この記事は、腰が痛い時の原因について書いています。わかることは次のことです。
腰の原因があっちとこっちで違う理由
腰をひねった時に痛くなったのか?歪んでるから痛くなったのか?
保険で500円くらいでみてくれる整骨院に行くと、捻ったからとか、捻挫や挫傷みたいなことを言われて、「だから痛いんですよ」ってなるし。
リラクゼーション目的の無資格のマッサージや1時間揉んでもらって3000円の整体に行くと「歪んでいるから痛い」ってことになるし。
整形外科では「年のせいで変形している」ということを言われます。
どれがほんまに正しいのか?
捻ったから痛いのか?
歪んでるから痛いのか?
どちらもごっちゃになってしまっていて、本当の腰痛の原因をわからなくなって、適切な治療に出会えない、治療難民が増えています。
症状とは?
捻挫とは、靭帯が過剰に伸ばされた状態か部分的に断裂した状態のことを言います。靭帯は関節を超えて、2つ以上の骨を結びつけるものです。捻挫といえば、足首の捻挫を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、この捻挫も靭帯を伸ばした結果起こってしまいます。
一方で、関節の歪みは筋肉や腱が伸ばされた状態のことを言います。腱とは筋肉の一部で骨に付着する際に筋肉は腱になります。筋や腱が原因による歪みで有名なのは反り腰や猫背です。
捻っても歪みでも、その症状はとても似ています。だから、あっちの治療院では「歪み」と言われ、こっちの病院では「捻った」と言われてしまいます。使っている方も、混乱しています。
原因としてあげられるものは?
歪みでも捻挫でもどちらも日常では滅多に起こるものではありません。人の体は毎日、激しい動きに耐えるので、そうそう歪みでもひねり動作にも耐えるようにできているということです。
- 捻挫、歪みの原因
- 運動、スポーツ
- 高いところからの落下、足を滑らせたなど
- 重いものを持ち上げた時
- 体に鞭打って頑張りすぎた
- 反復運動
- 悪い姿勢で長時間座りっぱなし、立ちっぱなし
これらのことは腰だけでなく、首、肩、肘、手首、股関節、膝関節、足関節などにも起こることです。
気をつけるべきこと
誰もが歪みや捻挫になる可能性はありますが、いくつかのことを気をつけることができれば、関節を傷めるリスクを下げることができます。
気をつけるべきこと
適切なコンディショニングを怠ると筋肉や関節はすぐに傷んでしまいます。
靴やユニフォームなどの装備が適切でないと捻ったり、歪みが生じたりするリスクが高くなってしまいます。
運動などに際して、ウォーミングアップとクールダウンは怪我の予防に効果的です。ウォーミングアップのストレッチはゆっくりと可動域を増やすことを目的に行う。クールダウンは筋肉の増強と関節の保護になります。
疲労を残さない。疲れが体に残っていると正しいフォームで運動をすることができなくなってしまいます。きちんと休息する日をスケジュールに入れておくべきです。
運動や生活環境を整える。濡れていたり、滑りやすい床やすべすべの表面の上で歩いたりすることも避けるべきですが、コントロールできない部分もあります。それだけに、危険な環境を意識することが重要です。
診断
医師の診断も時には間違いがあります。捻挫や歪みによる痛みと骨折や関節の破損と似通っているからということもあります。レントゲンなどの画像診断をするまでに、徒手検査では誤審も考えられます。
レントゲンでも確定できない場合は、MRIの検査を勧められます。MRIはレントゲンよりも確実に骨折や破損を見つけることができます。
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