に切る(長さ10〜12cm)。
  2. 足の形に合わせて適切な位置に貼る。

これにより、親指の付け根の負担を軽減し、痛みを和らげることが可能です。


外反母趾を予防するために

外反母趾は一度発症すると自然治癒は望めません。しかし、日常生活の見直しや適切なケアを行うことで、進行を抑えることができます。

  • 適切な靴を選ぶ
    足の形状に合った靴を選び、足の負担を軽減しましょう。
  • 足のストレッチや筋トレ
    足底アーチを維持するためのエクササイズを取り入れることも効果的です。
  • 早期治療を行う
    痛みや違和感を感じたら、早めに専門医に相談しましょう。

まとめ

外反母趾は、足の健康だけでなく、全身のバランスにも影響を与える厄介な症状です。しかし、原因を正しく理解し、予防や治療に取り組むことで、症状の進行を食い止めることが可能です。

日常生活の中で足の健康を意識し、適切なケアを続けることが、快適な生活を送る鍵となります。足の痛みやトラブルを感じたら、早めの対応を心がけましょう。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。