Streptococcus thermophilus ストレプトコッカス サーモフィリス
サーモフィルス菌とは
ストレプトコッカスは連鎖状の球菌の仲間(属名)です。
培養しやすく、風味や食感の良い発酵乳ができるため、国内で市販されている多くの乳製品にも使用されている代表的な乳酸菌の一つです。
サーモフィルス(thermophilus)とは熱を好むという意味があり、45℃で増殖しやすく、60℃30分の加熱殺菌でも死滅しません。
牛乳に含まれる乳糖を材料にして、多量の乳酸を産生する乳酸菌の仲間です。
ヨーグルトやチーズの「種」(スターター)として伝統的に用いられています。
伝統的なヨーグルトでは、ブルガリクス菌が作った「アミノ酸」を利用して、サーモフィルス菌がブルガリクス菌の増殖を助ける「蟻酸」を作るといった菌同士の共生関係があることも知られています。