オリーブといえば、油と実の酢漬けなどのイメージが強いですよね。実は、オリーブの葉にもすごい効能があります。
この記事ではオリーブの効能について以下のことがわかります!
「オレウロペイン」の効能について
「オレオカンタール」の効能について
オリーブの葉の力、知ってますか?
オリーブの葉は、地中海沿岸の地域を中心に、古くから利用されています。その利用方法は多岐にわたっています。抗利尿、降圧剤、皮膚軟化剤、膀胱感染、強壮剤、頭痛薬の代わりに用いられてきました。
中でも、オリーブの葉に含まれる「オレウロペイン」という物質による効果だと言われています。その量は何と言っても、オリーブの実の10倍にもなるそうです!
「オレウロペイン」はポリフェノールの一種で、強力な抗菌・抗酸化作用があります。これは、オリーブオイルの苦味成分でもあります。
オリーブに含まれる「オレウロペイン」はアテローム性の動脈硬化を防ぐ効能があります。
植物が紫外線や昆虫などの外敵から身を守るために、体内で作り出される成分のことを「ファイトケミカル(phytochemical)」と言います。これらは、植物の色素や香り、苦味、辛味、ネバネバなどが含まれます。「オレウロペイン」はその中の一つです。
効能について
ポリフェノールとしての効能は、強い抗酸化作用、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変えるスカベンジャーとしての作用もあります。前述のように、動脈硬化などを予防して、生活習慣病の改善にも役立ちます。
水に溶けやすいので、短時間で吸収され作用します。尿として排出されるので、こまめに摂取する必要があります。
脂質代謝
オリーブには、脂肪酸の中でもオレイン酸の含有量がトップクラスです。オレイン酸の働きは脂質代謝を活性化させて、体脂肪をつきにくくします。オレイン酸には、善玉コレステロールを増やす作用もあります。
血小板の凝結作用を抑制する作用もあり、血液をサラサラにすることできます。結果として血圧を低下させる効能もあります。
糖代謝
血糖値をコントロールするインスリンというホルモンがあります。オリーブに多く含まれるオレイン酸はインスリンの働きを助けます。インスリンの主な作用は血糖値を下げることです。オリーブを摂取することで、糖の代謝を助けることができます。
神経作用
オリーブにはビタミンEも多く含まれていますので、 抗酸化作用の他に、アンチエイジング、神経系の保護、血管の拡張などの効能も期待できます。
免疫アップ、抗菌
「オレウロペイン」には免疫力を強化したり、抗菌、抗ウイルス作用が期待されています。細菌やウイルスの増殖を抑制したり、体内への侵入に対して免疫細胞の働きを活性化して、抵抗力を高めてくれます。
便秘対策
オレイン酸は腸の働きを活発にさせるため作用があります。便秘を解消の効能も期待できます。
認知症
学術誌「ACSケミカル・ニューロサイエンス」によると、認知症の原因とされる「アミロイドβ」を抑制する働きが「オレオカンタール」にはあるという報告もあります。*1
オレオカンタールは、エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルから抽出された天然有機化合物で、エクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルのかすかにピリリと刺激の原因でもあります。
「オレオカンタール」はガンを予防する効果もある。
学術誌「モレキュラー・アンド・セルラー・オンコロジー」によると「オレオカンタール」を人間のガン細胞に加えると、短時間でガン細胞が死滅するということを報告しています。また、この実験では乳ガン、前立腺ガン、膵臓ガンでの「オレオカンタール」の効果が見られたとのこと。
摂取方法
サプリメントの飲み方はそれぞれのボトル、メーカの処方に従って飲んでください。1日におおよそ500〜1000mgの摂取が多いようです。
オリーブオイルを摂取する場合には、夜のプロテインに少し混ぜで5gを摂取すれば効果が認められています。
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参考文献
*1
Olive-Oil-Derived Oleocanthal Enhances β-Amyloid Clearance as a Potential Neuroprotective Mechanism against Alzheimer’s Disease: In Vitro and in Vivo Studies
https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/cn400024q
*2
LeGendre O et al.(-)-Oleocanthal rapidly and selectively induces cancer cell death via lysosomal membrane permeabilization (LMP).Molecular & Cellular Oncology 2015 Jan 23
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4568762/