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腸活

「ワクチン要らず?!」腸内フローラと免疫の仕組みについて

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腸、もしくは腸管(腸の中の空間)は他の臓器と異なる特徴を持っています。

それは・・

腸、腸管の特徴

内なる外

無数の腸内細菌が存在

腸は「内なる外」

腸管は心臓や肝臓、腎臓などの臓器と大きく違っている特徴があります。

それは、体の内側に存在しているけれども、外界と接触しているということです。

その独特な特徴から腸管は「内なる外」と呼ばれています。

実際、私たちが食べ物や水などを摂取する際に、口から入って、胃を通過して、腸管へ達します。

つまり、腸管は腸内(管腔)に存在する異物に、常にさらされているということになります。

外界に存在するウィルスや細菌(病原菌)なども異物に含まれます。

腸内細菌の住処

他の特徴として、腸管内には無数の腸内細菌が生きています。

腸内細菌は腸管管腔内で、さまざまな物質を作り出しています。

代表的なものとしては以下の通り

代謝産物(短鎖脂肪酸、二次胆汁酸など)

細菌の構成成分(DNA、リボポリサッカライドなど)

細菌産生物質(バクテリアオシン、ポリアミンなど)

を産生しています。

腸内細菌との共生と病原性細菌に対する攻撃

人の体はこれら腸内細菌や腸内細菌が作り出す物質に適切に利用して、健康的な心身を作り出しています。また、そのための腸内環境も作っています。

逆に、病原性大腸菌(サルモネラ菌など)などの体にとって害となる病原性の細菌が腸管に侵入した際には、攻撃して排除する必要があります。

このように腸管は腸内細菌に対しては「共生」、病原性細菌に対しては「排除」といった働きを、柔軟に使い分けています。

このように、腸には、他の臓器とは異なった特徴的な免疫細胞、免疫システムが存在します。

物理的バリア

小腸、大腸は上皮細胞によって覆われています。

この上皮細胞によって、栄養素や水の吸収という役割と、外から侵入してきた有毒な抗原に対してのバリア機能が果たされています。

となりあう上皮細胞はお互いに強く密着して結合(タイトジャンクション)していることで、有害物質に対してバリア機能を発揮します。

しかし、異常が起こって、バリア機能が作用しなくなると、普段無害な腸内細菌が体内に侵入して、炎症性の超疾患や敗血病などの病気を起こしてしまいます。

小腸の上皮細胞は、上皮幹細胞から幾つかの段階を経て分化します。その1つに「パネート細胞」という 抗菌物質を産生する細胞があります。

大腸にはこのパネート細胞は存在しないそうです。

生物学的バリア(粘膜免疫系)

腸には上皮細胞(一次バリア)に加えて、免疫細胞(二次バリア)によっても有害な抗原を排除しています。

これには粘膜固有層に存在する免疫細胞が関わっています。

まとめ

腸は消化器官としてのみ働いているのではなく、独特の免疫機能をもっています。

腸活を正しく実践することで、腸の働きを整えておくと、ダイエットだけでなく、日々の健康に役立たせましょう。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。