寒くなるとどうしても食べたくなるものがありますよね。
そのうちのひとつにおでんがあげられるのではないでしょうか?
おでんは地方によっても、家庭によっても、お店によっても、コンビニによってもそれぞれ食べ方や味がずいぶん変わります。
それだけ各家庭や地域に深く根付いた料理だと言えるのではないでしょうか?
大阪にも美味しいおでんはあります。
しかし、糖質が気になって、食べるのが心配!という方のために!
今回は糖質制限的おでんの食べ方と大阪で美味しいと評判のおでん屋さん「花くじら」をレビューします。
おでんの種類
私の地元大阪では、おでんのことを「関東炊き(かんとだき)」と呼ぶこともあります。
江戸風の鰹出汁の効いたおでんに、昆布だしが加わった「関東炊き」は、関東大震災の後に東京に逆輸入され普及して行ったという歴史があるそうです。
私が小さかった頃には、定番としてくじらの脂身の「コロ」や鯨の舌である「さえずり」というおでんのネタがありましたが今は高級になったため、あまり一般的ではなくなりました。
関西の中でも京都と大阪では微妙に違います。
大きな違いは京都風のおでんは、さば節や昆布をだしに使います。
京の伝統野菜や湯葉などが種として入ることがあります。
大阪のおでんは、牛すじやたこが入っているのが特徴です。
関東風のおでんや中部地方、中国・四国地方、九州・沖縄地方でそれぞれ特徴的なおでんがあります。
有名なところでは中部の静岡風おでん。
牛すじ肉で出汁を取り濃口醤油で味付けをした黒い汁2種2串を刺して煮込みます。
そして「出し子」と呼ばれるいわしの削り節や鰹節屋青のりをかけて食べます。
マスコミなどにも取り上げられることが多く、有名だとは思いますが、私も一度は味わってみたいと思っています。
名古屋風のおでんには八丁味噌加わっているというのも有名な話です。
とても細かい情報が「気分」のサイトで紹介されていますので、ご興味があれば是非そちらも覗いてみてください。
紀文 おでん文化
https://www.kibun.co.jp/knowledge/oden/geography/map/
大阪のおすすめのおでん屋さん
大阪で有名なおでん屋さんもいくつかありますが、その中でも私が一番お気に入りのおでん屋さんを紹介します。
大阪環状線の福島駅から歩いて10分、オフィス街の中にある「花くじら」というおでん屋さんです。
このお店のおでんの特徴は、私が薄味ということです。
個人的な見解としては「京都風おでん」に近いと思います。
おでんの具も湯葉があったりタコがあったりコロやさえずりが入っていたりします。
福島には3店舗ありますが、私がよく行くのは「北店」。
本店の方には座敷もあるそうですが「 北店」にはカウンターと簡単なテーブル席(確かパイプ椅子)が数席あるだけです。
ということもあり行列ができやすいのもあるかもしれませんね。
カウンターに座ると、目の前で大きな鍋でグツグツとおでんが煮込まれています。
出汁が美味しいので何を食べても美味しいのです。
特におすすめなのは、ネギ袋です。
薄揚げの巾着の中にネギがぎっしり詰め込まれていて、薄味のだしがしゅんだ(染みているという大阪の方言です(^。^))とても美味しいおでん種です。
その他おでん種以外にも一品料理も美味しくいただけます。
おすすめの逸品料理はタコサラダです。
シンプルなのですが、とても美味しくてびっくりします。
ちなみにこのお店では「おまかせおでん」という5品で500円のテイクアウトもあります。
わざわざタッパーを持ってきて奥さんにお土産として持って帰るサラリーマンもいます。
夏が過ぎて、秋が近づく頃、人肌が恋しい頃からが、おでんの時期だと思います。
その時期になると「花くじら」の前には毎日必ず行列ができます。
営業時間前から営業が終わる時間まで常に行列ができているほどの人気です。
それだけ美味しいということですね。
おでんに含まれる糖質量
おでんには具材が豊富に使われています。
当然その具材によって糖質量は変わってきます。
出汁に砂糖が使われていないのであれば具材の糖質量だけを考えれば間違いないと思います。
飲み物を日本酒はビールにしてしまうとそれだけ糖質の摂取量も増えてしまうので注意が必要です。
主なおでん種の糖質量を下の表にしますので参考にしてください。
大根 | 100.0g | 4.5 g |
こんにゃく | 60.0g | 1.1 g |
卵 | 50.0g | 1 g |
餅入り巾着 | 20.0g | 10.7 g |
昆布 | 2.4g | 2.4g |
さつま揚げ | 9.5g | 9.5 g |
はんぺん | 13.4g | 13.4 g |
ちくわ | 7.7g | 7.7 g |
ごぼう天 | 12.3g | 12.3 g |
タコ | 1.3g | 1.3 g |
つみれ | 8.5g | 8.5 g |
がんもどき | 1.9g | 1.9 g |
じゃがいも | 18g | 18 g |
牛すじ | 0.7g | 0.7 g |
ロールキャベツ | 5.9g | 5.9 g |
あくまでもノーマルなおでんですので、最初にお話しした通り地方によってかなりの差がありますので、糖質を制限する際にはくれぐれも用心してください。
まとめ
おでんといえば寒くなってからの食べ物と考えがちですが、最近ではコンビニでも夏場にも置いています。
それぐらい普段でも需要があるということだと思います。
おでん種でも芋類や根菜類は糖質が高くなるので、 ビールなどを飲むのであれば避けておいたほうがいいと思います。
大根なども元々少し糖質量が高めなので、一緒に行くかとシェアをすれば種類を多く食べることができます。
やはりたまごや春菊などの具材は糖質量が低めですので安心して食べることができます。
何度も繰り返すようですが、使っているだしによりますので、しっかりと見抜いてください。