赤痢菌 悪玉菌
科:Enterobacteriaceae 属:Shigella
大腸菌の一種の赤痢菌です。
赤痢菌とは、ヒトとサルのみを自然宿主として、その腸内に感染する腸内細菌の一種です。
ヒトには主に汚染された食物や水を介して経口的に感染し、赤痢の原因になります。
赤痢とは?
赤痢は、経口感染する急性腸炎です。
世界中でまん延していて、日本でも発展途上国からの帰国者などで多く発生しています。
保育園や学校、福祉施設、宿泊施設などでは、人と人の接触が多いため集団発生になることがあります。
強い感染力
感染力が極めて強く、少量の菌でも感染します。
便とともに排出されるので、感染した人の手指や触れた食品がほんの少し汚染されていても、経口感染します。
おにぎりや握り寿司、水、乳幼児がおもちゃを口に含んだりすることによって感染します。
赤痢の症状
潜伏時間は1~7日(多くは4日以内)で、症状は大腸炎(粘膜の出血性化膿炎)、発熱,下痢,おう吐、腹痛、しぶり腹、膿・粘血便等です。