TCA回路を回して代謝をあげよう!
複雑に思うかもしれませんが、簡単に覚えるなら上図から!
糖質(グルコース)抑えて、脂肪をエネルギー(ATP)に換えるにはミトコンドリアの働きが重要です。TCA回路(クレブス回路・クエン酸回路)がきちんと回らないと、エネルギーが作られません。元気がなくなるだけでなく、心身の病気になりやすくなったり、ダイエットや健康増進にも関わります。
アセチルCoA
アセチルCoAからクエン酸
クエン酸回路はアセチルCoAが反応系に組み込まれることで始まります。
回路を回すために、ビタミン、ミネラル、酸素などが関わってきます。同化と異化が繰り返されます。
アセチルCoAが組み込まれる時
アセチルCoAはアセチルCoAアセチル転移酵素(ACAT)の作用によって、オキサロ酢酸と反応してクエン酸となりクエン酸回路が回ります。
アセチルCoAアセチル転移酵素に異常があるとき
糖質オフ、タンパク質の摂取をきちんと実践していても、脂肪が減らない、体調がわるいままなどであれば、回路がうまく回っていない可能性も考えないといけません。
上図のように、どこかで「詰まり」が起こってしまうことが原因になります。
以下のような原因が考えられます。
ACAT(アセチルCoAアセチル転移酵素)の欠乏
コレステロール値の低下
グルタミン酸の過剰
血糖調節
GABAの生成不足
メチルマロン酸の過剰
精神状態の異常
シュウ酸の蓄積など
お互いが相互に関連しあって、原因の特定が複雑になってしまいます。
まとめ
糖質制限、ロカボもきちんと実践している。運動もそれなりにやっている。でも体重が変わらない、体調が優れないなどは代謝が回っていないことが原因かもしれません。
個別の状況から判断して、原因を特定しないといけません。
かかりつけのお医者さんや専門家の判断をあおいで実践するようにしてください。